群馬県板倉町の板倉ニュータウン事業を視察する。     

 8月20日、私の友人が群馬県板倉町に勤めており、板倉ニュータウン開発に関わったと言う事でしたので、個人的に街作りについて
視察させて戴きました。
群馬県板倉町は、埼玉県の最北端の北川辺町の北側の町で、利根川の洪水防止のため、広大な渡瀬遊水池に隣接する町です。
板倉ニュータウンは、平成9年にまちびらきをした新しい街です。このニュータウンの価値を飛躍的に上げたのが、東洋大学の誘致でした。
東武鉄道の駅舎の建設が大学誘致の大きな要因となり、又、当時の町長の決断、又、当時企画課長であった友人の人的ネットワーク
により大学誘致など不可能と思われた事が、大学側から町に何の要望もなく誘致できたと言う事でした。用地買収、代替え地斡旋と小さな町の
スタッフでは困難と思われた事業も約1年半で218haの買収が出来たと言う都でした。
町を歩いても、ゆったりした街区、遊水池を兼ねた親水公園、広い宅地と、田園に広がるニュータウンは、羨ましいほどの住環境でした。駅前の状況
はまだこれからですが、街のゆとりみたいなものを感じました。
友人の「我々が夜中までして地主さんと話し合いをして造った街なので、議員なんかに勝手な事は言わせない」と言う事いっていましたが、それだけ
思い入れし、自分の町をよくしようと言う職員が何人いるのでしょうか。そんな仕事を是非やってもらいたいものです。


        
    駅から区画整理全景をみる          広大な親水公園                 1区画60-70坪のゆとりある住宅地