「ペルソナ−T」システム

1、「ペルソナ−T」システムの概要
「ペルソナ−T」(「ペルソナ−Takabumi」)システムとは、「ペルソナ−T」(後述)の定義を明確にし、それによって「ペルソナ−T」の責任と権利をはっきりさせるためのものです。
システムの構成は、
・「ペルソナ−T」の定義
・「ペルソナ−T」を生み出すにあたっての資格
・「ペルソナ−T」の活動範囲における権利
・「ペルソナ−T」の活動範囲における責任の所在
・「書き手」と「ペルソナ−T」の関係
これらの明文化された文章によるものとします。

2、「ペルソナ−T」の定義
「ペルソナ−T」は、ネット活動を行っている「書き手」の人格の一側面を、ネット上において発言権と名前を与える事によって、独立した存在として活動を行う事ができるようにしたものです。
これが意味するところは、「ペルソナ−T」は、例えばバーチャルネットアイドルなどとは違う存在だと言うことです。
もっとも有名なバーチャルネットアイドルであろう「ちゆ12歳」の場合、こう記述されています。「ちゆは実在する肉体を持っていません。バーチャルな世界にデータだけが存在する電波少女です」
「ペルソナ−T」は、「書き手」という実在する肉体を持っています。また、「ペルソナ−T」はネット上に存在するだけの架空の存在ではなく、ネットから離れた現実の世界でも(顕在化するかどうかは別として)「書き手」の人格の中の一側面として存在しています。
また、「ペルソナ−T」はHN(ハンドルネーム)とも違います。HNは実在する「書き手」のネット上での名前であり、HNはイコール「書き手」として扱われます。それに対し「ペルソナ−T」は「書き手」の人格の一部ではありますが、イコール「書き手」を表わしません。

・「ペルソナ−T」を生み出すにあたっての資格
「ペルソナ−T」は前述の通りイコール「書き手」ではありません。よって、「ペルソナ−T」がネット上で引き起こした問題については責任の所在が明らかではありません。ですから、そういった場合のために(また、「ペルソナ−T」が悪意を持って使われる事のないように)、「ペルソナ−T」の人格を包括して持つ「書き手」の明確な存在が必要となります。
「書き手」は、自分が持つ全ての「ペルソナ−T」について、その「ペルソナ−T」が自分の管理下にあることを明示しなければなりません。
また、それにあたって、「書き手」は自分とイコールであるHN(すなわち「Takabumi」)を明示しなければなりません。

・「ペルソナ−T」の活動範囲における権利
「ペルソナ−T」は、許されたサイト内(最も典型的な例は自サイト)において、自由に発言する事ができます。また、「ペルソナ−T」は小説、詩、主張文などの執筆活動を行う事ができます。ただし、執筆活動・及び発言に関しての責任は、「書き手」自身が負うものとします。よって、執筆活動におけるいわゆる「文責」は、「ペルソナ−T」は持つ事ができず、より上位の存在である「書き手」が持つ事になります。
また、「ペルソナ−T」は執筆活動などを通して、サイト内の各コンテンツを担当することができます(ただし、文責は「書き手」が持ちます)。この限りにおいて、「ペルソナ−T」はサイト管理人補佐を名乗る事ができます。
しかし、「ペルソナ−T」は同じ「書き手」の人格から生まれた他の「ペルソナ−T」を「サイト管理人補佐」の名のもとに、裁いたり処罰を与える権利を持ちません。もちろん、「ペルソナ−T」が「書き手」を裁いたり処罰するなどは論外です。そういう意味では、「ペルソナ−T」が持ちうる「サイト管理人補佐」という肩書きは実質的にあまり意味を持ちません。

・「ペルソナ−T」の活動範囲における責任の所在
前述の通り、「ペルソナ−T」の活動の全ての責任は「書き手」にかかってきます。
謝罪を行う時は「書き手」が責任を持って謝罪を行うべきです(この時、当該「ペルソナ−T」も合わせて謝罪するのが誠意だと私は思います)。
また、例えば自粛を行う場合、「書き手」みずからがその対象となるべきです。当然、従属関係にある(後述)その「書き手」が持つ全ての「ペルソナ−T」は同様に自粛を行うべきです。特定の「ペルソナ−T」に自粛を押しつけて、他の「ペルソナ−T」や「書き手」本人が自由に振舞うような悪用は厳禁です。
謝罪や自粛など以外の、外部からの処罰や警告については、「ペルソナ−T」システムの関与するところではありません。一般的に、現実世界における法や、特定のサイト内の規約の違反などについてはそれぞれ処罰が明確に既定されており、そのほとんど全ての場合において、「書き手」本人に対して行使されるものと思われます。

・「書き手」と「ペルソナ−T」の関係
「ペルソナ−T」は「書き手」に完全に従属します。
これは、「ペルソナ−T」が「書き手」の人格の一側面を、ネット上で形にしたものであるということを理由とします。よって、「ペルソナ−T」、もしくは「書き手」自信が外部から処罰を受けた場合(例:ある掲示版に書き込みを禁止されたなど)、別の「ペルソナ−T」を使って処罰をくぐりぬけようとする行為などは厳禁です。
「ペルソナ−T」とはあくまで、「書き手」の人格の一側面を擬人化する事により、より多彩な表現を行うのを可能とする事が主眼である事に留意してください。また、そのような自由な表現活動としての「ペルソナ−T」を守る為にも、決して「ペルソナ−T」を用いて悪意ある行為や責任逃れを行う事のないよう注意してください。

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