2005年7月27日 京都市左京区花脊大布施町
ギンモンスズメモドキとオオエグリシャチホコ

私はおおかたの昆虫は好きなのですが、蛾類だけはどうも苦手です。おそらく体中毛だらけの姿が、昆虫とは少し違ったけもののような印象があるためだと思うのですが。
見た目は薄気味悪いものなんですが、その変わった姿には興味をそそられます。擬態の宝庫とでも言いましょうか。その姿のせいで山中では見付けにくく、多くの場合は電灯の明かりにひかれてやってきたもの達の姿をみるくらいです。
しかしいざ名前を調べようと思うとやっかいです。分かっているだけでも6000種近くが日本にはいるようですから。この頃ではインターネットででも調べることができるので、よほど珍種でなければ探し出すことができます。ただカミキリムシのように2科を扱うのではなくて79科を知らなければならないので容易ではありません。かく言う私も全くのど素人です。
しかし上の2種はシャチホコガの印象があったので、意外と早く名前を見付けることができました。左はギンモンススメモドキ。模様が木目のようで、何のためにあるのかは知りませんが銀色の模様は光を反射します。右はオオエグリシャチホコ。木の折れてむき出しになった部分と言った模様と色と形をしています。
意外と蛾類は面白いかもしれません。