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観葉植物


1.パキラ(Pachira)

細長い芋状の茎の先端付近に葉が茂る.店で売っているものは,しばしば幹が三つ編みや五つ編みにされているが, なかにはぐるっと回って結び目になっているようなものもあった.うちでも三つ編みを狙っていたのだが, 強風であおられて転落し,主要な枝が一本,折れてしまったため,三つ編みはちょっと難しくなってしまった. というか,葉はよく出るのだが,2年くらい経っても,三つ編みにできそうなくらい枝が伸びないんだけど・・・. 三つ編みにしようとすると20年がかりになりそうな気がする.まぁ,それなら今のままでもいいや. なお,この仲間は本当に直射日光には弱いらしく,半日,ベランダで日に当てていると, 外側の葉が数日してからちりちりになって,数枚,落ちてしまった.それからは常に家の中に置くようにしている. でも,熱帯では街路樹にも使われるくらいなのに,そんなに弱いものなのかしらん? 熱帯では10m以上の大きさになり,花が咲いて実もなるらしいが・・・.

しかし2001年になって,水とか肥料とかをしっかりやるようにしたためか,葉っぱが大きく, 茎もこれまでと違ってかなり伸びている(葉と葉の間隔が長い).もしかしてそれだけのことだったのかな?

2001年の秋頃,ハワイ旅行のために1週間ほど家を空けていたら,どうも水不足に弱かったらしく, しばらくして葉のほとんどが枯れてしまった.しかし,植物というのは強いもので,それから水をやっていたら, また新しい葉がたくさん出てきつつある.こいつはやっぱり水をたくさんやらないといけないものなのね.

2.ユッカ(青年の樹,Yucca elephantipes)

右端の幹が木になっているのが最初にあったもので,木の先端部から数本,枝分かれして葉がついていた. 枝分かれしている部分に水苔を巻いておくと根が出てくるので,それを鉢に植えたのが左の二つである. なお同時期に同じように分けたものを実家においてあったのだが,これはこの写真のものの3倍くらいに大きくなっていた. どうも実家の方が環境がよいらしい.実家は西向きのベランダにおいていたが,うちでは西側の窓の手前であったので, やっぱり家の中より外の方がよく育つということだろうか.しかし実家のものは,大きくなりすぎたのがあだとなって, 何かの原因で倒れた時に途中で折れてしまったらしい.あらら.ただ,この植物の場合は,樹木状の中心の幹の先端から, いくつか枝分かれして葉が伸びている姿が流行りらしいので,実家のユッカは,期せずして流行りの形になってしまうかもしれない.

3.???

ポトスに少し似ているが,ポトスより大きく,葉もポトスはハート形なのに対しこちらは若葉マーク形で, 葉の模様が一定している(ポトスは1枚1枚ランダムに斑がある).売っているのは見かけるのだが,名前が不明である.

4.ポトス

最近まであったのだが,枯らしてしまった.家の環境にあわないのだろうか? 今のところ再チャレンジはしていない.

5.セローム

葉が横に大きく広がるので,とにかく場所をとる.昔はリビングのテーブルの下にいたのだが, 胡蝶蘭に場所を占拠されてしまい,廊下に出されてからは光があまり当たらないためか, だんだん葉が枯れてきてしまった.というわけで残念ながらこの家では虐げられている,かわいそうな植物である. でも,今の家の広さではねぇ・・・大きな家に住めるようになったら,ちゃんと育ててあげられるんだけど. この前,ついに最後まで残っていた大きな葉が折れてしまい,小さな葉っぱが1枚残るだけになってしまった. でも,逆に言うとこれでかさばらなくなったので,ベランダに出してみた.さて,また大きく育つだろうか?

6.サボテン

サボテンでは,通常の植物の「葉」に相当する部分は「とげ」になっているので,見ているのは「茎」の部分である. それでも「観葉植物」といっていいのだろうか?まぁ,花が咲くわけでもなく(咲くこともあるが),食べるわけでもないので, 緑を見るためということで「観葉植物」に加えておいた.

それはさておき,うちの家にもサボテンがある.『金盛丸』(学名:Echinopsis calochlora というそうだ. 多肉植物の館による)という名前で,知り合いにもらったものである. このサボテンは,よく育っても直径がせいぜい10cmくらいにしかならない,小さな球形のサボテンである. でも大きくならないぶん小さなサボテンがわき芽として出てきて,2〜3cmくらいになると「ぽとっ」とちぎれて地面に落ち,そこで根を出す, というぐあいにどんどん増殖している.大きめの植木鉢に入れておくと,3年もすると植木鉢一面にびっしり増殖してしまった. その後,ベランダに他の植木が増えてきたので駐車場に移動したが,ここではベランダと違って雪が積もったり霜が降りたり, とサボテンにとっては若干,過酷な環境.4分の1ほど霜のせいか枯れてしまったのだが,最初の本体を含む大半は残存している.

さて,そうこうしているうちに,ふと気づくと最初の本体から茶色いわき芽のようなものが出ている. これまでのわき芽は,芽といっても緑色でサボテンそのものだったのだが,今回の芽は茶色く,ふわふわした感触である. はじめは芽が霜で枯れたのかと思っていたが,そいつはだんだん大きくなってきて,形も紡錘形である. これって,もしかして,もしかして,もしかして,花? ちょっと感激.

この茶色い物体は,どんどん大きくなって15cmくらいの長さになったが,あまり花が咲くという感じではなかった. 直径がせいぜい10cmくらいしかないサボテンから15cmくらいの茶色い茎が4本伸び出しているのは,ちょっと異様な光景でもあった. それが何日か経つと,ついに先端部が本当のつぼみ状にふくらんできた.そしてある日の夕方,それはついに開き始め, 真っ白な花になった.しかし翌日の昼頃には花は閉じてしまい,あとはしおれていってしまった. 次の花芽が3つあったので野菜への水やりついでに観察していたのだが,2日ほど雨が降って見に行かなかったところ, その間に花が終わってしまっていた.う〜ん,サボテンの本体はきわめて丈夫なのに,花は儚いのね.

幸い,その後も1本ずつだったが,2回,花が咲いたので,夜中の完全に開いた状態の写真を撮ることができた.

最初に4本咲いた時の写真.
昼前なので,少ししぼみかけてきている




午前1時頃,ほぼ開ききった状態

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