千曲市博物館めぐり 「杏の里板画館」 
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■杏の里板画館(あんずのさとばんがかん)



北信濃の古い切妻造民家の風格を伝える建物も見ごたえがある

■森 貘郎(もりばくろう)

板画家・杏の里板画館主宰・日本版画院同人。

1942年長野県千曲市生まれ棟方志功の「板画思想」に共鳴し、自らも板画と呼び、制作を行っている。

郷土の民話やわらべ歌、主な著書に、板画絵本「一茶さん」、「森貘郎板画集」、「はなとり地蔵」、「雪五尺」などがある。

庭の隅に立つ赤松は、樹齢二百年の市指定樹木。幕末の松代藩の儒者佐久間象山も度々訪れ「象山の駒つなぎの松」とも言われる。

■展示室

2階は企画展示室は、名棟梁が組み上げたガッチリとした古風の造りが美しい

棟方志功[むなかたしこう]が自らの木版画を板画と呼んだことに由来する板画館には、森漠郎の手作り板画、芹澤けい介[せりざわけいすけ]の作品などが並ぶ。

あんずまつりの時期と秋には企画展も開催される。

地元の書店の包装紙や観光ポスタ−など森漠郎がデザインした独特なユニ−クな図案は地元でも人気を呼んだいる。

森 貘郎作 戸倉上山田温泉のポスター                    江戸時代から大正時代まで、四代続いた漢方医の屋敷を「杏の里板画館」として利用


村医の柏原寿泉は、寺子屋の師匠として教え、俳諧や漢詩もたしなむ文化人・知識人であり、また村役の名主をつとめるなど村の有力者であり大地主であった。

森 貘郎作品    姨捨民話 及び 松尾芭蕉更科紀行図                   姨捨駅にて



◆案内図

しなの鉄道屋代駅→市内循環バス東部線で10分
         バス停:殿入下車、徒歩1分

長野道 上信越道 更埴IC 車10分
 
※残念ですが作品は著作権の関係で紹介出来ません。

今回をもって千曲市博物館めぐりシリーズは終了いたします。  次回から「屋代線の旅」シリ−ズを企画中


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