たかみか通信 2007/3〜5月 2007/5/7発行
楽しみにしていたゴールデンウィークも終わり、4月から新生活を送っていた方には、いい休養ができたのではないでしょうか。
我が家の今年のGWは、親の金婚式(結婚50周年)という大イベントがありました。子(私と兄たち)と孫は皆、東京近郊在住なので、福岡から両親に来てもらい、5年ぶりの全員集合となり、こちらに住んでいる叔父(母の弟)夫妻にも参加して頂き、総勢14名での食事会となりました。孫も中学生から大学生までと皆大きくなり、会話も弾み、あっというまの4時間でした。
翌日は行ける人だけで箱根に1泊。私も久しぶりの温泉。それはそれは楽しいGWとなりました。両親に楽しんでもらえたのが何よりもプレゼントになったかと思います。親孝行ができる幸せに感謝です。
血液型別健康法
以前にも紹介した銀座にあるJMSビルクリニック。ここで血液画像観察をしてくれていた吉原正登先生の著書「血液は語る!」から、血液型別の健康法をご紹介します。同じものを食べても人それぞれ消化分解能力の違いで血液画像も違ってくるようです。吉原先生は実際に血液画像を見れば、ある程度、血液型を言い当てられるようになったころ、『ダダモ博士の血液型健康ダイエット』という本と出会い、うなずけることが多かったそうです。下記は「血液は語る!」からの抜粋です。
日本人の血液型で一番多いのは、全体の40%を占めるA型です。次にO型、B型、AB型という順になります。弥生時代からの農耕民族である日本人に、A型が多いことは不思議ではありません。2番目にO型がくるのは、たぶん狩猟民族だった縄文人の血液が混じっているからと考えられます。
遊牧民のB型はユダヤ人やインド人、中国人にも比較的多い血液型ですが、世界のほかの地域と違い、遊牧民の侵入を受けなかった日本では少数派です。AとBの交流から生まれたAB型になると、さらにぐっと少なくなります。
●O型の健康法
人類誕生からつづくO型は、粗食に耐えられる丈夫な消化管を持っています。逆境を生き抜かなければならなかったので、免疫力も強すぎるぐらい強いのが特徴です。
狩猟生活で培われた消化管は、肉や魚などのたんぱく質をよく吸収します。脂肪の少ない赤み肉は週3〜5回が目安で、鶏肉なら週3〜4回。胃酸が多いので胃酸過多の予防に、バランスよく野菜を食べることもすすめられています。
胃酸や胃潰瘍が多いので胃炎や胃潰瘍が要注意です。関節にもウィークポイントをかかえています。甲状腺ホルモンの分泌が少ない傾向があり、これが進むと、むくみや疲労などの症状が現れます。魚介類に多く含まれるヨードが、衰えた甲状腺機能を向上させてくれるはずです。
●A型の健康法
人類が農耕生活を始めるようになって、はじめて出現したA型には穀物と野菜中心の食生活が適しています。消化器系が繊細にできていますから、加工食品はできるだけ遠ざけ、自然に近い食べものをとることが良いようです。ダダモ博士によれば、A型は人類最初のベジタリアンです。肉はひかえめにして、せいぜい週1度。鶏肉なら、もう少し回数を増やしても大丈夫でしょう。
繊細な消化器系を持つA型の人は、免疫系もたくましさに欠け、感染症にかかりやすいのが特徴です。心臓病や糖尿病にもなりやすいので、動物性食品のとり過ぎからくる肥満や高血圧、動脈硬化には充分気をつけてください。
●B型の健康法
B型の性格的、体質的な特徴を一言でいえば、すぐれた適応力でしょう。遊牧民として世界各地へ移住し、さまざまな環境に適応してきた先祖の"血"が流れています。バラエティーに富んだ食材をバランスよく食べることが、持ち前の体質にかなった食事法です。遊牧の民ですから、健康づくりには乳製品が欠かせません。
4つの血液型の中で一番丈夫なのが、B型かもしれません。バランスを崩すと自己免疫疾患や珍しい感染症にかかることもあるので注意が必要ですが、いわゆる生活習慣病にはきわめて強く、心臓や癌などにもすばらしい抵抗力を持っています。
●AB型の健康法
A型とB型の合体からできあがったこの血液型は、ダダモ博士によると、まだ1000年の歴史しかありません。体質的にもそれぞれの長所と短所を受け継いでいて、消化器系は繊細ですが、丈夫な免疫系をそなえています。
ただ、神経が過敏になる傾向があって、精神的なストレスをためやすいので、ヨガや瞑想などでストレスの軽減をはかるといいでしょう。
タダモ博士は、AB型のかかりやすい病気として癌、心臓病、貧血をあげています。この血液型の最大の弱点は、なんといってもストレスをためやすいこと。ほとんどの生活習慣病はストレスが大きなリスクになりますから、いつもリラックスを心がけ、たまったストレスはその日のうちに解消するようにしましょう。
いかがですか?思い当たる節はありませんか? 私はA型で、まさにこの通りで、ベジタリアンに近い食事が一番元氣でいられます。たかさんはAB型で、やはり精神的なストレスをためやすい方ですし、免疫系も丈夫な気がします。
著書でも「"万人向け"の健康法はない」と言い切っています。私とたかさんでは体質が随分違いますので、普段から必要とする食が違うのがよくわかります。とは言っても、やはり同じ日本人、何千年も穀物と野菜で営んできたわけですから、肉食中心の欧米人とは違い、草食に近い人種だと思います。
その中で、動物性食品が極端に少ない方が、身体がラクな人もいれば、少々とった方が元氣になれる人もいるということでしょう。
ですから、食改善で最終的に目指すところは、頭で考えた食事をするのではなく、自分の体が必要なものを食べたくなるような感性を磨くことが大切になると思います。今本当に自分が食べたい物は何なのか? 常に自分に聞いてみる。ただし、甘いもの、アルコール、パン、コーヒー、紅茶など、習慣性の強いものは、欲しいと思っても、本当に身体が必要だから欲しがっているわけじゃないことが多いので要注意です。
私も、「食べたいもの=身体が必要としているもの」となるようまだまだ精進中です。^_^;
上記の血液型別健康法を読んで、「そうそう」とか「いや私は違う」とか思うことがあれば、是非メール下さいね。
以上
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