■ライム【セイバーマリオネットJ 】(1996年11月)

96年10月、SAJ発売直後に作りはじめ、1ヶ月程で完成させたものです。多分SAJの改造例としては全国でもかなり早かったんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょう?

今のようにドール専門の雑誌があるわけではありませんので、とにかく何もかもが手探り状態。ドールヘアーって一体どこに売ってある?頭をポリパテから作ったはいいけどどうやって植毛する?ああもう和服の袖の裏地ってどういう風につながってるの?などの数々の疑問に立ち向かい(一部は無視し)ながら、何とか完成させました。

ボディはSAJですが、ふとともを1.5センチ、上腕も少々切り詰めてあります。一番サイズを変えにくい胴体の長さを基準として、正面立ちの設定書から割り出した長さにそろえました。靴も設定書のサイズどおりのはずなんですが、TVではもう少し小さめに作画されていたようで、ずいぶん大きく見えます。おかげでものすごく安定してますけど。なんせポリパテの塊ですから。


 当然ボディも全塗装です。髪の毛はピンバイスであけた穴に何本かずつ植えて木工用ボンドでとめてありますが、ライムの場合かぶりものがあるので何とか格好になっています。はねた部分は人間用のムースで。頭の赤い玉は釣り具やさんで買った「浮き」。

 服は一部接着してあったりとか、最近のクオリティーから言えば落第なんでしょうけど、袖部分の裏地とか、凝った部分もあるにはあります。

 まぁなんつってもあの「ことぶき顔」をなるべく矛盾なく表現することが最大の目標だったわけですが、その点に付いてはそこそこ成功してるんじゃないかと思ってます。「JtoX」の顔だったらできなかったかもしれませんけど(^^)。とにかく、最初の一体ってことで今でも愛着あります。



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