たかみか通信 令和3年(2021年)7~12月 2021/12/18発行
たかみか通信の発行をサボっているうちに年末になってしまいました。みなさま、今年はどんな年でしたか?
たかみかは開業21年目にして、ある意味、危機的な状況だったのかもしれません。(笑) 理由は下記をご覧くださいませ。
今年も大変お世話になり、本当にありがとうございました。
みなさまにとって、よい年をお迎えになられますように、こころからお祈りしております。
たかさん“うつ”になるの巻 ~すでに元氣になりました~
大変な出来事は突然やってくるもののようです。
私は楽天家でつねに、なんとかなるさ~的な感じなのですが、たかさんは正反対。そうは見えないかもしれませんが、実はとても神経質で心配性。
昨年、コロナの影響で、お客様が減り、暇になったことと、ストレス発散となるような外出もほとんどできなかったためか、今年のはじめから、病んでしまいました。
“うつ”と聞くと、ほとんどの人が、家に閉じこもって、じっとしているのを想像するかと思います。
しかし、セカンドオピニオンで受診した病院の先生の説明では、内に引きこもるタイプのうつと、じっとしていられないでウロウロしてしまうタイプのうつ(“躁(そう)”とは違います)の、2つのタイプにわかれるとのこと。
後者の方が自殺する人が多く、たかさんはその後者で、重症だと。
普段から、できるだけ病院に頼らずに生活しているわが家ですが、正月早々から、様子がおかしかった、たかさん。食欲もなく、テレビを見ることもできず、お風呂にゆっくり浸かることもできず、仕事もできず、ただただ散歩に行く日が続きます。
さすがに、これは病院に連れて行かなければ、と思っていたら、本人も辛かったようで、自分から病院に連れて行ってくれと言い出し、その日のうちに、近くの病院に一緒に行ったのが、1月の中旬でした。
予想通り、抗不安薬(ロラゼパム、いわゆる精神安定剤)と抗うつ剤(セルトラリン)が処方されました。
抗不安薬は、一日3回までなら自分の判断で飲んでよいと。ただし、習慣性があり、あまり頼るとやめられなくなるので、それ以上は飲まないようにと指示されます。
抗うつ剤は、ほんの少しずつから増やしていかないといけないので、すぐに効果は感じられないかもしれませんと。最初の2週間は、一日25mgの処方。そこから、2週間ずつで、50mg、75mgと増えていきました。
過去のたかみかのお客様の中には、うつ病の方も数人いらしたことがありました。どの人も程度の差はあれ、たくさんの薬を何年も飲み続け、副作用で、足の運びもたどたどしく、言葉も、ろれつが回らない状況でした。
そんな人を目の当たりにしたことのある私は、薬で一時的に症状を抑えることができても、薬にだけ頼っても治るとは思えない。逆に、いかに早く薬を手放せるかが勝負だと思いました。
そして、それは自力でやるしかないと覚悟を決めます。 薬に頼らずにうつを治す本を読みあさり、そして実践。
●一人にせず、常にそばにいる。
昼間に一人で散歩に出かける以外はいつも一緒に行動。いつも家で帰りを待つ。いつも同じ部屋で過ごし、同じ部屋に寝るようにし、病院へも当然同行。また、考えがマイナス方向にいかないよう、ときより、やんわり軌道修正。(エドガーケーシー療法を参考に)
●朝陽を浴びながら、早朝散歩。
以前から私ひとりで早朝散歩をしていましたが、雨以外は毎朝、一緒に散歩。そして、昼間はたかさん一人で散歩に。疲れるくらい体を動かすことで、夜眠りやすくもなります。
抗うつ剤のセルトラリンは、セロトニン活性を高める薬。毎日15~30分、日光を浴びることでセロトニンは増えます。タイミングは朝がベスト。運動としては、リズミカルな運動が精神の安定に繋がるので、やっぱり歩くのが一番。また、セロトニンは、睡眠ホルモンであるメラトニンの原料にもなるので、眠りやすくなります。
●食の見直し その1
食事指導をしている“たかみか”だから、いい食事をしているに違いないと、勘違いされている方も多いのですが、それは私だけです(笑)。
私はもともと体が弱いので、ある程度いい食事をしていないと、すぐに動けなくなるタイプ。それに比べて、たかさんは、もともと丈夫なので、好き勝手な食生活をしていました。レトルトカレー、インスタントラーメン・焼きそば、毎晩の晩酌にスーパーの唐揚げなどのお惣菜、スナック菓子、これらすべてやめてもらいました。
これらは、食品添加物が多いのはもちろん、カロリーばかりで、本当に必要な微量栄養素が極端に少ないので。
●食の見直し その2
亜鉛(女性の場合は鉄も)が少ないかもと思い、近くの病院でミネラル検査。予想通り、たかさんは(私も)亜鉛は少なかった。亜鉛が多い食材は牡蠣を筆頭に貝類。
そういえば、昔、熊本では、あさりの行商があったそうで、たかさんは、子どもの頃、「あっさり貝、あさり貝」の声が聞こえると、「お母さーん、あさりばこーてー」とせがんで、たっぷりのあさりの味噌汁を作ってもらっていたそうです。
きっと彼の身体が欲していたんだと思います。このところ、あさりを使った料理をほとんど作っていなかったので、増やすことにしました。
少々あさり料理を増やしたぐらいでは、病気を改善するほどの亜鉛が補給できるとは到底思えないので、「あうんのしじみエキス」を摂ることにしました。
食改善で病気を治そうとするときに、大切なのは食材の質になります。最近は安価なしじみエキスの健康食品が出回っていますが、ここは高くても、信頼と実績のあるものを選択しなければ意味がありません。
他にも微量ミネラルを補足するために、前号で紹介した、げんきっこや無添白だし三合わせを使うようにしたり、野菜不足解消のために、毎朝のジュースも手づくりしています。
●食の見直し その3
食事でうつを治そうという関係の本に、動物性タンパク質をたくさん摂るというのがありました。しかし、これは却下。なぜって、動物性タンパク質は腸を汚します。腸脳相関と言われるように、腸を整えることで、脳がよくなるし、免疫力もあがるのに、これは頂けません。 しかも、たかさんは今までも野菜は少なく、動物性タンパク質が多い食事をしていたのですから。
薬を使わない精神科医が使っているものに、レシチンの栄養補助食品がありました。これは、分子栄養学とかオーソモレキュラー療法とか言われる考えに基づいています。
確かに、レシチンはリン脂質の一種で、細胞膜の原料となります。これは重要。レシチン(特に神経に関わるのはフォスファチジルコリンというレシチン)は、卵の黄身と大豆に含まれています。
そこで、これまで、月に4個程しか食べてなかった卵を1個/日ぐらいは摂るように、いつも使っている大地の宅配で、安全な卵を注文することにしました。
その分、他の動物性食品を減らしました。それから、毎朝1回だった味噌汁を、できるだけ夕食でも作るようにしました。納豆は今まで通り、食べたいときに。
●食の見直し その4
抗不安薬のロラゼパムのことを調べていくと、「脳のベンゾジアゼピン受容体に作用して、GABA(γ-アミノ酪酸)の神経伝達を亢進する」とありました!
なんだ、GABAか! GABAなら玄米酵素ハイ・ゲンキに入っているじゃないか。玄米酵素ハイ・ゲンキの大量摂取だ!と、毎日30包、玄米酵素ハイ・ゲンキを食べてもらうことにしました。ちなみに、30包/日は最初の1ヶ月のみで、徐々に減らして、今は9包/日です。
細かいことは他にも色々ありますが、主な対応は以上。前号の小児喘息で書いた内容も参考になるかと思います。
おかげ様で、抗不安薬のロラゼパムは、最初の2週間は2錠/日、次の2週間では1錠/日、その次は2日に1錠となり、飲み始めてから6週間で手放せました。
その頃から段々と落ち着きを取り戻し、少しずつ仕事も復帰。結局なんと2~3ヶ月で普通の感じに戻ったのでした。
うつがこんなに早くよくなるなんて、奇跡的ではないでしょうか。やっぱり食の影響は大きかったんですね。
ちなみに、抗うつ剤は、いい状態が3ヶ月から半年ぐらい続かないと減らせないと医師に言われ、しばらくしてから、少しずつ減らして、8月には手放せました。
今、うつを始めとして精神疾患の方がすっごく増えています。
まずは、食事を変えてみてはどうでしょう。
安全で良質な水、塩、調味料から見直して、基本はご飯と味噌汁と漬物を主体にした素食が一番です。その分、微量栄養素がたっぷりとありそうな食材にします。
食生活の乱れは、その人の弱いところに出てくるんだと思います。たかさんは心、私は体。人それぞれですね。今後も自分の弱いところをカバーして健やかに過ごしたいものです。
私たちの身体も心も食べたものでできている♪
「0フォース 人類最大の発見 縄文秘力(Jomon Code)」千賀一生
今年、読んだ本で、私がダントツに感動した千賀一生先生の著書。縄文時代はなぜ争いがない平和な時代だったのかを解き明かしています。そこには完全なる調和した社会があったようです。
内容が深すぎて、何から書いていいのかわかりませんし、下記を読んでもわからないかもしれませんが、よかったらご覧下さい。
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集落は中心を大切にし、そこには神なる長老の木があり、人も中心(正中線)を大切することで、体の軸に霊的エネルギーが宿る。土偶にもそれが表現されているのがある。
その神なる長老の木をHIKIと呼び、HIとは陽(光、日)、火、霊(ひ)を意味する。太陽の分身。住居の中心にもHI火がある。食べ物に「火を入れる」という表現は今もあります。
縄文人は、先天音主体に言葉を用いていた。MAは母なる力、母なる子宮空間、根源空間と共鳴し、通じ合う力を持つ。ママのMA。日本的な間(マ)。土間。居間。床の間。
HAは、存在の中心から遠方へと広がる遠心的な力と共鳴する。葉(ハ)。端(ハ)。思いをはせるのハ。そして、神聖言語「HA」は愛を表す言葉。古代日本でも「愛(は)しき妻」「愛(は)しき妹」「愛(は)しき家」などという表現が用いられていた。
HARIもHAREもHARUの活用形。現代の私たちは「ハレ」という言葉を、お日様が照っている状態の天気を表す言葉として用いるが、古代では、どんよりと曇っている状態から、雲がなくなり、すがすがしく晴れ渡る変化が「ハレ」だった。
日本には古来「ハレ」と「ケ」という概念がある。ハレ着やハレ舞台など、「時別な時」を「ハレ」という。民俗学上では、氣が低下した状態(けがれ)を「ハレ」によってあるべき状態に戻すという考え。
HAREは、HARIを形成させるための言霊。HAREとはHARIにE(エ)という先天音が付加された言霊。空間に様々な働きかけをする時、「E(エ)」を用いる。現代でも掛け声に「エイッ」という。
万物は中心に向かう。中心は0(無)であると共に、∞(無限)でもある。自然界には、万物を永遠性へと結び直す結び目が存在する、それが冬至。
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★カラダのための自然食レシピサイト『ケアごはん』 http://caregohan.jp/
★玄米酵素(FBRA)学術研究紹介サイト『ふぶらぼ』 http://fbra.jp/
★玄米酵素公式ホームページ https://www.genmaikoso.co.jp/
★玄米酵素オンラインショップ https://shop.genmaikoso.co.jp/
★生体活性水ガイアの水135(有)ビビアン http://www.viviann.co.jp/ (紹介者「大賀水香宝」)
以上
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