結婚式の司会 その1
−司会者は忙しい−


14年前の花嫁、たた美です。

思えばあの時は司会者の苦労なんて考えもせず、
のんきにメインテーブルに座ってましたよ、ウェディングドレス着て。

今回知り合いのお嬢さんの披露宴で司会者をすることになって初めてわかりました。
司会者は準備が大変です。

式場の担当者と打ち合わせたりするわけですが、
かなり細かい話が繰り広げられます。
「乾杯をする人は祝辞を述べるのか、ただ「乾杯」と言うだけなのか」
「祝辞を述べるとしたら何分くらいのものなのか」
そんなことにまで話が及びます。
どうでもいいように思うけど、
きちんとした理由があるんですね。

話の長い人が乾杯する場合、全員がグラスを持つのは
挨拶のあとだそうです。
そうでないとグラスを持って立ったまま全員が5分も10分も待つことになるからです。

なるほどね。
式場の担当者が一斉にスポン!とシャンペンの栓を抜くわけですが、
かなり大きな音がしますから、キマるとかっこいいですよね。
そのタイミングをどこに持ってくるのか、
挨拶の長さによって変わってくるということですね。

まぁそんな具合でいろいろとありまして、司会用の台本を書くと言っても
いちいち新郎新婦に問い合わせをしたり、
マニュアル本をみたり、時間がかかります。


今回、司会を頼まれたのが披露宴の17日前でした。
新郎新婦の名前を知ったのが9日前です。
司会をアテにしていた人ができなくなってしまったということで
新婦のお母さまからお願いされ、断れませんでした。

そんな付け焼刃的な司会者です。
しかも初めての司会です。
短い期間でバタバタと台本を仕上げるわけで、
当然家事の方は普段よりさらにおろそかになります。
本番の2〜3日前くらいからは
さらにその6割増でおろそかになる感じでした。

当日、披露宴が終わって帰ってくると、
たた美には現実が襲いかかりました。

帰ってきたのは夕方の6時くらいだったんですけどね。
とりこんでなかったんです。
洗濯物が。
真っ暗い中、ヒラヒラと風で揺れてました。

だれかが気づいてとりこんでくれていたらよかったけど。
まぁしょうがないです。
干している場所は二階のベランダのはじっこですから。
カーテンしめちゃうと、もう見えません。
家族は気づかなくて当然で、とりこんでくれていたら奇跡、ですね。

でも悔しいな。
せっかくふかふかに干したのにねぇ。

「夕方になったらとりこんでね」って頼んでから出かければよかったなー。





これじゃ、ずっと干しっぱなしじゃん。















昨日の朝から (滝のような涙)





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 よく考えたら、昨日とりこんだ覚えないもん。
 今朝は洗濯物干して行く暇なかったし。

 昨日干したものでしょ、やっぱこれは (T_T)