たかみか通信 令和5年(2023年)10〜12月      2023/12/13発行


 今年も残りわずか。歳を重ねるごとに時の流れが速く感じます。20歳では人生の1/20が一年だけど、60歳になると1/60だから当然ですね。今年は特に暑い日がいつまでも続いたので、急に師走が来ちゃいましたね。毎日を、とにかく大切に過ごしたい。



果物は敵か味方か?

 25年くらい前に、マクロビオティックに出合い、「果物は体を冷やすから良くない」と知り、果物をやめました。
 20年くらい前に、ナチュラルハイジーンと出合い、そこでは、「朝フルーツ」が勧められていて、「果物で体は冷えない」とありました。

 マクロビオティックに頭が凝り固まっていた私は、信じられず、ナチュラルハイジーンについて書かれている「フィット・フォー・ライフ」(当時は「ライフスタイル革命」という題名だった)を何度も本を読みかえした。

 そして、実験することにした。本には「果物を21日食べ続ける冷えなくなる」とある。ちょうどラフランスの季節だったので、農家さんから箱で購入。りっぱな大きめのラフランスを毎朝、朝食として1個以上食べはじめた。朝食は果物のみ。

 だんだんと寒くなってくる秋。ラフランスを食べると、肩が震えるほど冷える。そもそもが冷え性の私。これで本当に大丈夫なのだろうか? 少々不安を感じながらも、何日も肩を震わせながら、ラフランスを食べ続けた。

 そして、23〜24日経った頃だろうか。秋はさらに深まって気温は下がっているというのに、ラフランスを食べても、まったく冷えなくなったのだ。本に書かれている通りだった。

 果物は浄化する力があるから、最初は体の隅々に溜まった老廃物が排泄され、それは一旦血液の中を通るので、血液はドロドロになり、体は冷える。しかし、ある程度、老廃物が排泄されてしまうと、血液はサラサラと流れ、果物をいくら食べても、冷えないのである。

 果物を食べると冷えると実感しているあなたへ。
 あなたの身体には老廃物が溜まっていますよ。(笑)

 それからというもの、大好きな果物を食べられるようになった私は、毎朝の朝食を果物にすることにしたのです。ただし、果物には正しい食べ方があります。


・胃の中が空の状態で食べる。
 食後8時間はあける。→朝なら安心。
 生野菜だけ食べた後は2時間あける。

・果物だけで食べる。他のどんな食べ物とも一緒に食べない。
・ほかのものを食べた直後に食べない。デザート扱い禁止。

・熟した新鮮なもの。
・生のままで食べる。火を通したものはNG。
・常温で食べる。

・できるだけ国産のもの。
・できるだけ無農薬のもの。
・果物を食べた後、他のものを食べる時は、30分〜1時間あける。


 世間では一般的に「果物は血糖値を上げる」と思われているようですが、過去に、果物で糖尿病を治していた医師がいます(外園久芳著「フルーツクリニック」参照)。

 外園先生は実際に患者さんの血糖値を測って、果物で血糖値が上がらないことを実証されています。もちろん、好転反応的に一時的にちょっと上がるときもあるようですが、結果的には血糖値は下がっています。(ぶどうは血糖値が上がりやすいみたいで注意が必要)

 果物には果糖が多い。なので、果物は血糖値が上がると思われているのでしょう。確かに、果糖単体では血糖値を上げます。特に、果糖ブドウ糖液やブドウ糖果糖液など、最近、加工品によく使われているのは要注意です。避けましょう。
 しかし、果物は、果糖以外にビタミン、ミネラル、食物繊維など豊富です。特に皮ごと食べれば問題なし。ゴボウ茶で有名な、テレビにも良く出られていた南雲吉則医師は、果物推進派で、以前、桃でさえも皮ごと食べると言われていました。私もこの秋、柿を皮ごと食べていました(^^)/。

 ただし、甘い物の取り過ぎは脾臓にダメージを与えます。果物も甘いので、食べ過ぎは注意が必要です。



91歳でも元氣に生きる

 名古屋の自然食品店「健康の杜あうん」の鎌田麗子さんは只今91歳。先日、お電話でお話ししましたが、とてもお元氣で、頭もしっかり働いています。若い頃は、リウマチや腰椎圧迫骨折など数々のご病気に苦労されたようです。

 元氣の秘訣は、やはり食にあり。歯が悪いらしく、食事のメインは玄米酵素ハイゲンキ。全種類たくさん食べられていて、40年以上も玄米酵素を食べ続けられています。別途スピルリナの錠剤も追加されているようです。

「死ぬ直前に、こんなに元氣になっちゃって…」と笑っていらっしゃいました。目標にしたいですね。



以上



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