たかみか通信 2006/3〜4月   2006/ 4/ 1発行

 何処に行っても満開の桜が温かく迎えてくれる一年で一番華やかな季節となりました。前号の「たかみか通信」で、大賀美香でいこうと書いたら、普段自分から電話してこない母からすぐに電話があって、「今までの通称名で無事に過ごせているのだから、そのままでいいんじゃないの? 今年はたか聡くんの厄年でもあるのだから。」と怒られました。通称名に反対しているとばかり思っていた母が、そんな風に言ってくるとはビックリでした。という訳で、時と場合によって違う名前で皆様にはご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。


「鏡の法則」野口嘉則さん

 新百合ヶ丘駅近くにある自然食品店「ナッチュ」。こちらをご利用の方はご存知かと思いますが、そこから毎月「あら、そーなの伝言板」というのが発行されています。いつも楽しみに読んでいるのですが、今回特にとってもよかったので、ほんの一部になりますが、ちょっとご紹介します。
 vol.127〜128の2回に渡って掲載されたのが「鏡の法則」というもので、息子のいじめに悩む主婦(A子)と不思議なコンサルタントの実話に基づくお話です。

 結論からいうと、息子のいじめの問題は、A子さん自信の問題だったということです。A子さんがご主人を尊敬できていないところに原因があり、ご主人を尊敬できない理由は、A子さんとそのお父さんとの関係に起因していると言う話です。なんかまどろっこしくてよくわからないかもしれませんが、自分の父親に対して『許せない』思いが、本当の原因なのです。
 で、どうやって解決していったか。まず、お父さんに対して、『許せいないこと』、恨みつらみなどの怒りをできるだけ具体的に思い出して、細かく、思いっきり紙に書きなぐる。次に、『父に感謝できること』を紙に書く。それから、『父に謝りたいこと』を書く。そしたら、『感謝できること』と『謝りたいこと』を、勇気を振り絞って、直接本人に伝えるのです。

 そうすることで、お父さんとのわだかまりがうそのようにとけていくのです。知らず知らずのうちに、これまでお父さんに対してとってきた態度と同じことを、ご主人にもやっていて尊敬できずにいたということです。
 詳細は、別紙をご覧くださいね。この通信をメールで受け取っている方で、欲しい方には別紙を送りますので遠慮なくどうぞ。

 一昨年〜昨年にかけて、受講していた"真我"心の学校で、まさに、同じようなことをやったんです。昨年の父の誕生日に帰省した私は、父に感謝と謝りの言葉を書いた紙を読みあげました。私はボロボロとひとりで泣きながら読み、両親は、ニコニコと照れ隠しのように笑っているだけでしたが、自分の気持ちを伝えて本当によかったと今でも思っています。
 心って本当におもしろいですね。自分が変わるとまわりも変わっていくんですね。昔に比べて、私自身、少し素直になれた気がします。



ベストセラー「食品の裏側」

 もうお読みになった方も多いかもしれません。安部司さん著書「食品の裏側」。食品添加物の神様とまで言われた元トップセールスマンが書かれた本です。当時の彼は、添加物のすばらしさを知らない加工食品業者に教えてあげなくてはいけない!添加物で新しい食文化を作るのだ!と意気込んで仕事をしていたそうです。
 しかし、娘の誕生日に久々に家族と食事をしたときのこと、食卓には自分が開発したミートボールが置いてありました。それは、「端肉」という牛の骨から削り取る肉とも言えない、ドロドロのクズ肉が原料で、30種類の添加物を加えることで、おいしいミートボールに甦らせたものだったのです。

 大ヒット商品となった為、そのメーカーはこの商品だけでビルが建ったとも言われたほど。彼は慌ててミートボールの皿を手で覆い「食べちゃダメ」と言ったのです。その時はじめて、自分が自信を持って開発していた商品は、自分の子どもたちには食べて欲しくなかったものだと気づいたそうです。その日、眠れない夜を過ごし、翌日、会社を辞めました。
 この本を読むと、添加物のすごさがよくわかります。少々ご紹介。

■ドロドロに柔らかく、粒がない低級タラコが添加物の液に一晩漬けるだけで、たちまち透き通って赤ちゃんのようなつやつや肌に生まれ変わり、身も引き締まって、しっかりした硬いタラコに。
■そのタラコをさらに20種類以上の白い粉(添加物)で明太子ができあがる。化学調味料の量の多さは明太子以上のものはない。
■コーヒーに入れる「コーヒー用クリーム」は、水と油と添加物だけで出来ている。

■長持ちする「カット野菜」「パックサラダ」は、殺菌剤(次亜塩素酸ソーダ)の入ったプールに数回入れられる。メーカーによっては、シャキシャキ感を出すために、さらに「PH調整剤」のプールに入れられる。
■「1リットル1000円」と「1リットル198円」の違いは?
■1本の純米酒から10本の酒ができる。

 そして、この本の中で、私が一番おもしろいと思ったのは、コンビニ大好き独身サラリーマンN君の一日と普通の主婦F子さんの一日の比較です。どちらが添加物の多い食事だと思います?

◆N君 朝食―コンビニのハムサンド
     昼食―スーパーのお弁当(豚キムチ)、インスタントコーヒー(クリームパウダー付)
     夕食―カップめん、おにぎり(昆布)、パックサラダ(ツナ・コーン入り)
  このメニューでN君は一日で60種類以上の添加物を摂取しています。

◆F子さん 朝食―ご飯、味噌汁、漬物(たくあん)、焼き魚、明太子、かまぼこ
       昼食―(買物のついでに寄ったデパートの地下で買った)太巻き寿司
       夕食―カレーライス、サラダ(ドレッシング付)

 なんと!F子さんは少なく見積もっても60〜70種類の添加物を摂取しています。
 どうですか? コンビニやインスタントのものを避ければいいという単純なものではありません。加工食品に頼っている限り、添加物の摂取は同じ、あるいは、それ以上という現実に気づきましょう。
 そして、恐ろしいのは、添加物に慣れていると、添加物入りはおいしくて、素材そのものが生きた食べ物はおいしくないと感じるようになることです。特に子どもさんには要注意ですね。


以上


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