たかみか通信 2014年11・12月    2014/11/11発行


風邪やインフルエンザになったら…たかみか編

 冬になって、気をつけないといけないのがインフルエンザや風邪。うちでは、インフルエンザはもとより、重い風邪をひくこともほとんどありませんが、たかみかの対応をご紹介しましょう。その前に、風邪も一種の解毒ですから、体が悪い物を解毒してくれているのね!と感謝を忘れずに!なので、風邪をうつされたら、相手を怨むのではなく、「風邪をうつしてくれて、ありがとう!」と言いましょう。たとえウイルスが入ってきても発症するかしないかは、あくまでも本人の問題ですから。

□予防接種はしない
□薬を飲んだり貼ったり塗ったりしない
□とにかく温める
□食べずに胃腸を休める(飲物だけにする)
□酵素を摂る

■予防接種はしない

そもそも、インフルエンザの予防接種に意味はありませんので、受けません。よく「予防接種を受けていたので軽くすんだ!」と言われる方いらっしゃいます。高いお金を払っているのですから、そう思いたい気持ちもわかりますが、はっきり言って、そんなことはありません。気のせいです(笑)。

■とにかく温める

風邪かな?ヤバい!寒気がする!と思ったら、とにかく温かくして、食べずに寝る。どうしても出かけなきゃいけないときは、大椎というツボ(首を前に倒したときに出っ張る頚の骨のすぐ下)に、小さめの使い捨てカイロがあたるように貼って出かけます。ついでに、仙骨(腰の下あたり)に、もう一枚貼るときも。ただし低温火傷に注意。

昔は、よく梅醤番茶を作って飲みました。自然塩で漬けた梅干し1個に、天然醸造の醤油を大さじ1を入れて、箸でよく混ぜて絡ませます。そこに生姜の絞り汁を2〜3滴入れ、三年番茶を注ぎます。醤油の量は、飲む人が美味しいと思う量でOK。陽性の梅干しと醤油が体を温め、解毒を促進してくれます。ポイントは生姜の絞り汁を入れすぎないこと。2〜3滴というほんのちょっとが重要です(^^)v

良質の食材は、いざという時、薬の代わりになりますから、普段から、最低でも調味料だけは昔ながらの作り方で作った良質なものにしましょうね。

温め方は色々ありますが、高熱でなければ、私はお風呂に入っちゃいます! 熱が出るのにも意味があり、体は熱を出したがっているので、それを手伝うように、温めてあげるのです。ただし、湯冷めしないように注意。また、持病のある方や体力に自身のない方は、各自で判断してください。

■食べずに胃腸を休める(飲物だけにする) ■酵素を摂る

調子が悪い時は、とにかく食べないに限ります。よく、食べたくなくても栄養のあるものを摂ろうとする人がいらっしゃますが、時代錯誤もいいところ。確かに、食べ物がない時代では、栄養不足で風邪になることも多かったのでしょうが、今はそんな人はいません(微量栄養素が足りない人はいるでしょうが)。

食べない方が絶対に早く治ります。犬だってそうしています。なぜなら…体の中の酵素は、代謝・解毒・修復・排泄より消化・吸収が優先されます。重病人は嘔吐して胃の中を空っぽにします。消化している場合じゃないからです。からだの修復を優先させたかったら、とにかく食べない。

子どもの頃、風邪で寝込むと、母がリンゴのすりおろしを作ってくれていました。お腹が空いたら、これくらいで済ませるといいですね!酵素にビタミンにミネラルが取れます。
うちではハイ・ゲンキ(霊芝入り)がありますので、がっつり頂きます。あと、便秘していれば、浣腸を使ってでも解消しましょう。腸の中で、猛毒ガスが発生しいては、治るものも治らん(^^)v


普段から、口呼吸の人は、口にテープを張って寝ましょう。喉を痛めることが少なくなります。また、抗菌、殺菌しすぎない生活で免疫力を鍛えておくことも大切です。
薬に頼らない対処の積み重ねが、ひいては、がん予防に繋がっていることを忘れてはいけません。二人に一人がガンになる時代ですからね。


「『塩』は体を温め、免疫力を上げる!」石原結實著


 食養を学ぶまで、私も塩は少ない方が体にいいと思い込んでいました。しかし! それは大きな間違いでした。
 生命の誕生は海から。砂糖はなくても生きられますが、塩がなくては生きられないのです。本当にいい塩を必要な分だけしっかりとりましょう。(腎機能に問題がある方を除きます)
 私自身、減塩していた頃は、いつもボ〜として、元氣も出ず、免疫力もなく、よく風邪も引いていました。今とは大違いです!

以下、本の抜粋です。

漢方医学では、冷え性で、体温が低く、アレルギー、胃腸炎、貧血、自律神経失調症、うつ病、リウマチをはじめ種々の痛みの病気など、陰性(冷え)の病気にかかっている人には、塩、味噌、しょうゆ、メンタイコ、チリメンジャコ、佃煮、漬け物など塩気のきいた、体を温める陽性食品をしっかりと食べさせると、健康が増進し、病気が回復する……という考え方が2000年以上も前から存在しています。

アメリカで20万人余を対象にした健康調査で「塩分摂取の多い人ほど、心臓病や脳卒中をはじめとする種々の病気による死亡率が低くなる…」という結果が明らかに…(省略)。

<低体温化した原因は、六つある>

(1)運動不足…人間の体温の40%以上は筋肉から生産される。
(2)冷房の普及…とくに夏こそ「冷え」からくる病気である肩こり、頭痛、めまい、便秘や下痢、生理痛、むくみなどで悩む人が増加。
(3)シャワーだけですます入浴…芯から体を温める。

(4)水分の摂りすぎ…植木に水をかけすぎると根腐れします。漢方では「水毒」といい、こりや痛み、むくみ、肥満、めまい、耳鳴り、不整脈や頻脈の原因になる。
(5)食物摂取の大きな間違い…身土不二。熱帯をはじめ、南方でとれる食物は体を冷やし、北方の食物は体を温める。
(6)塩分の制限
「高血圧=塩分の過剰摂取」と短絡的に結論づけ、その結果、全国的に減塩運動が展開され、日本人の一億総低体温を招いてしまいました。低体温は免疫力を低下させ、ガンをはじめ、生活習慣病や難病・奇病が蔓延する大きな要因になったのです。


<生命は海の中で生まれたことを忘れてはいけない>

45〜46億年前に誕生した地球で、30億年前に、始原生命が誕生したとされています。単細胞生物であった始原生命は、20億年以上も海中で暮らしているうちに、細胞分裂と分化を繰り返して多細胞生物になりました。

そして、5〜6億年前に、脊椎動物の先祖が海中に誕生し、3〜4億年前のデボン紀になって、脊椎動物の一部が陸上へはい上がってきました。(省略)海水から陸上に上がるにあたり、これまでと同じ環境を維持しないと干からびてしまうので、この脊椎動物は、体内に「海」を抱きかかえて上陸してきました。

これが血液です。だから血液はなめると塩辛いし、「赤い血潮」などという表現もあります。つまり、人間をはじめ生命体は、「海水」の中に浮いて生活していますし、そもそも体内の水分は「塩水」の形でしか存在しえないのです。

(抜粋終わり)


 どうですか? 私は20年近く前に、はじめてこのことを知った時、めちゃくちゃ感動しました!
 私たちの体は小さな海だったのです。そこに60兆個の細胞たちが浮かんでいる。なんて神秘的なんでしょう。しかも、生命が誕生したころの海水濃度は、今より4分の1くらい薄く、それが、私たちの体の塩分濃度に近いそうです。これって生命の神秘ですよね〜!


<塩の効能>

(1)鹹味(かんみ)…塩味を出す
(2)殺菌力がある(食物の保存性)
(3)旨味(うまみ)を出す…肉や野菜の身を引きしめる

(4)体を温める
(5)体液の浸透圧を一定に保ち、水分の代謝や体液のPHを維持する
(6)神経の興奮を伝達に関与する

(7)筋肉の収縮作用に必須
(8)胃液、腸液、胆汁など消化液の原料
(9)体内の有害物質の解毒


塩分の摂取不足は

@新陳代謝が低下する
A食欲が減退する
B筋肉収縮力や神経の興奮の伝達作用の低下による痙攣
C心臓の筋力の収縮力の低下による血糖降下(脱力感や倦怠感)やショック
D腎機能の低下…尿に捨てた塩分を再吸収しなければならない腎臓が、過労状態に陥るため

などの症状を引き起こします。
著書には、塩分を摂って高血圧がよくなった人の事例が載っています。

また、塩分を溜めやすい人と溜めにくい人がいます。
色白で冷え性(陰性体質)の人が「塩分感受性のない人」に相当し、体を温めるために、塩分の多い食物をしっかり食べる必要があります。逆に色黒で、暑がりの陽性体質の人は、「塩分感受性の強い人」にあたると考えられ、よって塩分摂取過剰が、血圧上昇を引き起こすそれがあります。しかし、本能に従った塩分摂取ならば、何の問題もないと、結論づけています。

現代は、添加物や化学調味料で使われるナトリウムは過剰の人は多く、減らしたいですが、本物の塩不足で、微量ミネラルが不足していて体調不良を招いている人が多いと、感じています。


心と体にしみる塩

 たかみかでもお塩を取扱しています。
 この塩は、満月の時、つまり満潮の海水を、火を使わず、セラミックの遠赤外線と太陽の光量子エネルギーの相乗効果で、わずか3日で、海水を水と自然塩に分離して結晶し沈殿させてつくります。さらに6ヶ月〜1年間熟成させることにより、にがり成分を飛ばし、まろやかな甘みのあるお塩になっています。精製に火を使わないことで、海水中の酵素活性を維持しているようです。千年も前から中国の歴代の皇帝用・朝廷塩として愛用されていたものです。是非ご利用下さい。定価1,620円/1kg


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