line

乗鞍・安曇野

2002年10月19日

乗鞍高原から乗鞍岳を通る県道,および,そこから平湯峠へと抜ける乗鞍スカイラインは, 海抜2700mという日本の道路では最も標高の高い地点を通っている.しかし,近年,スカイライン周辺の自然破壊が問題となり, とうとう来年から長野県側の県道は上高地と同じようにマイカー進入禁止となることになった. 岐阜県側も,有料道路としての使用期限が来年初めで切れるので,それ以降は環境税を賦課し, また長野県側と歩調を合わせる形で何らかの通行制限が課されるようだ.というわけで, この区間が自由に通れるのは今年限りの可能性が高い.しかも乗鞍スカイライン周辺は, 11月1日から冬季閉鎖期間に入ってしまうため,早めに行っておく必要がありそうだ.ちょうど紅葉情報を見ると, 乗鞍周辺が見頃となっていたので,思い立ったが吉日,とばかりに出かけることにした. また乗鞍スカイラインのページを見ると, 営業時間は朝3時半からと書いてある(実はこのページには間違いがあり,5月と10月は朝7時から,というのが正しい). この時期の日の出は6時頃なので,その時間に間に合うように出発することにした.
乗鞍に入るルートだが,乗鞍スカイラインが通行可能という前提で,高山経由で行くことにした. 例によって一般道を走った場合,所要時間は約7時間と見込まれたので,前日の夜11時頃の出発予定とした. 出発前日の乗鞍岳頂上付近の気温は1℃であり,かなりの防寒対策が必要と思われたので, ふだんスケートで滑る時の服装を基本に,フード付きのジャンパー,毛糸のセーター,マフラーを用意して, さらに手袋も二重にはめられるようにしておいた.あと,ジュースなどを入れるクーラーバックに氷を詰め, また乗鞍山頂付近は寒いため魔法瓶にお湯を入れて持っていくことにした.

家から国道161号線を北に走って琵琶湖大橋を渡り,湖周道路に入ったら,あとはいつも通りに米原まで一直線に走る. 米原から国道8号線→21号線に乗り,岐南インターからは国道156号線を少し北上,関市内から県道58号線(関金山線?) で国道41号線の金山付近に出た.あと国道41号線を高山付近まで北上するのだが,県道58号線は車がほとんどいなくて, 走りやすかったのに,国道41号線ではトラックなどが多いので,どうしてもペースが少し落ちる. そうすると,時刻も午前3時過ぎということもあって,かなり眠気が襲ってくる.しかたなく,道の駅なぎさで休憩. 30分くらい寝て,外の冷たい風にあたりながら体を動かしてやることで,なんとか回復.

標高2650m付近で,乗鞍スカイラインの開門を待つ.左後ろに見えているのが,焼岳や穂高の山々である. 全体にぼやけているのは,単なる手ぶれだ(^^;;.だって,シャッタースピード1/6秒なんだもん).
最高点(県境)付近での駐車場への進入待ちの間に撮った写真.「高度」の欄に注目!
畳平の駐車場で記念撮影.バックの山は,うっすらと雪化粧.山のいちばん上に見えている建物が乗鞍コロナ観測所. ここから乗鞍岳の頂上までは,徒歩で約1時間だそうだ.
今回の旅行での戦利品.
line
旅行の記録
HOME