自民党会派の行政視察が2月7-9日に、三重県の伊勢市、亀山市、における街作りと企業誘致についての視察とシャープ亀山工場を見学して来ました。
私は、所要があり伊勢市の視察は出来ませんでしたが、亀山市とシャープの液晶テレビアクオスを製造している工場を視察する事が出来ました。亀山市は、亀山城の城下町として、又、東海道五十三次の宿場町として古くから栄、現在も城の一部を残しています。又、平成17年1月にお隣の関町と合併し人口48670人の亀山市が誕生しました。旧関町には、江戸時代さながらの町並み「関宿」が現在も残り、現在私たちが使う言葉の「関の山」と言う言葉の語源は、関宿の祭りから生まれた言葉と言う事でした。
亀山市は、シャープの液晶工場誘致に45億円の補助を出し、三重県も90億円を補助し誘致をしたと言うことでした。しかも、工場団地は、住友商事による工場団地の開発と言うことでした。シャープはここに33ヘクタール土地に延べ24100u工場を建て、総額1000億の投資をしたと言うことでした。関連の大手企業も隣接地に建設され、ハイテク企業団地と言った処でした。ハイテク工場と言うことで期待していた雇用は少なく、経済的波及効果については、手放しで喜べると言う印象ではありませんでしたが、ただ、人の動きが増えビジネスホテルが2件オープンしたと言うことでした。亀山市はロケーションもよくシャープは亀山市を結ぶトライアングルの中に工場を要した事も亀山に工場を立地した大きな理由と言うことでした。大きな工場棟は多くが企業秘密と言うことで実際の工場内視察は液晶テレビアクオスの一部の組み立てラインのみでした。

企業誘致は行政が積極的に取り組まなければ実を結ばないと言うことを感じました。   
三重県に唯一残る城郭建造物
今も残る関宿
シャープ工場内で説明を受ける