ラヴェンナ
この日は、朝霧が濃くて視界の効かない中をラヴェンナの駅前からバスに乗って、まずサンタッポリナーレ・クラッセ教会に向かった。朝9時ごろで乗客は3人しかいなく、降り場の前になっても気づいていない僕に、一人が話しかけてきて「バジリカにいくんでしょう!」というので、そう答えると、停車ボタンを押してくれた。僕はそこで降りた。バスの運転手に頼んでおいたのだが、通常観光客が降りる停車場は一つ前だったようだ。それでも、どちらからも歩いて2分、教会の北と南という程度の違いでしかなかったから、そう問題ではない。
サンタッポリナーレ・クラッセ教会 Basilica di Sant'Appolinare in Classe
幸運にも、建物の前についたころから空は晴れてきた。
紀元後6世紀中ごろに建築された。
中に入ってみると、典型的な古代建築を思わせるバジリカ型の教会堂建築で、いわゆるビザンティン教会堂建築ではないようだ。
この時代の建物にみられるタイプの丸い塔。
中に入って、圧巻。日の光が差し込んでくると輝いて見える。モザイクの特徴が生きる。
昔の人と同じものを観ている感覚。
キリストと12使途。
キリストの姿には、ラヴェンナの初代司教、殉教聖者であるアポリナリスが重ねてある。
サン・ヴィターレ教会(Basilica di San Vitale)
ガッラ・プラチーディアの廟
Mausoleo di Galla Placidia)
サンタッポリナーレ・ディ・ヌオーヴォ教会(Basilica di Sant'Appolinare di Nuovo)
22人の聖女
26人の殉教者。多すぎ。
聖母子と東方の3賢者
このテーマ好きだなあ
テオドリック王
ネオニアーノ洗礼堂(Battistero Neoniano)
天井のモザイク。
ここまで周るのに4時間足らず。
結構がんばりました。

次の目的地に向かって、ラヴェンナを後にしました。
8角形の建物。
548年に建立された。
ガッラ・プラチーディアって、人の名前。
西ローマ帝国のホリノウス帝の妹。
5世紀半ばに作られた。
まとめ
美術史上は、ビザンティン文化として一まとめにして考えていたけど、
5世紀半ば  西ローマ帝国    ガッラ・プラチーディアの廟
6世紀初め  東ゴート       サンタッポリナーレ・ヌオーヴォ教会
548年     ビザンティン帝国  サンヴィターレ教会