serialSONY DVCAMデッキ

「DSR-30」
1997年4月購入

 記念すべき日本初の家庭用DVデッキ。高かったっす(^^)。

 我が家のエアチェックは90年以降ずっと、「S-VHSでタイマー録画、Hi8にコピーして保存」という方法でした。もちろん画質的にはとても最高とはいえませんが、当時使っていた東芝のHi8は色が鮮やかな絵作りだったので結構気に入ってました。それにやっぱりVHSはかさばりすぎ。今ももちろんその頃のエアチェックテープ持ってますけど、これが全部VHSだったらとおもうとぞっとします(^^)。

 ですが何度ダビングしても画質が変わらないという触れ込みのDV方式が発表されて以来心はもう完全にそっちにいっちゃってしまいました。ただ1号機であるこのDSR-30が業務用DVCAMフォーマットだったために一瞬予約を躊躇したのが大間違い、やっぱり欲しいな〜と手配したものの実際に入手したのは発売から4ヶ月後になっちゃいました。

ご存知の通りDVとDVCAMの違いはテープスピードのみ。でもここがけっこう大きいところで、ランニングコストを考えるとテープが高いだけにばかになりません。DVCAMはDV(LP)の2.25倍のテープを消費してしまうのです。そこでムービーが前から欲しかったこともあり、同時にハンディカムDCR-PC7も買って、「DSR-30をS-VHSと連動させてタイマー録画、PC7でミニDVテープにLPでダビングして保存」というエアチェック方式にしました。PC7はDV、DV(LP)だけでなくDVCAMも再生してくれるのでかなり重宝しました。というかいまもしてます。

 実際に使ってみて、画質はもうほんとに文句のつけようがないです。問題があるときは必ずソースのほう。DV端子(Firewireですね)によるコピーは、私の目では全く劣化は確認できませんでした。いや〜ついに家庭用ビデオで完璧にNTSCを録画するデッキができたんですねぇ。感動的。

 問題としては、私の使い方だと本体内蔵の編集機能が使えないこと。かなり凝った編集パネルがついてますが、マスターとしての使用が前提なので、録画側のPC7をこれで制御することはできません。当たり前ですね。たまにRec側として使うときには、フレーム誤差ほとんどゼロのすごい編集が出来ます。

 




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