贖い


やったら、やり返される−

「ま、やったらやり返されるなんて当たり前の事だしオイラだって怒る時は怒る。
でもそればっかだとキリがねえからな。
誰か出来る奴でいいからガマンしたり、どっかで止めてやらなきゃならねえ」
−シャーマンキング22巻−

「私なら、死には死をもっての贖いしか求めない。
誰だってそうでしょう。普通の人間なら。
祥の言ってるコトは正しいけれど、あんなのは現実に通用しない愚かな子供のキレイゴトでしかないわ」
「そんな…そんなコトを言うために私を呼んだの?あなた。
あなた、一体−」
「−だからこそ。
祥の願いを叶えてくれてありがとう。
ありがとう。
あの子の理想(キレイゴト)を現実にしてくれて」
−特攻天女22巻−

どう思えば、みんなが幸せになるのか。
どうすればみんな傷つかずにすむのか。
どうやったら血を流さずに済むのか−。

私は知っていたハズだ。
だけど−止められない感情があった。

理想−キレイゴト−を現実にする力は今の私にはない。
私には血塗られた道を歩くしか選択肢はなかった。
それでも、知っていてもその道に踏み出したなら、覚悟がある。
歩き続ける、覚悟がある。

二度と引き返せない道でもいいなら戦え
それが…多分覚悟なんよ
−シャーマンキング22巻−

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