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ウミガメの産卵

初夏の夜,産卵のため砂浜にやってくるウミガメ.

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ウミガメの見られる場所


千里の浜(和歌山県日高郡南部町

南部町は日本最大の梅の産地であるが,そのはずれにある千里の浜はウミガメの産卵場になっており, 上陸頭数は本州の中では最大のようである(年間100頭を越える).ここでは地元の南部町ウミガメ研究班の人たちと, 京都大学ウミガメ調査隊のメンバーが, 上陸状況の記録やウミガメの行動の研究などを行っている.大阪から2時間ほどで行けるので,交通の便はよい. 阪和自動車道・海南湯浅道路・湯浅御坊道路の終点である御坊まで走り,そこから国道42号を南へひた走ると, 夜間なら30分ほどで到着する(シーズン中の昼間は2時間近くかかることもあるが). 千里の浜へ入っていく道の交差点がわかりにくいが,小さい山を越える途中で三叉路の警戒標識が出ているところである. あとは道なりに走っていくと,突き当たりが広い駐車場(舗装はされていない)になっており, そのいちばん奥のほうに階段があって千里観音に続いているので,そこを通り抜ければ海岸に出られる.

日和佐海岸(徳島県海部郡日和佐町

紀伊水道を越え,太平洋に面した室戸阿南海岸国定公園の一角に,日和佐町がある. 海岸に立つと,水が非常にきれいで海底がくっきり見える.千里の浜や七里御浜は太平洋に直接,面しているが, ここは少し入り江になっていて,わりあい穏やかに見える.海岸沿いには「ウミガメ博物館カレッタ」があり, かなり前に地元の中学生が飼育し始めたというアカウミガメが今でも飼育されており,産卵も見られるという.

七里御浜(三重県南牟婁郡紀宝町)

三重県の南端,熊野灘に面し約20km続く砂浜であり,ここにもウミガメが毎年,産卵のため上陸する. 道の駅「紀宝町ウミガメ公園」 に展示コーナーなどが設けられている.

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雑学事典
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