原付乗りの憂鬱

私は原付スクーターに乗っています。
HONDAから出ているライブDIO−Sというやつなんですが。
このいわゆる「原付」、というもの、正確には「原動機付自転車」といいます。
これは、一般的には50cc以下のバイク(主にスクーター)を指します。

ちなみに、「スクーター=原付」ではありません。
125cc以下のスクーター(原付二種などとも呼ぶらしい)や、250cc、400cc、600ccのスクーター(ビッグスクーターなどと呼ばれる)も存在します。

さて、本題の「原付(一種)」ですが、これには他の二輪車よりも厳しい規制が敷かれています。
具体的に言うと、
●原付は交差点で右折してはいけません。二段階右折(一度直進して方向転換をしてから停止し、進もうとする方向の信号が青になるのを待って発進する)をしなければいけません。
●原付は30km/h以上の速度を出してはいけません。もちろん高速道路では走行できません。
などがあります。
逆に、原付にはメリットもあります。例えば、
●教習を受ける必要がなく、学科試験を受けて合格するだけで取れてしまう。
●よって、取る為にかかる費用も安く済む。
●普通自動車の免許を持っていれば、そもそも免許を取りにいく必要もない。
●普通のバイクに比べ、かかる諸費用が安い。
●小型なので、駐車スペースを取らない。
などです。

で、もちろん私はメリットに目をつけて原付に乗っているわけですが、はっきり言って主に気になるのはデメリットの方だったりします。
何でかといいますと、「二段階右折」・「30km制限」の二つが、異常なほど交通の邪魔になっているとしか思えないからです。
これはよく言われる話ですが、例えば車の立場から見ると、原付というのはすさまじくうっとおしい存在です。
何しろ、他の車は50kmや60kmで走っている所を、30kmで走らざるをえないのですから。
しょうがないので、避けられる場合は避けていくのですが、その場合でも右に寄らざるをえないので、やはり迷惑です。
その辺、原付に乗ってる身としてもつらいところで、私はできるだけ左に寄って走ったりして、追い抜きしやすくしているのですが…。
また、しょうがない時には30km制限を無視して走行します。
でも、これって違反なんですよね、一応。
ある程度はさすがにお目こぼしがあるようですが。
ちなみに二段階右折違反(普通に右折してしまった)は、ばっちり捕まります。
ていうか、私1回それで捕まりました。
そんなわけで、大体原付に乗ってる人は、マナーと法律を重視している人は45km程度で走行していると思います。
でも、これってすごくストレス溜まるんですよね。
「周りの車に迷惑をかけてるような気がする」
っていうのと
「違反をしている」
っていうのの板ばさみになってて。

で、私の考える折衷案。
はっきり言って原付免許にはメリットが過剰で、しかもデメリットが大きすぎます。
よって、「手軽さ」を削って「規制」を緩くすべきではないか、と。
例えば、免許取得の為に何時間か実技教習を義務化し、その分二段階右折を廃止、速度制限を45kmにする、なんて感じです。
とにかく、「そこまでいらないよ」ってぐらいお手軽で、「ここまで取り締まらんでも」っていうぐらい取り締まっているのが現状ですので。

ちなみに、現在のところ一番簡単なのは二輪免許(小型限定でもよいから)を取ることだと思います。
はい、私は二輪免許を取りました。

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