たかみか通信 2011年9・10月     2011/9/9発行

 私のお気に入りのレストランは、横浜市営地下鉄 センター北駅すぐ「ノースポート」内「ナチュラル&ハーモニック プランツ」の「レストラン&カフェ コア」。 なんたって、ここの料理の野菜は、体の細胞が喜ぶおいしさなのです。なぜ、ここのお野菜がこんなにも美味しいのか?代表を務める河名秀郎さんの著書を読めば、わかります。

(参考図書:「野菜の裏側」河名秀郎)


「本物の野菜」と「不自然な野菜」

 使い残しのお野菜が、冷蔵庫の中で、ドロドロに溶けていたことはありませんか?
先日、実家で久しぶりに、ドロッドロッに溶けた人参に出会いました。実はこんな野菜は「不自然な野菜」って知っていましたか? 森などの自然界で、枯れた植物を見ることはあっても、ドロドロにとけた植物を見ることはありません。 「本物の野菜」は、時間が経っても溶けることはなく、ただ枯れるだけなのです。ドロドロに溶ける「不自然な野菜」を食べて、私たちは健康を維持できるのでしょうか?


「一般栽培」と「有機栽培」と「自然栽培」

 ナチュラル&ハーモニックが目指しているのは「自然栽培」で、農薬も肥料も一切使いません。「有機栽培」はJAS指定の一部の農薬は使ってもよく、肥料は通常「有機肥料」を使います。「有機肥料」とは、動植物の肥料で、植物の堆肥や動物の糞尿などからつくられます。「一般栽培」は化学合成農薬と「化学肥料」を使います。

 農薬も肥料も使わない「自然栽培」が一番よさそうなのはわかります。そして、次は当然「有機栽培」と思うでしょう? ここに大きな落とし穴。実はそうとは限らないのです。

 「化学肥料」を使う場合、農協などが使用量を指導します。ところが、有機肥料にはそれがないので、大量の有機肥料が入れられることがあるのです。しかも家畜の糞尿を発酵させてつくる「動物性肥料」は、家畜のエサや抗生物質などの薬剤が多く使われています。日本は世界にも見ない「抗生物質大国」で、世界一の輸入量、毎年500トン以上。家畜にはその倍の1000トン以上使われています。当然、糞尿にも相当量の抗生物質が排泄されているのです。

 糞尿に含まれる抗生物質は菌(微生物)を殺してしまうので、十分な発酵を妨げます。そして、未熟な肥料は土を病原菌の温床としてしまいます。
「化学肥料が危険で、有機肥料が安全」とは一概にいえないのです。


「腐敗実験」で生命力のある野菜がわかる

 実際にキュウリの腐敗実験の写真が載っています。スライスしたキュウリを瓶に入れ、10日間放置。自然栽培、有機栽培、一般栽培それぞれの瓶を作ります。すると、自然栽培は形がそのまま残っているのに対し、有機栽培はドロドロに腐ってしまっています。一般栽培はその中間だったのです。(もちろん優秀な有機栽培も中にはあると思います…)

 有名な「奇跡のリンゴ」も自然栽培。このリンゴは、切り口が茶色になることもなく、時間が経っても枯れるだけで、腐ることはありません。

 「自然栽培」が肥料も使わないのは、肥料こそが、野菜が虫や病気に犯される原因だと考えているからです。肥料こそが自然の摂理を壊しているのです。肥料を使うから、虫や病気にやられ、それを食い止める為に農薬を使わざるを得ないのです。



農薬大国日本

 耕作地面積あたりの農薬使用量は、日本が韓国に次いで第2位。日本は「農薬大国」なのです。海外旅行で、野菜が美味しく感じたことはないでしょうか?
ケーキ用の苺は季節外れなので、平均60回(ただし、1種類ごとにカウントするので、一度に3種類使用すると3回とカウント)近くも農薬を散布します。苺農家は苺の表面を向いて食べるという話もあるそうです。キュウリは50〜60回の農薬散布。

 農家の方も、農薬で身体を悪くされている方も多いのではないでしょうか。私たちが、自分の健康のために、安全な野菜を求めることは、農家の方の健康も守ることになるのを、忘れてはならないと思います。



肥料がないと野菜はどうなる?

 肥料がなくて、野菜が本当に育つのか? 一般にはそんな風に感じますよね。しかし、肥料がないと、植物は、一生懸命、根っこを伸ばして、遠くまで栄養をとりにいきます。そうすることで、丈夫な根っこが育ち、少々の自然災害にも負けない野菜になるそうです。
 過保護に育てると、ひ弱になる。まるで、子育てみたいだと思いませんか?



「自然栽培」はなぜ腐りにくい?

 収穫後の野菜は時間の経過とともに、さまざまな菌が繁殖します。そのとき、野菜は発酵菌にとって住みやすい環境だと発酵し、腐敗菌が住みやすい環境だと腐敗がはじまります。 人間の腸も善玉菌を増やすには、発酵菌を好む野菜を食べ、免疫力を上げて健康体を保ちたいものです。腸内環境を整えるためにヨーグルトや食物繊維を摂ろうといわれますが、最もシンプルなことは、はじめから「腐敗菌におかされない"素材"食べる」ことなのです。

(参考図書:「野菜の裏側」河名秀郎)



放射能汚染時代を生き抜くポイント「排泄」と「修復」

 福島県三春町で「はしもと治療室(快療法・鍼灸)」をなさっている橋本俊彦先生のセミナーに参加してきました。
 橋本先生は、今、三春町に一人住まい。奥様と中学生の娘さんを、奥様の実家がある東京都に避難させ、ご本人は行ったり来たりされています。
 そして、三春町の治療室には、3.11以降、放射能の影響と思われる患者さんの症状が出ています。

・目の下にクマができるようになった。  ・下痢が止まらない。
・鼻血がよく出るようになった。       ・リンパが腫れる。
・下肢が浮腫む。               ・皮膚がチリチリする。
・のどが痛い                 ・だるい
などなど

 特に、下痢と鼻血の両方があれば、内部被爆を疑ってみた方がいいと…。

 橋本先生は、治療に、普段から操体法、鍼、灸、東医プハン(吸い玉)、温熱(アイロン)などを使われ、状況把握や食品などの相性をみるのに、LET(ライフエネルギーテスト)をされます。(LETとはオーリングテストに似たようなもので、筋肉の状態で判断します)

 今回は、はしもと治療室で行なっているのと同じように、放射能物質が体内に入り込んでいるか? LETでチェック。その人に合っている薬草や食品もLETでチェックしました。

 たかみかでもLETを取り入れようと検討中です。ご期待下さい。

 放射能汚染から身を守るには「解毒」と「修復」に尽きるといいます。そして、解毒にプハンを利用し、免疫力や代謝を上げるのに温熱です。

 プハン(吸い玉)とは、カップ状のものを皮膚に当てて陰圧にするものです。プハンの原理は、身体に詰まった所を一気に解放してあげ、毒を出し、血の巡りをよくさせることにあります。それによって、あらゆる生理的束縛から自由を取り戻し、解放感・カタルシスを満喫することで、身体の新陳代謝を活性化し、生命に内在する治癒力を点火するこができるのです。(参考著書「やっぱり、やっぱりガンは治る!」第3章 ガンを克服するプハン(奇剞ャ))

奇先生はガンも高血圧も糖尿病もプハンと穀物菜食の指導で治療します。
 たかみかでも、プハンや温熱を入れた施術も、やっていますので御利用下さい。


<10月〜料金改定> 基本の施術料は今まで通り3,500円
オプション 東医プハン +200円
        三井温熱   +500円 …プハンが加わっても同額
        鍼灸    +1,500円 …プハンや温熱が加わっても同額


(株)玄米酵素 創業40周年

 10月1日(土)は褐コ米酵素の創業40周年記念日です。40年も続いている健康食品の会社って、本当にごく僅かでしょうね。この日は全国各地で40周年記念セミナーを開催しています。是非お近くのセミナーに足を運んでみてください。


『はい!元氣らいふ』9・10月号の読みどころ
今回の表紙は、褐コ米酵素の創業者、岩崎輝明社長の前半です。真の健康をお伝えしたいという志がお分かり頂けるかと思いますので、是非ご覧下さい。

日本列島元気探検では横浜市青葉区の助産院バースハーモニー(自宅出産)をご紹介。

ハイ・ゲンキ最前線では、佐賀市の統合医療 やまのうち小児科・内科 山内昌樹先生。ご自身もハイ・ゲンキ大量摂取3ヶ月で10キロダイエット。食事指導でも無農薬無肥料の野菜と果物の摂取を勧められています。

萬田久子さんは玄米雑穀がお気に入りです。


---------------------------
<あとがき> ハーモニック・トラストの野菜を注文してみました。ダンボールを開けたとたん、森の中にいるかのようなエネルギーがふぁ〜っと広がりました。やっぱり元気な野菜を食べないと元気になれませんよね。私もいつか自分で食べるぐらいのお野菜を自然栽培したいです。


以上


元に戻る