九洲(つくす)考
新たにゲームキューブとプレイステーション2用に開発されることになった
天外魔境VNAMIDAは九洲(つくす)地方を舞台にすることになりました。
九州でない理由について考えていきたいと思います。
九州の「州」という字にはアメリカのカリフォルニア州やニューヨーク州などと
同じような意味があります。
つまり独立した政府がある地方の単位なわけです。
それに引き替え「洲」という字には「川の中洲」という言い方からも
分かるように、「島」という意味があるわけです。
今回の舞台が九つの島になったことから「州」よりも「洲」のほうが
イメージに合うようになったのでしょう。
なおかつ、筑紫(つくし)という九州の地名を思わせれる語呂の良さ
も当然、考慮されていると思われます。
ここまでで終わらせてしまっては、至極真っ当で面白みに欠けますので、
やっぱり、楽しい理由付けを発表します。
中国の書物に「十洲記(じっしゅうき)」というものがあります。
この書物は中国の近くの十?の島について書かれた本なのですが、
およそ、ありえない島の話がいっぱいです。
そして、この書物に除福が不老不死を求めて旅立つ島の話が
書かれてあるわけです。
この「十洲記(じっしゅうき)」にならって「九洲(つくす)」に
したのかなあ、と思ったわけです。