■岩倉玲音【sereal experiments lain (TV) 】
(1999年10月)

 素体はVOLKSのエクセンレントミニ-A(プチ胸)。前作での苦労は一体なんだったんでしょって感じの便利なブツ。設定書比較で体型にほとんど差がなかったので、首から下にはまったく手をつけてません。色は塗ったけど。玲音ってほんとに小学生体型なんですねぇ。

 ただしこのエクセレントミニ、首と頭部の接合位置がかなり前(あごに近いほう)にあるので、そのつもりで頭パーツにポリジョイントをつける位置を決めないと、えらくあごを前に突き出した感じになってしまうので注意が必要です。付属の軟質の頭部のジョイント位置を参考にするといいみたいです。

 この服は、ちょっと似てたのでハローマックの「中学生リカ」の制服を流用しています。色はぜんぜん違いますが雰囲気は近いでしょ? ちゃんとしたの、そのうちつくります。ちなみに完成後しばらくはスリップ姿で「静電気が、ダメなんだって」状態にされておりました。

 さて今回は当然のように頭部および髪をキャストで置き換え。もちろん後日「lain」「レイン」「れいん」などをつくるためです(^^)。まだ実行に移してないですが。目と口元の微妙な違いなんで、そこまで再現できる腕が私にあるかというと、それもまたあやしい限りだったりします。


 顔の造形はできるだけ岸田隆宏氏によるアニメーションキャラクターに似せることを目標としてます。岸田さんって「ヤマトタケル」なんかじゃおもいっきり省略の効いたデザインされてますが、lainはかなりリアルな方向に振ってて、眼窩のくぼみが作画されてたりします。そのへんをがんばって追っかけてみたんですけどいかがでしょう。でも出来上がってから、あごの線が少々左右非対称なのに気がつきました。次作(レイン?)では修正の予定。

 それとはじめてキャストキットっぽく陰影のある彩色を試してみてます。もっともポーズによって「どこが影になるか」が変わるので、あんまりはっきりとした色づけは出来ませんでしたが。

 


「Alice6」に載せてもらった画像

 以下の画像は、lainの脚本家である小中千昭さんのサイトAlice6で紹介していただいたもの。随分たくさんの方に見ていただいた、幸せ者の玲音です。メガピクセルデジカメRDC-5300で撮影したので、上のデジタルハンディカムの画像よりはかなりましになっている・・・と思います自分では。
 小中さんのコメントでは「微笑んだ表情がいい」ということでしたが、実は笑い顔に作るつもりはなくて、設定書の無表情な玲音のつもりなのでした。でも確かに微笑んでるように見えますね(^^)。まだまだ未熟ですわたし。
 現在同じ原型の複製を使った表情修正版を製作中。(2000 2/15記)


この画像は表紙に載せてもらいました。



使用されなかったテイク。







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