たかみか通信 令和2年(2020年) 11?12月   2020/12/1発行


 今年もいよいよ1ヶ月を切りました。今年はまさに「22:大波乱」の年でしたね。
 半世紀以上生きていて、振り返ってみると、世の中も随分変わったもんだとしみじみ思ってしまいます(笑)。

 まだまだ現役なので、時代の変化に合わせて、臨機応変に変わるべきところと、いつの時代も変わらない部分を見極めていきたいと思います。
 みなさまには今年も大変お世話になりました。
 いろんなことがあるかもしれませんが、よいお年をお迎えください。



「薬剤師の本音 65歳を過ぎたら飲んではいけない薬」 宇多川久美子


 新型コロナで亡くなる方の多くは、高齢者、特に基礎疾患のある方です。
 たかみかでは、20年間一貫して「薬や病院に頼り過ぎない真の健康」を目指しています。

 厳しいことを言うようですが、多くの病気は、日常の積み重ねの結果。 原因と結果の法則、因果応報(もちろんその限りではありませんが)。
 だからこそ、予防医学が大切になります。

 一時的に必要な薬もあるかもしれませんが、薬、特に石油が主な原料となる化学薬品を飲み続けるということは、極めて不自然なことで、その病気は決して治っていないということ。 薬がいらなくなってこそ、本当に治ったといえるのではないでしょうか。

 普段から真の健康を目指して、免疫力を上げて、必要以上に病気を怖がらないで生きていきましょう。

 今回紹介する著書は、薬を使わない薬剤師として有名な宇多川久美子さんが65歳以上の方に向けのものです。

 宇多川さんもかつては薬漬けの日々で、多い時は日に17錠も飲んでいた時があったそうです。 それがウォーキングをはじめたことで、薬は減っていったそうです。 そして、還暦を迎えた今の方が20代の頃より調子がいいといいます。

 以下著書から。


< 病気を治すのは「自然治癒力」 >

 薬は病気を治すものではなく、症状を抑えるものにすぎない。風邪も同じ、薬を飲むことで鼻水や咳などの症状は緩和されるが、完治させるのは私たち自身の力でしかない。


< インフルエンザでも薬を飲まない >

 体温が一度上げれば免疫力は30%上がる。私たちの体は熱を出し、体温を上げることでウイルスと戦おうとしている。
 発熱は身体が自然治癒力を発揮している証拠。解熱剤を飲んで熱を下げてしまっては、自然治癒力が活躍する邪魔をしてしまう。


< 薬の服用で必要な「酵素」が無駄に使われる >


< 4錠以上飲まされている患者は「危険な状態」 >

 あくまで私見ですが、日本における処方薬の副作用による死亡者は、年間6万?7万人、もしかしたら10万人を越えている。

 アメリカの医師向け心得集であるクリフトン・K・ミーダー偏『ドクターズルール428』には「4錠以上飲まされている患者さんは、医学の知識が及ばない危険な状態」と明記されています。さらに、「薬の数が増えれば増えるほど、副作用のリスクは高まる」「処方を中止しても患者さんの状態が悪くなるような薬はほとんどない」と書かれています。

 その上で、「可能ならば、薬の処方を全部やめる。それができないなら、できるだけ薬を出さないようにする」「効いているのか疑問に思った薬はたぶん、効かない薬だ」としています。

 厚生労働省の調査によれば、75歳以上の25%が7種類以上、40%が5種類以上の薬を処方されているといいます。副作用のリスクに警鐘を鳴らす欧米の医師からすれば信じられない状況になっているのです。


< 「基準値」にとらわれすぎる日本人 >

 「血圧を下げる薬を飲んでから体調が悪くなった」患者さん。最高血圧が160mgあったため、薬を飲み血圧を下げていた。薬を飲むまでは、特別に身体に不調を感じたことはなかったといいます。この方の血圧が160だったのは、身体から「血圧を上げる必要がある」というサイン。薬で無理やり血圧を落とすと、当然、不調になるでしょう。
 薬より大事なのは普段の食生活であり、適度な運動です。数字を盲信するするのではなく、身体の内なる声に耳を傾けることが必要。



からだは冷やさない

 先にも出てきた通り「体温が1℃上がると免疫力は30%上がる」と言われるよう、免疫力を上げるために、体温を維持、上げる、あるいは体を冷やさないためにどうするか。
 食の面から上げておきます。

●冬に夏野菜(トマト・胡瓜・茄子・とうもろこし・ピーマン・レタスなど)を食べない。

●根菜は基本的には身体を温める陽性の野菜ですが、ジャガイモはナス科なので身体を冷やす野菜に入ります。ジャガイモは肉料理に使うか、ベジタリアンの方は必ず豆味噌と一緒に。

●豆乳も身体を冷やします。牛乳よりヘルシーだからと安易に使うのは要注意。

●生の生姜も多いと身体を冷やします。薬味として少量を上手に使いましょう。

●砂糖は極陰性、身体を冷やしますし、疲れやすくなります。

●薬や食品添加物や農薬や化学肥料など化学物質はすべて極陰性、身体を冷やします。

●減塩しない。良質な塩、味噌、醤油をしっかりとることで冷えにくくなります。




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以上

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