■来栖川芹香
1999年5月

 これはどっちかっていうとドールかもしれませんけど。

 このシリーズ、素体にはキャスト製の「幻の素体」が使われてて、流石に上腕部とかのラインはきれいなんですけど、おそろしくつくりがシビア。膝関節は完璧なすり合わせしないと、きつくてはまらないかゆるくて自重を保持できないかのどっちかになっちゃいます。わたしも一度ならずあきらめかけましたが、びみょ〜な調整でなんとか落ち着かせました。

 キャスト製なので切った貼ったは自在ということで、かなり派手にプロポーションを変更してあります(って立ちポーズ撮ってないけど)。大腿部は15ミリくらいは縮めてます。首も5ミリくらい。

 さらに頭部に関してはほとんど全面的に手を入れてます。


あららら、ぱんつみえてるなこれ。失敗。

 

 ど〜も少々(というよりかなり)頭部全体が縦に長すぎると感じられたので、髪パーツを大幅にボリュームダウンした上に、あごも削りこみました。目も思いっきりたれ目に。これでかなり私の「先輩」イメージに近づきました。

 あらためて雑誌とかで作例写真見てみると、この芹香って同じマスタードールシリーズの中でも際立って似てません。首もどう見ても長いし。あまり原型に時間かけられなかったのかな〜とか思ってたんですが、同じ早苗裕彦氏原型による最近発売された1/8キャストキット「芹香II」も同じような顔してるんですよね。つまり早苗さんは芹香はこういうつくりだと解釈されてたってわけです。やっと納得しました〜。・・・・でもわたしの好みとはちょと違う(^^)。

 首とか縮めたにもかかわらず本体は未塗装。上の画像でも首に継ぎ目が見えてます。髪もざっと表面をペーパーで磨いただけ。顔はパテ盛りしたので素材に近い色で塗装しました。ちょっち白塗り気味ですね〜。

1/6「マスタードール・キット 来栖川芹香」

発売元:VOLKS
原型製作:早苗裕彦・造形村



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