アウトソーシング(outsourcing)とは外部委託の意で、一般的には今まで社内で行っていた業務を社外に業務委託をすることをいい、業務請負や労働者派遣といった形態で行われています。
@社員数削減による、経費削減(賃金、社会保険料、租税、福利厚生費等)。
A組織のスリム化による効率化。
といった点がメリットとして挙げられて、盛んにアウトソーシングが進められました。
しかしながら、その反面では、
@不慣れな派遣社員が頻繁に入れ代わり、料金を支払って委託しているのに、いつまでたっても手が
はなせない。
A日常的な業務は処理できているが、いつもと異なる処理が必要となったり、少し複雑な業務となると、
結局は、逐一、業務のやり方を教えたり自分でやらなければならなくなってしまう。
という問題が起こる場合があり、デメリットの方が大きくなる可能性さえあります。
したがって、アウトソーシングを行なおうとする際には、業務を外部委託した場合に見た目のコストが小さいということだけではなく、さらに、アウトソーシング先に、アウトソーシング業務に余裕をもって対応しうる知識・能力があるかどうか(イレギュラーな事案にも対応できるか)ということを確認することも大切だといえるでしょう。