たかみか通信 2007年冬号(10〜12月)   2007/11/15発行

 最近読んだ本に「おいしいハンバーガーのこわい話」というのがあります。ファーストフードが、世界中の牧場や食肉加工業などにどれだけの影響を与えているのか、正直想像以上でした。私たちが物を買うという行為は、その商品を、その商品に関わる会社の考え方や行動などすべてを支持していることになり、それに1票投じていることと同じです。
 この本の最後に書いてあることを紹介しましょう。

「店内に入って、…(省略)…、そして考えよう。この食べものはどこから来るのか、どこでどんな風に作られているのか、ほうぼうにどんな影響があるのか−そういうことをどうか考えてほしい。その上で注文しよう。あるいは背を向けて、ドアからでていく。いまからでも遅くはない。ファーストフードがいっぱいあるところで暮らしていても、あなたはまだ、自分の好きなように行動できるのだから。」

 今、「いのちの食べかた」というドキュメンタリー映画も全国で公開中です。都心では渋谷のシアター・イメージフォーラムです。こちらも観に行けたらと思っています。食は命そのものだから…。


コーヒーエネマでデトックス(解毒)!

 "コーヒーエネマ"ってご存知でしょうか? 「エネマ」とは浣腸のこと、つまりコーヒーを使った浣腸のことです。真の健康を得る為には、宿便を排泄して、汚れた腸をきれいにすることが欠かせません。その為に、当院の施術では、まずお腹を緩めていくことからはじまりますし、食事が何より大切です(少食や動物性食品を控える)とお話しています。だけど、なかなか食事を変えることって難しいですよね、そこで、手っ取り早く、腸をきれいにするのに、このエネマが強い味方になってくれるのです。

 私もガンの自然療法で有名なゲルソン療法や、内視鏡を発明した世界的な胃腸のドクター新谷弘実先生の著書で、コーヒーエネマのことは以前から知っていて、「きっととても身体にいいんだろうなぁ〜」とずっと思っていました。しかし、浣腸なんて、(記憶に残っている範囲では)やったことないし、浣腸をしてまで健康にならなくても、食改善で十分元氣になったし、気にはなるけど、まぁいいかぁとずっと思っていました。

 最近、友人がコーヒーエネマを始めて、とても調子がいいと言うではありませんか。う〜ん、やっぱりここはひとつ試してみるしかなかなぁ…、私が必要なくても、まわりには必要な人はたくさんいそうだし…、自分で経験してみないことにはなにも語れないし…、色々考えた末、腹をくくって、とにかくはじめてみることにしました。

 そしたら、なんと、すっかりハマってしまい、始めたその日から一日たりとも空けることはなく、毎日続けていて、2ヶ月程になりました。始める前には、エネマしないと排便ができなくなるんじゃないか?とか、毎日やるのがおっくうになるのでは?とか色々心配があったのですが、心配事は全部吹っ飛びました。エネマに慣れても、必要に応じて自力排便もあるし、なんといっても、腸がどんどんきれいになっていくのが、すごくよくわかるので、それが、楽しくてしょうがないんです。以前に、甲田光雄医師の澄し汁断食とかで、宿便を出したことがありますが、それと同じような便が、断食していないのに出てくるし、とても臭いガスも出るし(腸が改善している証拠)、いやぁ、おもしろい!おもしろい!

 そうこうしているうちに、身体がすっかり解毒モードになったために、10月は、9年ぶりに高熱(39.2度)を出す風邪を引いてしまいました。普段から気をつけているようで、ここ1年半は、忙しくて思うような食事が取れない状況だったのもあり、かなり毒素を溜め込んでいたようです。

コーヒーエネマの効用は以下の通りです。

コーヒー浣腸溶液が消化管内に溜まっている間も、全身の血液は肝臓を3分毎に通過しており、カフェインに触れた直腸の血管は拡がり、肝臓の門脈(解毒に関わる静脈)も拡張し、同時に胆管は血液で膨張し、胆汁液も増え、解毒が促進される。また、余分な脂肪が分解され、結果ダイエットにつながる。
直腸に溜められた溶液は、内臓神経系を刺激し、蠕動(ぜんどう)運動を促進する(便秘解消)。

 よりきれいになりたい方、より健康になりたい方は勇気を持って是非試してみられるといいですよ。私が使っているのは、潟nウが出している「セレブカフェ」です。100mlを水で1Lに薄めて使います。ご興味のある方は、たかみかまでご相談ください。


<便秘について>
 便秘は万病のもとです。理想的なお通じは、1日に2〜3回(食事回数分)、バナナ状の便が1〜2本つるりんと出て、排便後はお尻を拭く必要がないほど、汚れなくて、気持ちのいいものです。まさに快便。そんな排便ではない方は、要注意です。腐敗した便が放つガスが血液と一緒に体中を駆け巡って、肩こり、頭痛などの何気ないものから難病までの原因になっている可能性があります。

 薬を使って、排泄しているから安心!なんて思わないで下さいね。薬は無理やり蠕動運動を起こさせるので、自然な排便ができなくなります。これは、アロエやセンナ、大黄などの薬草を使ったものも同じで、この手のタイプは、腸が黒ずんで、ポリープやガンができやすい状態になるそうです。

(参考図書:「腸の健康革命(新谷弘実)」「病気にならない生き方2(新谷弘実)」
「ゲルソンがん食事療法(シャルロッテ・ゲルソン モートン・ウォーカー)」)



冬の生水の飲み方

 生命たるもの、水がかかせません。それは、ジュースでもビールでもお茶でもコーヒーでもなく、「ただの水」です。人間の身体は水でできています。水があるからこそ、身体の隅々まで栄養や酸素を届けられるし、老廃物も排泄できます。水を飲む習慣のない人は是非少しずつ飲むようにしたいものです。よい水は血液中のコレステロール値や中性脂肪を減らすのにも効果があります。
 でも冬になると、やっぱり水は飲みにくくなりますよね。そこで提案です。お茶などを飲むときに水で割って飲みましょう。アツアツの飲物を半分近く水で薄めるのです。そうすると、丁度飲みやすい温度になるし、生水はちゃんと取れるし、一石二鳥です。薄くなるのが気になるようなら、最初からちょっと濃く作っておけばいいですよね。お茶やコーヒーでは水分補給にならないことを忘れないでね!
 もうひとつ大切なのは、食事中や食事のすぐ後には水分は取らないこと。胃酸が薄まって、消化不良になります。水分は空腹時や食事の30分前までに。
(参考図書:「病気にならない生き方(新谷弘実)」「水の健康学(藤田紘一郎)」)


以上


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