2004年7月14日 京都市左京区久多宮の町
クロオビヒゲナガゾウムシ
ヒゲナガゾウムシ類の雄は、時に極端な長さの触角を持っています。このヒゲナガゾウムシも、邪魔ではないかと思うくらい長い触角を持っています。体長の4〜5倍はあるこの長〜い触角は、何のためにあるのでしょうか。生き物の中には、別に無くても問題ないではないかと思うような器官を持ったものがいます。イッカクの長い歯だとか、古生物のサーベルタイガーの長い牙だとか。しかし自然界は、欠陥があっては生き残れない厳しい世界なので、それが邪魔になっているはずはありません。言葉が通じるものなら、一度尋ねてみたいものです。