たかみか通信 2008年9〜10月    2008/9/12発行
(2の月21日青い水晶の手)

 今年の夏は、玄米酵素を食べている2人の方から、赤ちゃんの写真をメールで届きました。2人ともとってもかわいく、私のパソコンの壁紙に貼り付けてあります。直接お会いすることがなくても玄米酵素を通じて、こんなしあわせなメールを頂けるなんて、本当にありがたいことです。


褌(ふんどし)にハマる

 ハマったのは、もちろん私ではなく、たかさんです。最初は、私がテレビで、エコロジストとして知られる女優の高樹沙耶さんが愛用していると聞き、その後、私が使っている「13の月のカレンダー」を販売している「こよみ屋」さんでも扱っているのを知って、注文。
 でも、寒がりの私は、どうしてもその上に、ズボン下のようなパンツを履いてしまうし、トイレは不便だし…、で結局慣れないまま、タンスにしまわれたのでした。
 それに目をつけたたかさんが、試してみると…ハマってしまったんですね。やっぱり褌は男性向きのようです。すぐに自分用の麻の褌を買って使いはじめました。
 トイレで小はもちろん簡単なのですが、大の時はどうするのか? 本人も悩んで、インターネットで調べたとおり、横にベロンとずらしてみたら、簡単だったそうです。

 麻は昔から邪気を払い、神様を招く植物とされていたそうです。また、褌は、日本人だけでなく、マヤ、インカ、エジプトをはじめ世界の先住民が愛用していた、体を締め付けず、優しく包み込んでくれる健康的な着衣です。
 そして、麻褌は人の生きる力(生命エネルギー)を引き出すものとされているようです。実際、化繊でできたゴムのパンツは、免疫力を20分の1にしちゃうとか。
 綿は、農薬がないと育ちにくいのに対し、麻は比較的農薬とかなくても育てやすいそうです。まるで、小麦と蕎麦みたいですね。(蕎麦は農薬がなくても育てやすいそうですが、小麦は難しいそうです。)
 特に日本の風土にも合っているようです。確かに、麻のお洋服も何枚か持っていますが、どれもお気に入りですね。何と言っても着心地がいい。それだけでしあわせになる感じです。
 麻、オーガニックコットン、シルク…、こういうナチュラルなもので体をつつんであげると、心も体も一段と元気になれます。



カフェインはなぜ体に悪い?

 食改善のアドバイスをしていると、「コーヒーはやめられないのよね…」とよく言われます。確かにコーヒーは麻薬的要素が強いので、煙草と同様なかなか止められないようです。煙草はさることながらコーヒーはそんなに悪いものではないと思っている方も多いのではないでしょうか。

 私は敏感なせいかコーヒーを飲むと調子が悪くなることもあり、健康にはよくない食品だとすごく感じるのですが、本当のところ何がよくないのでしょうか?
 一般に、頭をスッキリさせる(覚醒作用)、トイレが近くなる(利尿作用)などは知られています。PMS(月経前症候群)に関する本には下記のように書かれていました。

アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の研究者たちは、「カフェインは、細胞へのメッセージ伝達速度を遅くする神経伝達物質=アデノシンを阻害する」ということを発見した。カフェインを摂ると、アデノシンの遊離にブレーキがかかるため、神経受容体は、活動過多になったり受容過多になったりするのである。

そのため、落ち込むときは余計に落ち込んでしまい、イライラしたり心配事があったりすると、さらに度合いがひどくなる、カフェインはいかなる症状も助長するのである。カフェインの弊害は「警戒心を強める」ことに始まり、「不眠、神経過敏、不安感の増大」まで及ぶことを研究者たちは主張している。カフェインをいっさい口にしないようにすると、私たちの夜の睡眠パターンは向上するし、明け方の睡眠にも同じことがいえる。

コーヒーメーカーでいれた約300ccのコーヒーには約300mgのカフェインが含まれる。インスタントコーヒーではそれより少なく130ml程度だが、女性のからだに作用を及ぼすには十分な量である。アメリカでよく飲まれている「オレンジ・ペコ」という紅茶には、抽出時間によって異なるが、1杯あたり28〜46mgのカフェインが含まれている。

また、日本人が好んで飲む緑茶にも、コーヒーの約4分の1の量のカフェインが含まれている。チョコレートや清涼飲料水に含まれるカフェインにも注意する必要がある。コカコーラ、ペプシコーラ、マウンテン・デューなどの清涼飲料水1缶にも55〜65mgのカフェインが使用されている。


<「PMS(月経前症候群)を知っていますか?」リネヤ・ハーン著(朝日新聞社)>

 これはPMSに関する本なので、コーヒーをやめたら、PMSがよくなったことが書かれていますが、上記の内容からすると、からだのあらゆるところへ影響を及ぼしていそうです。パニック障害の方が、コーヒーを止めたら発作が起こらなくなったとか、妊娠中の胎児に異常が出ていたのが、コーヒーを止めて正常になった話など聞いたことがあります。
 心身に少しでも不安を感じているようでしたら、試しに一度、カフェインを絶ってみてはどうでしょう。

 コーヒーに似て非なる代りのものに、穀物コーヒー、たんぽぽコーヒー、ブラックジンガーなどありますが、たかさん曰く、「代りにはならない…」そうですが、人それぞれなので、是非お試し下さい(自然食品店で扱っています)。
 ちなみに私は、わずかに塩を入れた水(自然回帰水)か、水出しの健康茶(玄米酵素の「玄妙茶」など)や水で割ったハーブティーなどが好きです。



ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」

 ドキュメンタリー映画というと、ダラダラとした映像が続くのが多いのですが、この映画は、素人の方が撮ったとは思えないほど、映像も構成もしっかりしていて、100分があっという間でした。(私は泣きっぱなしでしたが。)
 私の大好きな南米ペルーにあるマチュピチュの遺跡の映像や、遺伝子の世界的権威、村上和雄先生(筑波大学名誉教授)や日本笑い学会副会長の昇幹夫先生(産婦人科医師)も登場されていて、すべてが繋がっているなあと感じました。

 私はたかさんと一緒に一番近い町田で観たのですが、なんとその上映会の発起人は「ザ・シークレット」の翻訳者の山川紘矢・亜希子ご夫妻だったんです。これまたビックリ。(「ザ・シークレット」とは"引き寄せの法則"について書かれた著書で以前にたかみか通信でも紹介しました。まだ読んでいない方は是非どうぞ。たくさんの方から感動の声を頂きました。)

 「1/4の奇跡」は、石川県在住の養護教員、山元加津子さんが語りながら、"ひとりひとりが、とっても大切な存在なんだ""ありのままの私たちで、大丈夫なんだ"ということを、描いている映画です。
 12年前(1996年)に私とたかさんは、南米ペルーを旅し、マチュピチュをはじめとするたくさんのインカの遺跡を見てまわりました。その巨大な石の建築と精密で高度な石の加工技術に驚かされました。古代の人は今の私たちが忘れてしまった能力が間違いなく備わっていたんだ。そう確信しました。

 便利になりすぎた現代人は、どんどんと色んな能力を忘れていっているのですね。それ以来、私は少しでも古代の人に近づけたらという思いがずっと心の底にあったような気がします。この映画の出演者の加津子さんは、そんな古代人の能力を養護学校の生徒さんたちに見い出していました。

公式HPはこちら
http://www.yonbunnoichi.net/


以上


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