同級生の一部の方はご存じのようでしたが、飛田川と鹿口の中間あたりに
「やまなみ」と言う障害者の福祉施設があります。見晴らしのよい高台に鉄筋
コンクリート造りの結構立派な施設です。これが私の長兄の夢の跡です。
この施設の仕事は精神に異常をきたした方々が働きながら療養に努めるのをア
シストすることが中心です。実は小学校の教員だった兄がウツ病を患い、同じ
仲間達のために兄嫁と二人三脚で作り上げた施設なんです。最初は粗末な建屋
で細々だったのですが県に申請して本格的な施設としてオープンしたのが7年
ほど前のことでした。少なからぬ寄付をしたお陰か?兄嫁が理事長、長兄が患
者兼理事としてスタッフの皆様の協力を得て運営して来ましたが、5年前に長
兄は志半ばで他界しております。兄嫁も今年で理事長を引退しました。
しかし国や県の方針で、その施設では生産活動を行いそこで収益を得ることが
義務づけられているのが実情で運営は決して楽ではないらしいのです。
そこで周辺の農地でカボスを中心に農作業に励んで何らかの売上げを出すこと
も仕事の一部(現在の兄嫁の仕事の大半?)になっています。
そんなことを今更紹介しようと思ったのは、そろそろ定年を迎えた皆さんの
中でボランティアとして協力して頂ける方もおられるのではないかと勝手に
期待したからなのです。確か阿南福登先生もそんな協力者のお一人だったと
記憶しております。何ができるのか私にも良く分かりませんが関心を持たれる
方がおられましたら TEL 0974-63-3204 にコンタクトして頂けますでしょ
うか。せいぜい何かの行事のアシスタントぐらいだと思いますが。
その他にも最小限の農薬で育てたカボスや野菜の販売もしておりますので同じ
電話番号で申し込みができると思います。(ちなみに我が家のカボスはその方法
で毎年調達しております)
久しぶりに兄嫁と話してそんな思いがつのりましたので、この掲示板を借りて
ご紹介させて頂きます。それが私にできるたった一つのことですので。
やまなみのホームページは http://yamanami.cx/ です
[2008年12月4日 14時51分44秒]