2005年12月14日 京都市西京区大原野
名残の夏
この世が名残惜しいのか、いつまでも葉っぱにしがみついている抜け殻ふたつ。いつ落ち
るかと気になっていましたが、まだそこにありました。雨風にさらされた場所なのですが、
落ちずにいるのは不思議です。
ふと、この二匹の会話が聞こえたような気がしました。
「来世は人間に生まれ変わって、年末ジャンボ当てて、楽な暮らしをしよう」
「サラリーマンはこりごりだ」
おっと、どうもこれは私の心の声を聞き違えたようです。
もう木の葉もほとんど落ちて、紅葉などとっくにお仕舞い。冷たい風が吹くばかりでした。