電子投票を実施した岡山県新見市を視察する。   

 10月7−8日、自民党市議団7名は全国で初めて「電子投票」実施した岡山県北部の新見市を視察しました。
新見市では、去る6月23日の市長、市議会選挙にコンピューターのタッチパネルを押す事による投票を全国に先駆け実施しました。投票締め切り後
開票はわずか25分で終了する事が出来たと言う事でその結果については、十分満足出来る事であったと言う事でした。
政府のe−Japan計画が示すように今後、自治体のIT化が急速に進み、いわゆる電子自治体の出現が目前に迫ってきています。
そんな中、選挙投票の電子化を実施したのが新見市でした。実施にあたり、市民の戸惑いは、スムーズに出来たのか、問題点は等々疑問の点
がありました。しかし、当日のトラブルは4件ありましたが、大したトラブルではなく総じて大成功であったとの事でした。ただ、不在者投票について別個開票
した事が問題であったと言う事でした。
新見市は、三郷市の15倍以上の広大な市域を持っていますが、人口流失が続き、ピーク時は4万人をようした人口は、現在24000人と、文字通り
過疎の市であると言うお話でした。しかし、市長は「人口は過疎であるが、情報の過疎になってはいけない」と言う事で、市域内にネットワークを組む事は
もちろん、下水道工事の際、光ケーブルを敷設し、来年度より200世帯に光りケーブルの実験を始めると言う事を聞きました。私は、市長の「情報の過疎には
なるな」という考えがとても印象的でした。情報のについてどう考えるかによっては、過疎のまちでも最先端の情報を発信する事が出来るのです。
全国初の電子投票は大きくマスコミにも取り上げられ、一躍全国に名をはせた事により、外に出た市民から嬉しい反響があったと言う事でした。
駅前の土産物屋のおばさんに電子投票の感想を聞きましたら「何度も練習をやったので何の問題もなかった」と言う事でした。
新見市は、今でも全国から視察が絶えず、当日も2組の視察が見えていました。全国初の経済的効果は続き、駅前のビジネス旅館も視察のお客さん
でほぼ満室でした。

                
                自民党市議団7名です。 本人は右端です。
         
      実演を見る                  整備された、新見駅前です。過疎のまちとは思えませんでした。