アニメ「房総ビーチバレー」にて、目に砂の入ったリョーマを見て期待したネタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「越前、こっちこっち」

「何スか不二先輩」

 何やらやたらと楽しそうに(いつものことだが)手招きする不二に、警戒心露わに寄る越前。

「僕、目薬持ってるから。海水が沁みたとき用に」

「平気っスよ、もう何ともないし」

 奇術師かアンタは、と言いたくなるような取り出し方(タネも仕掛けもありません、と空耳が聞こえた)には少々言いたい事もあるが、まぁ一応彼の気遣い自体は嬉しいものなので黙っておく。

「駄目だよ、明日痛くなるかもしれないし。泣けば砂も流れるけど君涙出てないよね?

取れてないよ砂、慣れただけ。それともこっそり泣いたとか?」

「泣いてません」

「じゃ、目薬決定。明日涙目の越前を拝むっていうのも面白そうだけど気色悪いしね」

「・・・・・・・・・」

 乗せられた・・・・・・。

 というか気色悪いは無いんじゃないか?

泣き顔も可愛いかもと言われるよりマシだが(経験あり)。

「あ、もうちょっと顔上げて」

「って、自分でできますって」

「いいからいいから。あ、人にやってもらうの怖いタイプ?だったら無理強いはしないけど」

「誰がっ!」

 勢い反論して、ああまたやられたと気付くが遅い。

 予想通り、わが意を得たりとばかりに微笑む不二には敵わない。

「なら大人しくしててね。でもってもっと上向いてってば」

「・・・・・・・・・解ったから顎掴むの止めてください」

「何で?」

「シルエット的に目立ってるのもあるし・・・・・・・・・ちょっと屈辱的というか」

 目立っているというか、ヤバイ。

 必要以上に顔近いし。近眼かアンタは?(ありえない)

 でもって普段は気にならない身長差がほんの少しだけ・・・・・・・・・クヤシイ。

「ん、こんなもんかな。目閉じないでね」

 流されたし。

 てーとわざとかこの体勢?

 あーでもこの人時々とんでもなく『素』でボケかますから判断つかないなー。

 っていうか、結構時間たってんだけど。

「・・・・・・・・・まだっスか」

「なんか出が悪いみたい。ほら、もう少しじっとしてて?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・諦めません?さっきから液滴すら出てないですし」

「え?あれ・・・・・・・・・」

 その言葉にスポイト口を調べる不二。

「ゴメン、内蓋取ってなかった」

「何やってんスかアンタは!」

 えへ、と照れ笑いしている場合か。いや貴重だけど。

「そういえば新品って内蓋がついてるんだったね。すっかり忘れてたよ」

「もうどーでもいーっスけど・・・・・・・・・」

 時折、どうやって今まで生きてきたのか疑問にさせるこの温室育ち。

 故意であれ天然であれ、越前のペースを乱すにはとにかく充分なキャラクターらしい。

 

 

「さ、蓋も取れたところで再挑戦♪」

「・・・・・・頭下げてもいいですから自分でやらせてもらえませんか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久々のアニメ小ネタ。目薬は萌アイテムだと思うんですよね。

目薬の内蓋って忘れません?←ってお前かよモデル

ところで中盤の不二の台詞だけ拾うとややヤバイ感じがするのに今気付きました(笑)

「顔上げて」「人にやってもらうの怖いタイプ?」「無理強いはしないけど」「目閉じないで」「ほら、じっとして」

などの台詞を、顎掴んで至近距離で。

攻っぽい?ウチの受は吹っ切れちゃえばこの位言いますけどね(^^ゞ

いや問題は言うことよりも言うような状況がありえることか?いいのか受。単品ではリバだから問題は攻側か?

ま、でも何だ。愛されてるし、お互い。

外野が凍ってるんじゃないかなぁ(合掌)