伊東のお宿で見たものは


伊東温泉、旅館は観光旅行会社のオススメの宿でした。
花八季(はなやぎ)さんです。

海からは遠いので(徒歩10〜15分くらい)
海水浴にはいまひとつかもしれません。
「夜、海岸で花火したーい」
とおっしゃる方にも向いてないかも。
途中から上り坂なので車で行く方が便利かもしれません。
エレベーターがないのでお年よりはその旨伝えておいた方がいいでしょうね。
(お風呂が一階なので下の階がいいと思われます)


が。



素晴らしいお宿でした。
今までに泊まった旅館の中でも印象深いものがありました。

まず、客室。
八部屋しかありません。
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漢字で書きたくなる宿なのである


女将さん。
若くはありませんが上品で控えめ。
美しくお辞儀してくださる、そんな女性でした。

お風呂は「うぐいすの湯」という温泉。
普通のお風呂と露天の岩風呂とがあり、
満足できるいい温泉でした。
大浴場、というほど広くないお風呂と、
小さいお風呂と二つ。
時間で男女が入れ替わります。
そもそも八部屋ですから、いつもすいていました。

お料理。
素晴らしい。
お盆の時期で一泊16000円ちょっと/1人 という宿泊料金なので
高級な素材は出てきませんけどね。
懐石料理なんです。
ちょこっとずつ、温かいものは温かく、
冷たいものは冷えた状態でおいしく食べられます。
食べ終わった頃に次のお料理が運ばれるわけです。
これは大きい旅館だとなかなかできないでしょうね。

しかも、とてもセンスのいい料理です。
基本は和食ですが、ちょっと違います。

例えばカボチャの冷製スープを深めのワイングラスに入れ
上から生のウニをのせてしまうような。
んまかったっす。

サザエのつぼ焼きも普通ではありませんでした。
つぼ焼きなんだけど洋風です。
ニンニクの香りがただよっていて
サクサクカリカリとしていました。
だけどお醤油の香りも磯の香りもして。
全体的に和風なんだけど、どこかイタリアンかなぁ、という風でしたね。

たた美は思わず仲居さんに聞きました。
「お料理を作っていらっしゃるのはどんな方なんですか」と。
料理長は50歳代の男性で、
「料理の鉄人」という番組に昔出たことがあるそうです。
さすがっ!ちょっと違うっ。
ホンモノだぁっ!!



そんな花八季の一階ロビーで
P介は虫かごを見つけました。

「お母さん、ホタルだと思うんだけど」

えっ。

あ、ほんとだ。ホタルっぽい。

スズムシの飼育ケースとは別に虫かごがあり、
中に入っているのがホタルとそっくり。
でもホタルなんて身近にいませんからね。
自信は持てませんでした。
通りかかった宿の従業員の女性に聞いてみました。
たた美「これは何ていう虫ですか」
女性 「あ、これはホタルです」

おーっ! やっぱり!!

女性 「でもね、これ、ホンモノじゃないんですよ」

女性はカゴをひっくり返すと
そこについていたボタンを押しました。



なんと。

お尻がそれらしく光る3匹のホタルちゃんたち。





オモチャかいっ!(笑)




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温泉と料理はホンモノっ!







不謹慎なおまけ

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