たかみか通信 2011年7・8月       2011/7/2発行


子供が喜ぶ『論語』−瀬戸謙介


 子ども向けの本ですが、わかりやすく書いてあるので、私みたいに文学などと縁がない大人にも、とっても読みやすくためになります。その中から私が好きなのをひとつ。

子曰く、性、相近きなり。習えば、相遠きなり。
しいわく、せい、あいちかきなり、なれえば、あいとおきなり。

「性」とは、「人間が生まれつき持って生まれてきた能力」。
「相」とは、「お互いに」「みんな」。
「近きなり」とは、「たいして変わらない」。
「習えば」とは、「日頃どんなことを習慣にして暮らしていくか」。

持って生まれた能力は、みんな、たいして変わらない。
けれども、何を習慣にするか、あるいは、努力するか、しないかで大きな差がつきますよ。

という意味ですね。大した能力のない私には救われるようなお言葉です。

 遺伝子の世界的権威の村上和雄、筑波大学名誉教授も、講演で言われています。人間として生まれてくるだけで、すごい競争に打ち勝って、生まれてくるのだから、それだけで、すばらしいことだと。


「原発がどんなものか知ってほしい」平井憲夫

 20年間、原子力発電所の現場で働いた平井さんのHPのご紹介です。
ご自身も癌になられ、すでに1997年にお亡くなりになられています。原発がどんなものか、とてもわかりやすい現場の声です。是非、最後まで読んでいただけたらと思います。パソコンがなくて、読めない方はご一報下さい。コピーをお送りします。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/index.html#about

平井さんは「安全」はあくまで机上の話といいます。一部ご紹介しましょう。

仮に、自分の家を建てるとき、立派な一級建築士に設計してもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、残念ながら、これが日本の原発なのです。

経験を積んだ職人はいなくなり、全くの素人の経験不問で募集。素人は事故の恐ろしさもしらない、なにが不正工事やら手抜きかも全くわからないで作業します。

原発の作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、お互い話をすることもできないので、身振り手振り。これではちゃんとした技術を教えることもできません。いわゆる腕のいい人ほど、年間の許容線量を先に使っちゃって、中に入れなくなります。

そして、検査官にも技量がないので、書類さえ整っていれば合格するという官庁検査。

また、原発の近くに住んでいるというだけで、結婚を反対された女性の話なども載っています。


「アレルギーは自力で治る!」市川晶子


 ネコをたくさん飼っている主婦が、医者や薬に頼らずアトピーや喘息を治した体験記です。ご自身のわかりやすいイラスト付きで、とても楽しく読みやすい一冊です。自然食、手当て法なども詳しく載っています。
 アレルギーのある方は是非ご一読されるのをお勧めします。

 挑戦する、しないは、自由ですが、こうすると治せるんだということを、しっかり知っておくことが大切かと思います。
 同じ方法で、アレルギー以外の多くの病気も改善されることでしょう。

 最近、思うことは、色々な自然療法があるけれど、必ず共通しているのは、自然なものを取り入れ、人工的なもの(食品添加物、農薬、化学肥料、薬、合成洗剤…)を避けることです。

 まずは安全、自然なものを選んでいく。これが何よりも大切なんですよね。なんたって、人間も自然の一部ですから、自然なものを取り入れていくだけで、体力UP,免疫力UP、治癒力UPとなるのは当然です。


インテグレートマクロビオティック

 日本で一番人気の自然食品店"まほろば"(北海道)を経営する宮下洋子さんのセミナー、3回シリーズの1回目に参加してきました。

 宮下洋子さんは、マクロビオティックの創始者、桜沢如一さんから直接指導をうけた、今となっては貴重な方なのです。しかし、厳密なマクロビオティックで、お子さんを栄養失調で亡くされたり、色々な体験を乗り越え、今では、宮下さん独自のものを確立され、病気相談が後をたたないそうです。

 宮下さんは肉も魚も卵も食べられます。動物性食品からでしか摂れない栄養があるからと。ただし、品質には、とことんこだわっていらっしゃいます。

 やっぱり一番の問題は、今の世の中には、安全安心な食べ物が手に入りにくいこと。何も考えないで食べていると、自然な食べ物はほとんど口に入らない時代ですからね。

 マクロビオティックを実践していて癌になられた方に、宮下さんは豚肉を勧めたりもします。一般的な食生活をしていて、病気になったときは、マクロビオティックで劇的に改善しますが、それは、そのときの体に合っているからで、必ずしも、いつもそれでいいというわけではないのです。大切なのは、自分の体に必要なものを自分で感じられるようになることだと私も常に思っています。そのためにも、人工的なものは避け、自然なものを食べる、触れるということが重要になります。

 今回のセミナーは"糖"についてのお勉強。「白砂糖は避けて、黒砂糖や元気糖にしましょう」と、うちでもアドバイスしていますが、実は、からだにいい白砂糖も過去にあったそうです。しかし、手間隙をかけた安全な作り方をしていたので、採算が取れず、やめてしまったそうです。やはり、作る過程が大切ですよね。逆に、粗悪な黒砂糖もあるとか。

 結局のところ、まずは信頼できる自然食品店や自然食の宅配を利用するしかないのかもしれません。そうやって本物を食べ続けていると、だんだんと自分でも本物とそうでないものが、見極められるようになっていきますからね。

 今の日本人はブドウ糖過多になっている人が多いので、果糖や果物で体質改善するといい、というお話しも出ていました。また、乳糖も少しは必要ならしく、トマトやすいかにも含まれているそうです。知らなかった〜♪

 前号でもちょっと、ご紹介した上瀬英彦さんの「フル・和食」(私も基本的にこれを実践しています!!)。やっぱり、こんな感じがいいんですね〜!


『はい!元氣らいふ』7・8月号の読みどころ

ハイ・ゲンキ最前線は、三重県度会郡の神戸クリニックの野口吉文先生。一貫して統合医療を目指されていて、食事と環境が自然治癒力を高めてくれるからと、なかなか投薬を処方しない野口先生。もちろん、ハイ・ゲンキを患者さんにも薦めていらっしゃいます。こんな病院が近くにあるといいですよね〜。

美味しいシェイクのご紹介
 玄米酵素は体にいいことはわかっていても、食べられない方も多いと思います。そこで、玄米酵素と元気大豆と元気糖と水で作るシェイクをご紹介。抹茶ミルクみたいで飲みやすいと好評です。朝食をシェイクだけに変えて、体重が減り、健康的なダイエットができた方や、貧血が解消された妊婦さんや便秘解消された方などの体験談も載っています。まだ、飲んだことのない方は是非たかみかへご連絡下さい。サンプルを差し上げます!


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◆10周年記念『第1・第3水曜日は感謝デー』
7月までは施術料半額、8月からは施術料1000円引きとなります。

◆6月に父が亡くなり、7月8月みかは福岡に帰省する日が多くなり、ご迷惑をおかけします。川崎・生田にいる日は、遠慮なくどんどんお声をかけて下さいね!
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以上


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