3月14日習熟度別授業を実施している荒川区を訪問しました。当日は大変忙しい中を石橋教育長様から直接お話を伺うことが出来、大変有意義な視察と成りました。荒川区では、平成14年から全国に先駆けて習熟度別授業を取り組んだと言うことです。
しかも、義務教育についての明確な見解を持ち「義務教育には「落ちこぼれ」に対して何も手を打たない事が最大の人権上の問題だと考え、その落ちこぼれをなくすことが習熟度別学習と考え、従って習熟度別学習は人権教育そのものである」と言う明快な考えの基、当然、先生にも成果を期待し、それが出来なければ、教育委員会として徹底的な指導をすると言うことでした。解らない事が解る喜び、学力が伸びる喜びを知らしめる事が教育であり、子供の幸せに繋がると、教育長の言葉は一言一言もっともなことで、子供を思う信念と情熱を強く感じました。
三郷市では、昨年から学校選択制を導入し、本年度は瑞穂中学に104名の学区外からの入学希望がありました。よりよい教育環境を求める事は当然で、この事実を冷静に受け止め、義務教育としてどの様な学習環境を作るかを考えなければ成らないと思います。学校選択制の次に来るのは、習熟度別授業の導入であると思います。そのことを強く感じました。
荒川区役所と庁舎前公園です。