７月下旬から８月、大きなクヌギがある場所へ夜に行ってみると、木の幹を歩き回ったり交尾していたりしています。樹液の出ているところではカブトムシやクワガタムシに混じって樹液をなめています。とは言っても近頃はカブトムシもあまり姿を見せず、ブームによる乱獲でクワガタムシもめっきり少なくなって、このカミキリムシばかり目立つような現象も起きています。暗くなれば何処からともなく現れて盛んに活動しているのに、昼間は何処にいるのか全く見られません。残念なことにこのカミキリムシが生活できるような大きなクヌギの木がある地域は開発の対象にされやすく、身近なところではほとんどなくなってしまいました。今後このカミキリムシの運命や如何に。