切手収集ことはじめ

目 次 切手収集スタンス 記念切手編1 -2 -3 -4 通常切手戦前編 戦後編 補足編1 -2 TOPICS-1 -2
PHILATELY - TOPICS 1


◎ 「続・小判切手の至宝〜UPU小判」届く ! !

(財)日本郵趣協会から「続小判切手の至宝〜UPU小判、設楽光弘コレクション」が手元に届いた。定価15千円也のカラフルな豪華本である。(右写真) 続小判切手の至宝〜UPU小判
 本のタイトルに「続」とあるとおり、2001年(平成13年)12月に発行された「小判切手の至宝〜設楽光弘コレクション」に次ぐ氏のコレクションの続編である。
 驚くことに、希少で収集が超難関と言われる小判切手のうちの、しかもたった三種類発行されたいわゆるUPU小判だけにテーマを絞って収集された氏の執念のコレクションが本著に網羅されている。(2009年 JAPEX'09 「UPU小判切手」で大金賞を受賞された氏の作品集です)

 因みに小判切手は、1876年(明治9年)に従来の手彫切手からエドアルド・キヨッソーネの指導のもと初めて印刷機を使い大量発行が可能となった切手ですが、このいわゆる旧小判切手の後、万国郵便連合の取り決めにより、1銭緑(印刷物)、2銭赤(はがき)、5銭青(書状)に改色されて、1883年(明治16年)1月1日に発行された三種類の普通切手、これがUPU小判、またはU小判と呼ばれる切手です。

 設楽光弘氏は、1952年 群馬県前橋市生まれだそうですが、お医者さんなんですね。収集のほとんどをこの小判切手に精力を傾けてこられたというからすごい。何年か前に切手展の会場で、幸運にも氏から直接にご説明いただいたことがあります。知識もさることながら、コレクションへのすざましい情熱には本当に頭が下がります。

 それにしても、この時代の消印(二重丸印)の美しさは、はまってしまったらまず抜けられないのでしょうね。(笑)
 (本稿2010.6.30記 通常切手戦前編 日本切手名鑑)




◎ なつかしのストックブック発見 ! !

古い切手関係の資料を整理していたところ、これはまたなつかしいストックブックが出てきました。
なつかしの携帯用ストックブックわたくしが小学生から中学生のころに愛用していた携帯用ストックブックです。サイズは縦13cm、横10cm、背幅8mmの小型の切手収納ホルダーです。(右写真)

 思えば、日本中の善男善女が切手ブームに沸いていた時期でしたよね。このストックブックの表紙にも描かれている東洲斎写楽画の切手趣味週間記念切手(1956.11.1発行)とか、マナスル登頂記念切手(1956.11.3発行)などが発売されたころのものです。
 このストックブックを学校へ持って行って、友達と自分の集めた切手を自慢したり、羨ましがったり、はたまた交換し合ったりしていた当時のことが本当になつかしく思い出されます。ボロボロではありますが、これぞ、わたくしの切手コレクションの原点でもあります。

 ところで、このストックブックは買ったものではなく、たぶん何かの景品用・贈答用としてもらったような気がします。中身の収納切手はもうありませんが、当時発売された記念切手とか、表紙に印刷されているような昔の切手の使用済でした。当時の目を輝かしてワクワクドキドキしながら夢中で集めていたことが、まるできのうのように思われます。

 一枚の小さな切手に、ウン万円、ウン十万円とかけなければ満足な収集ができない現在のわが姿を見るにつけ、このころの純な好奇心と情熱をぜひもう一度よみがえらせなければと、思わずにはいられませんね。(笑)
 (本稿2010.2.27記)




◎ このほど刊行された「日本記念絵葉書総図鑑」カラー復刻版に感銘 !

2009.1.30 蒲X趣サービス社から発売された「日本記念絵葉書総図鑑」がこのほど手元に届いた。「日本記念絵葉書総図鑑」カラー復刻版
 じつはこの本は、1985年に収集家の故島田健造さん(1917-2006)が出されたものだそうで、今回は豪華にもカラー復刻版だということです。(右写真 日本郵趣出版発行 定価3,800円)

 この本の表紙*、そして、中の数々のカラー図版を眺めるだけでも、少年少女時代に戻ったようなワクワク感と古き良き? 時代の空気を、味わうことができる素敵な本です。

 絵葉書は、いずれも私が生まれる前のもの、戦前のものですが、切手と同じように 得も言われぬ郷愁というものを感じてしまうのですね。
 逓信省発行の記念絵葉書、記念切手発行に合わせて関係の官庁や民間の団体が発行した絵葉書が主となりますが、これらは切手収集マニアの間では、「ステーショナリー」と呼ばれる分野に入ります。

 本書の概要とその魅力については、「スタンプマガジン」2009.2月号(郵趣サービス社刊)の6-9ベージに、記念絵葉書コレクターの原田昌幸さんがくわしく書いておられるのでご覧いただきたいと思いますが、恥ずかしながら私は、著者の島田さんがこの分野での先駆者であり、現在の収集ブームに多大な貢献をされたということを初めて知り、感銘を受けました。

 因みに、原田さんはこの本がきっかけで、この分野の収集に入られたとか。原田さんが冗談まじりでおっしゃっておられますが、この復刻版の刊行でますます絵葉書の収集が難しくなると。私も、もともと好きな分野でしたが、熱心にコレクションに加えることまでは、今まで考えていませんでしたから ・・・まったく同感ですね。(笑)

 過去の歴史、戦前のそれは富国強兵と戦争というイメージがどうしても先行してしまうのですが、けっして避けては通れない、直視しなければならない時代に、今また、われわれが入っているのも事実です。
 本書の復刻の趣旨とはかけ離れるかもしれませんが、こうした歴史的事実を辿る貴重な資料としても、ぜひ手に取る価値があると思います。
 編者の友岡正孝氏をはじめ復刻にご苦労された関係諸氏に感謝とお礼を申しあげたい。
この表紙の絵葉書については、こちらに掲載してありますので、どうぞご覧ください。
 (本稿2009.2.3記)



   


◎ 日本郵趣協会創立60周年・財団化25周年記念
   第25回全国会員大会&第23回関東会員大会が開催された。

会場となった横浜みなとみらい風景2007.9.22-23 横浜みなとみらいのパシフィコ横浜で、全国の会員が集う標記大会が開催され、大きな節目の大会でもあることから、私も初めて出席してみた。

 22日の式典には会員200余名の大勢のフィラテリストたちが参加され、盛会となった。
 式典のあと、登坂宏所沢支部長さんの記念講演「地震とTUNAMI」、パネルディスカッション「日本郵便印ハンドブック・外伝」、ワンリーフ展表彰式、記念写真撮影などが行われ、夜の記念パーティでは特別功労者表彰、酔っ払いオークションなど賑やかに、和気あいあいと楽しいひとときを過ごさせていただいた。

 記念品は、おしゃれな文鎮?(なんと立方体クリスタルガラスの中に、双龍と駅鈴、周年記念文字の立体的なレーザー彫刻があるのだ。最近のはやりだそうですね)、エンタイヤなどどっさりといただいてきた。
 別室で開かれていた切手バザールでは、菊・小判のエンタイヤを若干購入した。宿泊は、協会で手配してくれた会場近くのワシントンホテルに一泊となった。

 大会開催期間中、地元の横浜三支部、そして関東地方本部の皆さんの暖かい、献身的なお世話には、本当に頭が下がった。心から感謝の念と、ご慰労を申しあげたい。

 奇しくも、この10月1日から郵便創業から130年余経った郵政事業が、完全民営化された。藤井和雄理事長さんも挨拶の中で述べられたことですが、「私たち収集家は、今まさに“歴史を見届ける”立場にある。これまで集めてきた切手を、発行に追われることなくコレクションにまとめ直すとともに、これからどのような収集に取り組んでいくか、じっくり方針を決める好機が来たのだ」と、私もそう思う。いや、コレクターの皆さんが同じように思案されているところだろう。

 私自身は、郵政公社に移行したところで、すでに新切手は断念していた。これからは戦前通常切手の収集に、じっくりと専念していくことになるかと思う。(下写真 左から福井理事長さんの記念パーティー挨拶、オープン切手展「地震とTUNAMI」の一部、式典会場での小生)


福井理事長記念パーティー挨拶 オープン切手展・地震とTUNAMI 記念式典会場にて

今回の全国会員大会に出席して感じたことは、大都市圏がうらやましい、支部のない地方の会員はやはり寂しい、という思いを強くしました。
 会員データを握っておられる協会の支援が必要ですが、なんとか地方でも支部、部会とまてはいかなくても、同好の士の交流の場が作れないものか、会場の皆さんとお話しながらそんな想いが強く頭をよぎりました。全国の老若男女が郵趣に関心を持ち、裾野が拡がり、このことが結果として協会の発展に寄与することになるのではないかと。 (本稿2007.10.1記)




切手収集に関するウェブサイトについて、独り言。

自称「いちしろうと」ごときが「切手収集ことはじめ」なぞという、おおそれたお題のサイトを開設して、早や二年が経とうとしている。
 おかげさまで、たくさんの方に見ていただき、ご質問をいただいたり、誤りをご指摘いただいたり、「まったく同感だよ」と励ましをいただいたりと、このようなつたないサイトにもかかわらず、リアクションがあるというのは、何よりうれしくて、楽しいこと。まずは皆さまに感謝と御礼を申しあげます。

 それにしても、手持ちの切手をできるだけ多く紹介したくとも、とにかく勉強不足がたたって、なかなか上げられないでいることが、しばしばあります。タイミング良く、わが「郵趣」が特集記事として取り上げていただき、懇切丁寧な解説のおかげで、はからずも確認させていただいたことも、多々ありました。

 とにかくコツコツとあらゆる分野で熱心に研究され、収集されている方々には、本当に頭が下がります。コレクションに近道なし、王道なし、あるのは執念と努力のみ(信州には「ズクを出す*」という便利な方言がある)、なんですね。

 *雪深い信州特有の、それもごく一部の地方でよく使われた言葉です。方言独特の微妙なニュアンスがあり、これを「意を決して行動を起こすこと」なんて標準語にしてしまうと当たり前すぎてあまり面白くありませんがね。(笑)

  そういう意味では、つけ刃、一夜づけの勉強の結果が、まさに本サイトなんだと、自嘲したくもなる。また、広く浅く書くことの難しさをあらためて痛感しています。
 そうそう、何がわたくしのコレクションに足りないのか、こんなことも分かるという大きな収穫はありましたが。

 とまれ現代の利器であるパソコンで、切手収集に関するサイトを、必要に迫られてたくさん拝見させていただいたのですが、これが極めて高度で専門的過ぎるものと、逆に普通の方がお書きになったと思われるようなものと二極分化していることに、まずは驚きました。

 中間というのも変ですが、体系的というか、全体像がある程度つかめるようなものが少ないのです。入門者は、昔ながらにその手の本を読め、ということしかないのでしょうか。そうした本も、最近は本屋へ行っても、なかなか見つからないのが、現状ですよね。今や、専門の月刊誌「郵趣」とか「スタンプマガジン」を読むしかないのでしょうか。
 切手コレクターを目指そうという方は、いつの時代にもいると思うのですが、そのときの指南書足りうるものがウェブサイトにない、というのは、これから大変な問題になってくるのではないでしょうか。

 まわりくどい言い方をしてきましたが、要は、もっと大勢のコレクターの方々に、サイトを立ち上げていただきたい、ご自身の豊富な経験と智恵をぜひともご披露していただきたい、それが今のわたくしの切なる願いなのです。
 そして、ぜひとも、日本郵趣協会の後押し、バックアップもいただきたい。  (本稿2007.6.26記)




◎ 今年(2007年)は、日本郵趣協会・財団化25周年の節目を迎えるという。

昨年(2006年7月)は、わが日本郵趣協会が創立60周年の記念すべき年となったのだが、今年は、財団法人化25周年を迎えるという。

 今年の元旦に頂戴した、協会の福井和雄理事長さんからの賀状に、財団化25周年を迎える協会として、協会活動を長期的に継続、発展させるために公益財団法人化の準備を進めていくことと、日本郵政公社が今秋民営化され*、切手収集の環境が激変する中で的確に対応していきたいと抱負を述べておられる。
 また、福井理事長さんは、「語る」「集める」「伝える」の三つの「る」行動を新たに提起されておられる。

 この賀状を拝見しながら、ふっとこんなことが頭によぎりました。 わたくしのレベルと力は、それこそ低くて微々たるものですが、切手を「集めていく」ことと、こうしたウェブサイトを利用して、切手収集の楽しさ、面白さを「伝えていく」ことくらいは、できるかもしれないと。
 そして、「郵趣の道」をできるだけ多くの人たちと一緒に歩いていきたいものよと。正会員のひとりとして、今年も記念事業に積極的に参加するとともに、わたくしの年頭の誓いにもしたいと思う。 

 今年10月から、日本郵政公社は、日本郵政株式会社(持株会社)と、郵便事業株式会社、郵便局株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の4つの事業会社に分割される。郵便切手や、はがきの発行は、郵便事業株式会社が担当し、窓口業務は郵便局株式会社が行うことになるようです。
  (本稿2007.1.6記)




◎ 下写真4枚 JAPEX'06 第41回全国切手展の模様です。

2006.11.3-5 池袋サンシャインシティー文化会館2階大ホールで、毎年恒例の(財)日本郵趣協会主催の全国切手展が開催されました。
 わたくしは、会場入口のすぐ左手に飾られた特別企画展示「小判切手130年」の珍品類にまず感嘆し、5日には、この道の大先輩である田畑祐司氏による懇切丁寧な説明を聴く幸運にも恵まれました。
 また、全国のわれらの仲間JPS会員による力作揃いの競争出品(131点)の中から選ばれた受賞作品にも、大いなる刺激を受けた今回の切手展でありました。

 道楽と言われれば、それまでですが、単に「集める」だけではなく、「研究する」熱意と努力には本当に頭が下がる。切手収集は真に底の深い、知的な遊びというほかに言いようがない。

 限られた予算の中で未使用切手に限って延々と収集してきたわたくしにとって、残された道は、ターゲットを絞り込んで、製造面から研究してみるか、といったことになるのでしょうが、紙質、印刷、目打のいずれをとっても、もっともっと勉強しなければならないことが、ありすぎる。
 さてさて、当分、歳をとっているヒマなぞありませんナ。(笑)

 下写真 左から、会場風景、公式ガイド・公式記録集、入場券・記念カバー
(PHILATELY TOPICS-1 2006.11.6記 Copyright (C) 2004-2012 TOKU All Rights Reserved.)


第41回全国切手展会場 JAPEX'06ブルテン1公式ガイドブック JAPEX'06ブルテン2第41回全国切手展全記録


JAPEX'06入場券 JAPEX'06池袋会場一日目小型印

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