わたくし流モダンジャズ道へ


クリフォードブラウンのラストレコーディングは・・・


ソニーロリンズプラスフォー

 「ソニーロリンズプラスフォー(スリージャイアンツ)」(Prestige 1956.3.22録音 右写真)は、ローチ・ブラウンクインイテットがエマーシーと契約していた関係で、このアルバムタイトルとなったというが、じつは、クリフォードブラウンには、このあとに録音されていた演奏がもう1枚あったというのです。

 ブラウンの死の数時間前に、フィラデルフィアの「ミュージックシティ」で行なわれた地元ミュージシャンとのジャムセッションを収録したテープがたまたま発掘されて、1973年にレコードにされたんですね。

 「The Beginning And The End」
(CBS 下写真)のタイトルに収められた3曲(Walkin, Night In Tunisia, Donna Lee)がそうなんです。(1956.6.25録音)
 オフィシャルなレコーディングでは聴かれないリラックスした中での、ものすごくエキサイトしたブラウンがそこにいるのです。その帰りのまさかの死を予感して吹いたとは、決して思いたくありませんが・・。 

 同乗していたリッチーパウエル(ピアノ)は、バップ開拓のひとりである、あの天才ピアニスト・バドパウエルの弟なんです(バドパウエルについては後章「モダンジヤズにかけるわたくしの夢編」で触れます)。
 それにしても、このアクシデントがもしもソニーロリンズが吹き込んだ「サキコロ」より前であったなら、あの大傑作は果して生まれたのだろうか、と思うとゾッとしますよね。 
*クリフォードブラウン トランペッター 1930年 米デラウェア州ウィルミントン生まれ 1956.6.26 自動車事故で死去。

Clifford Brown The Beginning And The End
1.I Come From Jamaica
2.Ida Red
1-2 1952.3.21録音 Chicago

3.Walkin'
4.Night In Tunisia
5.Donna Lee
3-5 1956.6.25録音 Philadelphia

(2005.4.1記 Copyright (C) 2005-2013 TOKU All Rights Reserved.)
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クリフォードブラウンのレコードについては 「モダンジャズとの邂逅」でも触れておりますので、ぜひご覧ください。