2001/11月up
更新日2004/11/14  

 タイトル通り、ブリードにて新しく成虫になった「カブト・クワガタ」の画像を、公開していきたいと思います。
 一応、採卵〜羽化したものが中心ですが、幼虫購入から成虫といったものまで混じっています。
 また、経過途中の幼虫の成長や、蛹、できれば羽化の様子等もupしていきたいと思っています。

2001年度〜2004年度の新成虫

ドルクス・アンタエウス系
001
タイ・アンタエウス
(ドイサケット産F1
)
♂80o
 2001年度の2匹目の羽化個体。親はwild78oと46oで、2000年の10/19日に初令幼虫より菌糸瓶にて飼育開始したもの。最終入れ替えは2001/5/5に1.4Lに入れ替えで、この時の体重は28gとあまり期待していなかった幼虫。そのままほったらかしにして、2001/10中旬に羽化し計測すると80ooverでした。因みに菌糸瓶は1L→1L→1.4Lとかなりケチって使用したものです。飼育はエアコンと温室管理により20℃〜23℃くらいだったと思います。
002
タイ・アンタエウス
(ドイサケット産F1)
♀52o
 2001年度の♀の羽化個体で一番サイズの大きかったもの。50oはこの他にも5匹程羽化し、残りも44o以上のサイズでした。50o以上は全て菌糸瓶にての飼育個体で羽化までに10ヶ月以上かかっています。マット飼育では、8ヶ月くらいで羽化した為かサイズ的には普通のものが殆どでした。(実は25gの♀幼虫もいたのですが、残念ながら幼虫時に死亡してしまいました)
003
タイ・アンタエウス
(ドイサケット産F1)
♂82o
 2001年度11月の羽化個体で♂は4匹目の新成虫です。羽化してから3週間目に取り出したもので、たぶん1oくらいは縮むと思いますので最終的には81o位でしょうか…
 ※付・別個体の蛹の画像
004
タイ・アンタエウス
(ドイサケット産F1)
♂84o
 2002年度3月の羽化個体。実はこの前に81oも羽化していたのだが、管理ミスにより死亡の為標本に。交換は最後のタイミングやや悪く菌糸が泥状になった時点で交換したものだが、この時の体重は45gでした。ベストの交換だと85overだったと思われるので残念…90overを狙うには55g以上が必要かとも思いますが、果して…
005
マレー・アンタエウス
(ドルクスマンA血統)
F2個体
♂75o
 サイズ的には大したことの無いものですが…恰好のよさは(!)と思っています。血統は極太大顎で有名なドルクスマンさんのA血統です。マレーは中々良い型に出会えないので、良い個体に巡り逢えれば即買いでしょう。羽化した最初の♂なので敢えて掲載しました。大顎部のUPも掲載しています。
006
マレー・アンタエウス
(TPD血統)
F2個体
♂80.5o
 マレーの別系統の累代個体。
 顎の形状は特筆すべきものではないが、比較的大型のものが羽化してきたのでUPしてみました。2003/5現在で、80+は3匹羽化してきています。
007
ネパール・アンタエウス
(ダーディング産F1個体)
♂83o
 ヒマラヤ山系のアンタエウスでは、有名なネパールのもの。内歯が上方に上がるのはこの産地の特徴ですが、インドネシア系統のものに比べて幼虫体重〜の予測ではインド系統の方が大きくなるような気がします。この幼虫も最終入れ換え時の体重は26gでした。
008
インド・アンタエウス
(カリンポン・ラパ村産F1個体)
♂81o
 今では、すっかり落ち着いた価格になってしまったインド・アンテですが、その恰好よさから人気は未だに高いものがあります。これからは形や太さに拘った飼育がメインとなってきますが、80oを超えるサイズの販売は少なく、高価となっています。
009
インド・アンタエウス
(カリンポン・ラパ村産F1個体)
♂84.8o
 2003/7現在羽化している個体の1匹。38g〜47gと幼虫時の体重差はあったのだが、何故か羽化してくるサイズが平均してこの位が多い…とりあえず85oには少し足りないのですが…
010
インド・アンタエウス
(カリンポン・ラパ村産F1個体)
♂86.5o
 2003/7に羽化した個体で、85oをOVERしてきたもの。まだ鞘羽の色も赤いが羽化して2週間以上経過している。このクラスになると内歯がかなり上方に位置してきており、恰好も良くなってくる。
 90oUPだと、さぞかし迫力が出ると思われますが…
011
シェンクリング・オオクワガタ
(台湾・六亀産F2個体)
♂83.5o
 クワ友に頂いた里子の幼虫からの個体。まだ赤味を帯びている状態ですが、これ以上は縮まないでしょう。90o近くになるのでまだこのサイズだと小さい方です。
 プロポーションはコクワの大型ともいえますが、大変好戦的で凶暴な為ペアリングには注意が必要です。
012
シェンクリング・オオクワガタ
(台湾・六亀産F2個体)
♂87o
 2003今年最大の個体。菌糸瓶飼育で1年以上かかっています。マットで出た最大は上記の83.5oですが、シェンクリングに関してはもっと大型の個体も出ているようですので、90overが目標となってきます。
013
森田ゴールド・オオクワ
♂75o
 2004/6月に羽化した個体。羽化までに2年一化という年月を費やしており。当初32グラムあった幼虫が、最終体重は24グラムになり、結果としてこのサイズになっています。最大体重になった時点で蛹化できれば、もう少し大型で羽化させることが可能だったと思われる。
014
森田ゴールド・オオクワ
♂76o
 同じく2004/6月に羽化した個体。菌糸が劣化がしていた状態での蛹化だったので、後翅がややはみ出てている。
 前胸部は太く、腹部はほっそりとしていて中々スタイルは良いかと思います。
015
森田ゴールド・オオクワ
♀52o羽化不全・死亡
 2年もかかって羽化した大型のオオクワ♀。
 残念ながら羽化不全で、羽化後数日してから死亡…ただこの個体群は大きくなる要素を持っているのではないかと思わせられました。
 ♂幼虫も最大で33gまで成長していた事ですし。次世代に期待?
016
山梨産・オオクワ
奇形個体
♂57o?
 クワ友から、変わったのか羽化したと持ってきてもらった個体。
 大顎の先端部がなく、口唇部も変形しており、前胸から頭部にかけてエンボスが入っている。雌雄同体ではないと思いますが、単なる奇形か?
017
クルビデンス・オオクワ
(インド・WBK産CB)
♂77o
 累代でいうとF2になるが、別の系統のものと掛け合せている為CBと表記しています。ここの産地も最大で85ミリを超えてくるので、これでも普通サイズとえるでしょう…大顎が国産のものより長細いので、スマートに見え、その分体長では得をしているかのよう。
 幼虫時、30グラム程度では80oには達しないようで、35グラム前後は欲しいところ。

ヒ ラ タ 系
001
パラワン・オオヒラタ
(パラワン島産F1)
♂99o
 2000年度に飼育を始めた最初の個体。97oペアのwildからの累代で、♂幼虫はは3匹しか取れなかった…その内の1匹。実はもう1匹も97oで羽化しています。残りは70oくらいの小サイズと思われる蛹です。幼虫時の体重は最大で55gでした。全てマット飼育で、1L→1L→2L→3Lの入れ替えでした。これも羽化までに1年以上かかっています。次回狙うはやはり105ooverでしょうね…(難)
002
スマトラ・オオヒラタ
(スマトラ島・アチェ産F2)
♂94.5o
 2002年7月羽化の個体で、スマトラではまあまあのサイズ。最大で100oを超えるが、太さで比較すると、同サイズのパラワンが小さく見える程太い。当初は95oあったがやや縮んでしまっている。
 実はマリンドック島に生息するオオヒラタ(海皇)はこのスマトラよりも格段に太く、ヒラタの中では最も太いとされている。↓に比較画像を掲載しています。
※スマトラとマリンドッケ82.83o、ほぽ同サイズで前胸部の太さは2oも違う。
003
タウルス・ヒラタ
(スマトラ島産F2)
♂60o
 実はフォルケプス・ノコギリとして購入したもので、羽化するとタウルスヒラタでした。所謂クシゲヒラタで名の由来どおり、大顎内側ににオレンジの繊毛が生えています。
 とりあえず羽化したものの中では最大サイズです。


色 虫 系
001
ニジイロクワガタ
(オーストラリア・クイーンズランド産F2)
♂60o弱
 幼虫から飼育した個体で、5匹のうち4匹が♂でした。その内で60o弱のサイズになったのがこの個体でした。ただ普通ならもっと大歯型になってもおかしくないのに、59oの個体に比べて大顎は短く、同様に伸びていれば65o位になったのではないかと思います。まあ、ニジイロの場合はサイズはあまり気にしなくてもいいようですけれど…
002
メタリフェル・ホソアカ
(ペレン島産F1)
87・5o
 ペレン島産のメタリフェルで普通種ですが、ブリードではなかなか野外ギネスを超えないらしい…。この個体も90oには届かなかったのですが、幼虫期間をもっと引き延ばせば大型が狙えるのではないかと思います。他の兄弟では69oと73oが羽化していますが、現在蛹の個体が結構な大きさですのでやや期待。(85ooverだと1L瓶だと狭すぎて、この個体も後翅がやや収まりきれていません。よって人工蛹室へ移した方が無難でしょう)
※別個体の蛹を人工蛹室に移したところ。
003
メタリフェル・ホソアカ
(ペレン島産F1)
89o/black
 002の個体と兄弟のペレメタ。残念ながら鞘翅が隙間が開いてしまい、完全に閉じない状態ですが、状態は良く元気な個体です。
 写真は写りが悪いですが、blackメタリックの色でブルーはかかっていません。羽化直後は後翅が1枚閉じてなかったのですが、何とか収まったようでほっとしています。
 他にも85oと87oが羽化しましたがこれは羽化不全でかわいそうなことをしてしまいました…
※羽化不全の個体も一緒に並べてみたところ。
.004
メタリフェル・ホソアカ
(ペレン島産F1ブルーの累代
)
♂70o/Gold
 サイズ的には大したことはないのですが、色彩変化の例として掲載してみました。
 この個体はブルーの累代ということで飼育していたのですが、羽化個体は銅色〜Goldに近い色彩でした。画像では色合いの微妙な具合が出にくいですが、実際はもっとGold感が強いです。

※一寸変わった色彩(右と左の前羽の色違い?)の別個体
005
コルポラアル・ノコギリ
(インドネシア・ブル島産F1)
♂68o/♀
 累代の個体で、サイズ的には中型のサイズ。大型は85oくらいまで成長するようです。ブル島とスラ諸島にのみ生息する珍品のノコで、飼育下ではサイズは小さくても大歯型が羽化しやすいようです。カラーバリエーションも赤〜黒まで色々なタイプが累代でも出現するようで、ブリードすると面白いかもしれません。WILDでは特に♀が少ない為、高値がついています。
006
ズベール・ホソアカ
(カタンドゥアネス島産F1)
♂53o
 中型のキクロマトスで、割と普通種のズベールですが、カタンドゥアネス産はやや前羽にも光沢があり、大顎も中々に立派です。サイズ的には大したことはないですが、初めての種類でしたので掲載しました。
No.007
ドルサリス・ノコギリクワガタ
(ネグロス島産・F1)
♂58o
 中型のノコギリクワガタの仲間。
普通種でよく見られるノコだが、ネグロス島のものは数が少なく、WILDは年に数ペアくらいしか入荷しないらしい…縁取りの赤みが強く、光沢のある美しいノコです。
No.008
ラフェルト・ノコギリクワガタ
(タンナ島バヌアツ産・F2)
♀46o
 初めて羽化したラフェルトノコの♀。上翅が透けて後翅が見えているのが美しい。フルストルファー等もこのような透けて見える上翅をしていますが、死亡して標本にすると、オレンジ色の不透明色になってしまうのが残念です。♀でもノコギリクワガタの仲間とは思えない程横幅があります。
No.008.その2
ラフェルト・ノコギリクワガタ
(ニューヘブリデス島産・F2)
♂74o
 長いこと幼虫だったので、結果的に♀とは8ヶ月以上羽化ずれを生じてしまいました。蛹も長歯独特のフォルムで、横幅もあり、ノコギリとは思えません。70を超えるサイズとは思われますが、羽化してからのお楽しみ。
※蛹の画像
No.009
ウォレス・ノコギリクワガタ
(ハルマヘラ島産・F1)
♂55o

 2002年辺りから入荷し始めた、ノコギリの仲間。ノコの仲間では珍品で、特に70oを超える長歯型は貴重。ブリードでは大型が出やすいと思われます。
 ♀はやや黄色い縁取りがあり、ビソンやコルポラアルとよく似ています。
※♀&♂蛹画像
No.009
ウォレス・ノコギリクワガタ
(ハルマヘラ島産・F1)
♂75o
ウォレスノコの別個体。今回は菌糸の交換が順調でしたので、結構大きくなったようです。蛹でもかなり良いサイズをおもわせ、羽化してから測定した結果75oありました。多分ギネス個体?まだ、羽化後10日での測定ですので、最終的には74o台かと思われます。
※♂蛹&羽化後画像
No.010
デハーン・ホソアカクワガタ
(ボルネオ・バリクパパン島産・F1)
♂47o

 ムニスゼッチのようなタイプの中型キクロ。サイズ的にはまあまあだが、50OVERを狙いたいもの。大歯型の格好はよく、一部のノコギリの仲間のように、上翅が透けて見えていて、生きている時が美麗な種類。
 標本にするとその透過性は失われるようです。
No.011
エラフス・ホソアカクワガタ
(スマトラ島産・F1)
♂58o
 一応キクロの難関として有名な「エラフス」ですが、産卵〜幼虫までは何とかクリアできると思います。問題は羽化不全と雌雄の羽化ずれ、大型個体の作出でしょう。
 70o位が現在の飼育で出ているものでは最大ではないでしょうか?
 自然界では100oを軽く超えてくるのですが…
No.011
エラフス・ホソアカクワガタ
(スマトラ島産・F1)
♂色違い
 上記個体と同じ兄弟なのですが、鞘翅の色がフルストルファー・ノコや一部のキクロのように透けて後翅が見えている個体。残念ながら標本にするとオレンジの不透明色になってしまうのですが…他にも同じ兄弟からかなり色の違いが出ました。
No.012
カウピ・ホソアカクワガタ
(イリアン産・F1)
♂42o
 同定に不安のあった、2003発入荷のカウピ・ホソアカ。F1個体が羽化するまではなんともいえなかったのですが、蛹の時点で確認したところカウピでした。独特の内歯と頭部の突起が特徴的ですので、簡単に判別がつけられます。
※♂蛹の画像
No.013
イクジミウス・ホソアカクワガタ
(ニューギニア産・F1)
♂52o+48o
 これは、実はバインライヒ・ホソアカとともに初入荷となったものだが、♀が混じってしまい同定できず、どちらかが羽化するということで購入したもの。
 結果として、蛹を見ればイクジミウスであることは、ほぼ間違いないと思われる。
 イリアンのものとは別亜種と思えるほど相違点があるようだが、イリアン産のものは持っていないので良くわかりません…
※♂蛹の画像
No.014
マルガリータ・ホソアカクワガタ
(ニューギニア産・F3)
♂48o
 オオズホソアカ系では有名なマルガリータ。プルケルスとともによく見かけるホソアカですが、大型になるとかなり見栄えが良くなり、大顎の独特の形も魅力的です。現在バインライヒも入荷していますので、残るはスペキオサス(ソロモン産)が入荷してくればオオズ系は、ほぼ出揃うことになります。
No.015
マルガリータ・ホソアカクワガタ
(ニューギニア産・F3)
♂50o
 2003今期羽化したものの中で最大の個体。ギネスは54oですので是非55ooverを出したいものです。
No.016
ハスタート・ノコギリクワガタ
(マライタ島産・F4)
♂72.5o

 ラフェルト・ノコと双璧を為す大型ノコギリの仲間。こちらも珍品として名高いが、ブーゲンビル島の原亜種はもっとも入手困難。幼虫時からかなり巨大化するので、♂は大き目の容器が必要になってくる。
※♂3令幼虫〜蛹
No.017
クプレオニテンス・ホソアカグリーンタイプ
(スマトラ島産・F1)
小サイズ
 キクロマトスの中でも、難関とされているクプレオニテンス。とにかく産まない、幼虫が落ちやすい、蛹で死亡…と苦労させられます。
 今回もかなりの数の幼虫が★になってしまいました。その中で小さいサイズながらグリーンの綺麗な個体が出ましたのでupしてみました。♀もグリーンを帯びていますので、累代で色彩の固定が出来れば良いのですが…
No.018
タランドゥス・ホソアカ
大顎の湾曲が強い個体
(ボルネオ島ボンティアナッ産・F1)
♂55o
 結構な数の生体が入荷したので、一気に安くなってしまいましたが、恰好のよさでは随一です。特に小さいサイズでも大歯型が出るのでブリードしやすく面白いかと思います。この個体はその中でも最も湾曲が強い個体で、いかにもタランドゥスという風貌を兼ね備えているかと思います。
No.019
タランドゥス・ホソアカ
(ボルネオ島ボンティアナッ産・F1)
♂60o
 こちらは、今期ブリードで出た最大サイズのもの。70oに届くキクロですので、頑張ればギネスoverも難しくないのでは?と思っていますが…是くらいのサイズになってくると迫力も一層出てきます。
No.020
チュウ・ホソアカ
(ボルネオ島産・F2)
♂小サイズ
 珍品のキクロとして有名なチュウ。モンタネルスと似ていますが、大歯型だと特徴が出てきます。ブリードでは殆どが原歯形と呼ばれる小サイズ。モンタネルスよりも明らかに難関です。この個体はグリーンが出てきて結構美麗です。
No.021
アラガール・ホソアカ
(パラワン島産・F2)
♂55o
 2003年度飼育での最大個体のアラガール。残念ながら、羽化してまもなく床に落としてしまい死亡してしまいました。このサイズでも所謂中歯で、内歯がもう少し上方に位置してくれれば大歯型といえる?
No.022
スペキオスス・ホソアカ
(ソロモン諸島産・F1)
♂53o
 2004年5月に羽化しました。オオズホソアカ系では最も大きくなる種類です。3匹羽化していて♂成虫は全て50ミリoverで、その内最大が53ミリでした。
 かなり格好の良い大顎で、メタリックな外郭も魅力的な種だと思います。
 まだ入荷数も少ないですが、結構産む種類ですのでこれから飼育が楽しみな種類です。
No.023
メタリフェル・ホソアカ
ssp.オータニ
(モロタイ島産・F1)
 各産地が入荷した感のあるメタリフェルですが、こちらも以前は珍品で入荷のなかったメタリフェル。画像では判りづらいですが、かなり光沢感が強くゴールドメタリックの美麗なメタリフェルです。
No.024
ギラファ・ノコギリクワガタ
ssp.ダイスケ
♀55o
 ギラファノコの中でも、フローレス産のケイスケと並ぶ最大亜種。♀は自然界では61oが採取されており、そのサイズから♂も120oを優に超えるのではないかといわれている。現在羽化してきているサイズは49o〜55oと簡単に50oを超えてきているため、♀でのギネス狙いも面白い種である。
No.025
ギラファ・ノコギリクワガタ
ssp.ダイスケ
♂110.4o
 2004年度ブリード幼虫で、最初に羽化した♂。100ミリupしてくるとかなり特徴が際立ってきます。ボディもツルツルとして光沢があり同じギラファの仲間でも随分様子が違って見えます。
 13号BE-KUWAギネス認定個体。

※蛹画像・どちらも100ミリoverと思しき個体。
No.026
カウピ・ホソアカクワガタ
(イリアン産・F2)
♂51o
 2004年度羽化個体での最大サイズ。顎の形や内歯の大きさも見映えがしてきます。
No.027
バインライヒ・ホソアカクワガタ
(ニューギニア・アセキ産・F2)
♂51.6o
 2004年度の羽化個体で最大サイズ。BE-KUWAギネス登録個体です。

ツヤクワ ・ フタマタ ・ シカクワ系
No.001
マンディブラリス+リノケロス・フタマタクワガタ
(スマトラ島産・F1交雑個体)
♂98o
 最初はマンディブと思っていましたが、ある方からのご指摘と同定により、マンディブどリノケロスの交雑個体であろうとの結果でした。
 大顎が若干湾曲しているのと、先端がフタマタにならずにややストレートに伸びています。また、特徴である頭盾がリノケロスの特徴が顕現しているものでした。同兄弟では頭盾がマンディブに近いようです。
 さて、この個体が次世代を累代できるかどうか、今期改めて挑戦したいと思っています。
 今回ブリードした中で、3匹の♂の内で最大のもの。100oの大台には乗らなかったのですが、迫力は十分出ているのではないでしょうか? 3令〜はやはり3g位の容器が必要かもしれません。今回は2gでしたが、蛹室はど真ん中を貫く形で形成していました。
 リノケロスでこの大きさだと逆に凄いのですが…
※同兄弟74oとの比較写真。


カ ブ ト 系
.001
ヘラクレス・ヘラクレス
(グアドループ産F1
)
♂127o
 2002年4月羽化のDynastescc属。ヘラクレスの原亜種で胸角の基部が太いことで有名です。
 この個体は、幼虫時90g程度で大きさは期待せず、主にブリード用として♀と羽化時期をあわせるように飼育したもので、♂・♀を同じ容器に入れて、蛹化時のみ別容器に移し、ほぼ同時期に羽化となったものです。大きさの割には、立派な長角となったので、とりあえずは成功と言えるのではないでしょうか?
※羽化直後の画像。鞘羽が真っ白でみずみずしく、美しい。
.002
ヘラクレス・ヘラクレス
(グアドループ産F1
)
♂131o
 同じく2002年4月羽化の個体。この個体の幼虫時も上記のものとほぼ同じ位のもの、
127oの個体の頭部の角の突起は2個であるが、この個体は3個出現している。大型個体ほどこの突起の数が多くなるらしい。幼虫時の体重が150g以上で蛹化時にあまり縮まなければ170overを狙えるかもしれない…
※ヘラヘラの♀、前胸部・上翅点刻部分に微毛が密生している。
003
グラント・シロカブト
(アリゾナ産・F1)
♂75o
 2002年3月に羽化した最初のグラント♂です。完全に乾燥した状態だともっと色が出てくるのですが、湿度が高い状態だと茶色〜グレーっぽい色合いで、あまりらしさがでていません。
85o位が最大らしいですが、70o以上のサイズはブリードでも比較的簡単に作出できますので、初心者にもお奨めのカブトです。
.004
ネプチューン・オオカブト
(コロンビア産F1)
♂134o
 2002年5月に漸く蛹になったもの。ヘラクレス等に比較すると明らかに成虫になるまでに時間を要する。この種は標高の高いところに生息している為か、成虫・幼虫ともに高温には弱く、成虫になってからの寿命も短いのでブリードはやや難しい。
 しかし、そのフォルムは威風堂々としており、上翅も黒くヘラクレス等の種類のように色が変化しない。そのため黒虫派の人たちにも一目置かれる存在である(笑)
※蛹〜羽化まで残念ながら羽化不全でした
No.005
ヘラクレス・リッキー
(コロンビア産・F1)
♂133o
 今回、カブトでは初めて人工蛹室に移してみました(オアシス製)。前蛹状態のものを移し変えて蛹化させたのですが、壁の湾曲がきつすぎた為先端部が下に角曲がりの状態になってしまいました。
 羽化後の画像ですが別の個体で、最もフォルムが良いと思われるものを掲載してみました。
※参考画像・人工蛹室にての蛹化。
No.006
ヒルス・シロカブト
(メキシコ産・F1)
♂85o
 シロカブトと呼ばれる種の中では、最貴種。大きさも最大で100o近くになる様。
 あまり白くならず、前胸部の角も、グラントのようには長くなり難い感じがする。ただ羽化した成虫は金色に近い色合いで、美麗。羽化が楽しみな種類である。幼虫期間はヘラクレス並で、1年から1.5年位を要する。
※参考画像・人工蛹室での蛹。
No.007
サターン・オオカブト
(ボリビア産・F1)
♂90o♀65o
 珍品とされるカブトですが、近年入荷量が増え、よく見かけるようになってきました。
飼育は難しくないのですが、WILDだと産卵が伸びない様で、あまり幼虫が捕れないことから、未だに高値で推移しているようです。幼虫時♂70g♀50gでした。
※♂♀の蛹を人工蛹室に移したところ。
.008
ヘラクレス・ヘラクレス
(グアドループ産F2
)
♂143o
 2004年度羽化のヘラヘラ。やや角曲がりの143ミリとかなり湾曲の強い個体をup。
.009
ヤヌス(ラミレス)・ゾウカブト
(コロンビア産F1
)
♂100〜110o
 やっと羽化したラミレス・ゾウカブト。当初はヤヌスとして売られていたもの。最近亜種別に分類されていて、日本にいるものは殆どラミレス。
アクタエオンより光沢があるボディと体高があるため、サイズの割には迫力があり見映えがします。幼虫期間は約3年〜長いっ!
.010
ヘラクレス・レイディ
(セントルシア島産WF1
)
♂82o
 昨年入荷したレイディのF1個体。2004.11に1頭が蛹になりました。他の亜種と違い大きくならず、幼虫も♂70グラム前後がリミットでした。

※♂蛹画像・蛹の大きさは105ミリ。飼育下では自然界のものより容易に大型化するようだが、胸角・頭角は共に小さい。
.011
フローレンシス・ヒメカブト
(フローレス島産F3
)
♂85o
 B隊のあんどりゅう氏から頂いたもの。ヒメカブトとはいえ胸角も大きさも立派です。
 結構赤味が強く、シュッシュと威嚇音を出す好戦的なカブトです。