色えんぴつだとかクレヨンだとか、じっくりとながめていると
案外 「へぇ」 っという発見があったりします。

たた美は先日、P介の「クーピーペンシル」をじっくりと観察してみました。

P介が持っているのはなんと60色のもので、かなり大きくて立派。

←外箱

なんといっても60色もあるのですから、見ていて飽きません。
色の表記は、箱に書かれており、
どんな色が入っているのかわかるようになっています。

例えば赤なら 19 あか RED   という具合に
番号と日本語名と英語で表されています。
この「あか」という色名はJIS(日本工業規格)で決められているようです。
ですからあかのクーピーに

「赤」
とか
「あかだよーん」

などと印字してはいけないわけですね。
「あか」がJIS規格日本名です。

一時「はだいろ」という色名が問題になりました。
肌の色は人によってそれぞれだから
「はだいろ」という色名はおかしい、というものです。

「はだいろ」をやめて、「ペールオレンジ」と
英語名を使っている会社があるようですが、
この場合は規格からはずれるのでJISマークをはずしているそうです。
なるほど。

このJIS規格の日本語の色名を
英語の色名と比べてみると案外楽しめます。

例えば「うすむらさき」は”LILAC(ライラック)”。


「ふじいろ」は”HELIOTROPE
(ヘリオトロープというムラサキ科のお花)”になっています。


わかりづらいけど、微妙に違います。
きれいですね。

「あんずいろ」は”APRICOT(アプリコット)”。そのまんまだね(^^;)

おもしろかったのは”CREAM YELLOW”。
つまりクリームイエローですが、
これが日本語の色名では「たまごいろ」になるようです。

あと、「かばいろ」も楽しかったです。
英語では ”BURNT ORANGE”です。

(実際にはもう少しオレンジが強い色です)

最初、「かばって・・・カバさんの色?」とか思ったのですが違います。
「かば」は「樺」と書くようです。
桜の木の樹皮の色ということらしいですね。

そんな風にいろいろと見ていきましたが
今回一番印象に残ったのが ”SALMON PINK”でした。

サーモンピンク


日本語では「こうばいいろ」っていうんです。
「紅梅」です。
きれいです。
実際の紅梅はもう少し赤が濃いようにも思うけど、
それでもいい名前。
日本情緒あふれてこぼれそうです。

あぁ・・・日本に生まれてよかった・・・(しみじみ)




そして・・・申し遅れました。

わたくしたた美が色の研究に至ったそのわけ。

理由。

いきさつ。





床に置いてあったんです。
P介のクーピーペンシル60色が。
使ったあと、出しっぱなしにしていたんでしょう。





で、それを片付けようとしたんですね。

そして落としてバラまいてしまったというわけさ。





      




ふーんだ