百味ビーンズ 最近「ハリー・ポッター」という児童文学が大人気です。 大人にも評判で、映画にもなっています。 P介は、9歳。 11歳になったら ふくろう便がきて、 イギリスのホグワーツ魔法学校に入れるかもしれない、と真面目に考えています。 そんなある日。 親切なナナ母がアメリカのおみやげを送ってくださいました。 「Jelly Beans」というお菓子です。 日本でいうと「グミ」みたいな感じかな。 まわりはツルツルしていて、ちょっとかため。 中はチューイングキャンディになっています。 ちょうどいっちーとP介が家におり、 さらにP介のお友だち、りーくんが遊びにきていました。 「P介ぇ。百味ビーンズが届いたよぉ。 「えー どこどこぉ?」 たた美が箱を開けると、みんな大喜び。 きゃ〜〜 とってもきれい。 おいしそう。 (左の手がP介、右がお友だちの りーくんです) P介「まさか、『鼻くそ味』はないよなー」 ハリーポッターに出てくる百味ビーンズには いろいろな味があり、 「鼻くそ味」だとか「ゲロ味」だとか妙なものが出てきます。 たた美「まっさかぁ」 ありませんよ、もちろん(笑) 箱の中には、どれがどういう味なのか、全て書かれていました。 PEACH (ピーチ) LEMON (レモン) などはわかりやすいですね。 でもね、 よくわからないものもあるんです。 たとえば「LICORICE」。 これは漢方なんかにも使われる植物みたいですね。 「リコリス」っていう黒いアイスクリームもあるから、 お馴染みな人にはお馴染みなのかな。 「TOASTED MARSHMALLOW」 ・・・焼いたマシュマロですかね。 「JUICY PEAR」 ・・・PEARは「梨」ですが、わざわざJUICYがついております。 たた美 「・・・で、これはぁ・・・」 英語で書かれているので、子供たちには解読不可能です。 たた美が味の解説をしているそばから、 りーくんは いろいろな味を積極的に試しています。 りーくん = タイプ「無鉄砲」 (笑) P介はジ〜〜っと見ていましたが 「GREEN APPLE」が「青りんご」だと確かめて ようやく食べました。 石橋をたたいて渡らないタイプ(^^;) おいしかったみたい。 「あ、おいしい!」とニコニコしています。 次の瞬間、りーくんが「うわぁぁぁっ!!!」 と叫んで口元を手で押さえました。 「うわ」 いっちーも渋い顔。 なっ・・・なに? りーくんの唇に、緑色がうっすらとついています。 「うーー うーーー うーーーーーーーーっ!!」 りーくん、あわててティッシュにビーンズを出すと、 顔をしかめて言いました。 「からかった〜〜」 (^^;) いっちーとりーくんが食べたのは「JALAPENO」味でした。 それって「ハラペーニョ」じゃん。 メキシコ辺りのトウガラシですよね。 そんなものがお菓子に? ひえぇぇ
(^^;)
あー 青唐辛子だからねぇ。 なるほどね。いい表現だね。 リーくん、その味をP介と共有したくてたまりません。
(^^;) そして、何とかしてP介に食べさせようと必死。
嫌がるP介。 そりゃ、そこまですごい味だって言われて 食べる気にはならないよねぇ(笑)
(^^;) ちょっと違ってないかぃ?それ(笑) リーくんは口直しに甘い味のビーンズを食べることにしたようです。 甘いものばかり選んで食べていたはずの、P介、突然顔をしかめました。
なっ 何? リーくん、大喜び。
ついにP介もハラペーニョ味を口に入れてしまったようです。 水を飲んだP介、今度はたた美に食べさせたくてたまりません。
もー しょーがないなぁ・・・ チャレンジャーになれって言うのかいっ! 食べてみました。 あー ハラペーニョね。 辛いね、うん。 でもやっぱりお菓子です。 大人の口にはそれほど強烈なものじゃありません。 確かに子供には草っぽくて辛いかも。 しかし、無難な青りんご味を食べていたはずのP介、 どういうわけでハラペーニョ味を食べてしまったのでしょうね。 なんと、リーくん、青りんご味にハラペーニョ味を混ぜていたようです(^^;) 中央がひとつだけハラペーニョ味です。 確かにソックリで、わからないね、これじゃ(笑) P介はこの作戦にひっかかってしまったのですね。 リー、やりすぎだ! やめなさい、おもしろいから(笑) 「ハラペーニョ」は、 「一度食べると無性に誰かに勧めたくなる」 ・・・どうやら そんな味らしいです(笑) つづく |