百味ビーンズ その3 中学生編



しばらく経ったある日。

来ました。
カモ  いっちーのお友だちがっ!

中学生男子2人。

ほほほ・・・

そろそろお腹がすいたかな、
と思われた頃。
たた美は言いました。

「みんな、おやつでも食べる?

  ・・・ところで・・・

チャレンジャーはいるかな、チャレンジャーはっ?!」


ゲーム機のコントローラーを手に、不思議そうに振り返る中学生たち。

「あーあー いいねーそれ」

ニヤニヤと笑いながら、いっちーがジェリービーンズの箱を持ってきました。

いっちー 「食ってみな」

「なに?なにこれ?」

不思議そうな顔をする中学生二人にたた美は説明します。

たた美 「ハリー・ポッターにも出てきたジェリービーンズだよ。
百味ビーンズって訳されてたよね。
食べてみたら? でもねぇ、すっごい妙な味もあるんだよ。
えっとねぇ、これがブルーベリー味でぇ・・・」

小学生の時と同じように味について説明するたた美

よっぴーは リーくんと一緒。
説明など聞いちゃいません。
片っ端から食べています。

「あ、うまい。なにこれ。クリームソーダ? へー」

初登場びーくんは慎重派。

「えっ? チョコレートプリン? なら食ってみようかな。・・・あ、うまいうまい」

中学生はさすがにもう大人に近いんですかね。
ハラペーニョ(青唐辛子)を食べてもそれほど嫌がりませんでした。

よっぴー 「あー 唐辛子でしょ、これ。ちょっと辛いねー」

中学生に評判がよくなかったのが A&W ROOT BEER(ルートビア) でした。

アメリカにある、ビールに似ているノンアルコールの飲み物と思われます。

「うわー 変な味、これ」

確かに薬っぽいような妙な味。

先日味見をしてもらった、Jelly Beans愛好家のMick によると
「シップを食べてるような、病院のような、薬局のような味」です。
プレゼントのページにUPしてくれています)
うまい表現です。


しばらく味見を楽しんでいたよっぴー
ジェリービーンズを一つ一つ箱から取り出し始めました。

よっぴー 「びーくん、全部いちどに食ってみなさい」

いっちー 「おー いいねいいねー びー、行けっ!」

びーくん、目がテン。

びー 「は?」

ふと見ると、よっぴー、あっという間に小皿に
全部の種類のジェリービーンズを集めました。



ジェリービーンズは全部で40種類の味が入っています。

それが一粒ずつ。
つまり、40個のジェリービーンズがお皿に入りました。
これをいっぺんに口に入れて食べてみろ、とそう言ってるわけですね。

びーくんは落ち着いています。

びー 「食わねーよ、オレは」

「食ってみろよー」
「行けっ!行ってみろっ!」

周りはあおっています。
P介もワクワクと飛び跳ねています。

びー 「食わねーって」

びーくんは真っ直ぐ前を向いて、落ち着いた表情。

まぁ、そうでしょう。
びーくんは慎重派ですから。
40種類のジェリービーンズを一度に口に入れるなんて、
そんな無謀なことはしませんよ。

そこでたた美が助け舟を出しました。

たた美 「そうだよー 一度に全部食べたっておいしくないよー
それにさぁ、こんなにたくさん、口に入らないよ」

これを聞いたびーくん、目の色が変わりました。

びーくん 「入るよ」

そう言うと、あっという間に上を向いて口を大きく開け

全部の口に入れてしまいました。

周り、すごい盛り上がり。
「やったー すげー すげーよ、びー!!!」



びーくん、上を向いて口を開けたまま。

どうやら口にたくさん入れすぎて噛めない模様(笑)



周りが喜ぶ中で、そのうちモゴモゴとやり始めました。
「う」
とか言いながら急に水を飲んだりしています。

かと思うとモゴモゴと平和に噛んでいます。

しばらくすると、目をむいて「んー んー」とか言いながら
ジェリービーンズの箱を指さしました。

「A&W ROOT BEER」の所をさして苦しんでいます。




そんなにマズイんかいっ!(笑)








しかし・・・中学生ってわからん(^^;)



びーくんを一番アオったのってたた美ですかぁ?
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