■ダグラム■
2002年9月


  ダグラム。今回組んだのは80年代末に童友社からオレンジのパッケージで発売されたもの(中身はタカラ版と同じ)。「名場面シール」がついていたやつですな。その頃いったん開封して足とか上腕とか作ったんだけれど力尽きて放置していたものを、数年前LD発売を機に思い出して再スタート。足を上下延長、ズボン部分を切り詰めて、膝関節の新造および脚部各関節へのポリキャップ追加、・・・・まで行って再び休止。仮組みしてみると上半身のバランスの悪さがどうしても気に入らなくて、それを改修する作業量を考えるとだんだん億劫になってしまって。

 でも作業を休止してる間もどうにかしようという気はあって、バンダイのHGUCなんかの新作が出るたびに、股関節とか腕とかをうまく流用できるサイズのキットがないか物色はつつけていました。でもGMもハイザックもガンキャノンもイマイチ小さくて(ザクIIIみたいな大型キットならうまく合ったのかもしれないけど)。

 そんな時はっと気付いたのは、1/100の小型MS(F91以降のやつですな)ならうまく合うのではないかということ。早速Vガンシリーズから1/100ゾリディアを買ってきて仮組みし、あまりのぴったりさに快哉を叫んだのが3ヶ月前。そしてようやく完成。苦節10年以上。長かった・・・・。

 以下は改造のポイントです。上腕から肘関節はゾリディアのものです。ちょっと腕が短いダグラムのプロポーションにあわせて、肩下で3ミリほど詰めてます。関節の下にダグラムの腕を無理やり接いで、ゾリディアの手首のポリキャップを内臓しました。
 胸はゾリディアの突起部をレザーソーですっぱり切り落として平面にして、ダグラムのボンネット(紺色の部分)をのせています。この際にボンネット部分を左右で3ミリくらい切り詰めました。肩幅の広さはこれで解消。ゾリディアの両脇の機銃はどうしようかと少しばかり悩んだけど(削り落とすとそのあとの処理がめんどくさそうなので)、「ダグラムがあれだけ格闘戦に強いのはこういう隠し武器があったからだ!」ということにしてそのまま残しました。スコタコのレッドショルダーSPみたいなものかと(^^)。腰については、最近のダグラムの作例では装甲を可動にする事も多いようですが、ゾリディアの股関節は比較的下のほうにあるのでそのままでもそこそこ動くので固定のまま。大腿と膝関節はゾリディアのもの。膝関節は少しデコレートしてみてます。
 あと、「気を付け」をしたときに腕アーマーが肩のものときれいに面イチになるように注意して接着しました。結構ここがダグラムらしさのポイントのような気がしたので。

 塗装については大失敗。ちょっと古くなったグンゼのスーパークリア<つや消し>を吹いたら紺色がひどく曇ってしまった(もともとこのクリアは青系の色の変化がおおきいようですなぁ)。いい加減めんどくさくなっていたので、そういう汚し効果だ!ということにしてほっぽったままですが。

 さてこのゾリディアとの二個イチ、おそらく他のCBアーマーでも有効だと思われます。ソルティック、アイアンフットあたりは特に。ブロックヘッドはちょっと大きいからMGザクでやればどうかなと思っていたんですが、既にそういう作例をネットで発見してしまいました〜。みな考えることは同じなのだなぁ・・・。とりあえず手元にゾリディアが3つあるので、気が向いたらまた何か作ってみようかと思案中。

1/72「コンバットアーマー ダグラム」 

発売元:童友社



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