今こそ、住んでいてよかったと思える船橋市に
1、不安が広がる市民生活
○苦情が殺到 庶民増税、国民健康保険料・介護保険料値上げ
昨年6月、市民税県民税の通知がおくられると市役所には1日800人、約7000人を超す市民から「市民税が前年の10倍にもなっているが間違いではないか」という問い合わせ、抗議の電話が鳴り続きました。
庶民増税による市の収入増51億6300万円
2005年
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配偶者特別控除廃止
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12億3500万円
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2006年
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老年者控除廃止
公的年金控除見直し
定率減税の半減など
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22億5800万円
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2007年
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定率減税の廃止
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16億7000万円
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増税と連動し国民健康保険料や介護保険料まで値上げになりました。
○医療・介護の連続改悪
特に高齢者の医療費負担が増えますます病院にかかりづらくなっています。介護保険の改悪によるサービス低下と負担増で介護問題も深刻です。
・ 介護ベッドの取り上げ 要支援・介護度1の介護ベッド利用者の96%、789人が介護保険からはずされる
・ 解消されない特別養護老人ホームの待機者 793人(06.10.1現在)。さらに入所者は1割の利用料負担の他に、食事代と居住費が負担増に。
○深刻な保育園不足!
共働きで子どもを産んでも預けるところが見つからない人が続出しています。保育園の入所待機児童数 560人 (07.2.1現在)。放課後ルームも新年度の受付では3年生以下だけで90人の待機児童がでています。
○格差と貧困の広がり
増える生活保護世帯と就学援助受給児童生徒数
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生活保護世帯
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就学援助受給児童生徒数
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世帯
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人数
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小学
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中学
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2001年度
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2576
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3902
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1369人(5,01%)
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693人(5.32%)
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2006年度
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4010
1.56倍
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6457
1.65倍
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2259人(7.42%)
1.65倍
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1178人(9.61%)
1.70倍
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(2006年度は2007年1月31日現在)
国民健康保険料の滞納世帯と保険証の取り上げ
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滞納世帯
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短期保険証
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資格証明書
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2001年度
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16054世帯
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6955世帯
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62世帯
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2005年度
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18318世帯
増2264世帯
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9489世帯
増2534世帯
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197世帯
増135世帯
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2、「財政難」口実にサービス切り捨て、
国いいなりで市民に冷たい市政
○「財政難」といいながら増える基金積立
増えつづける財源調整基金
※財源調整基金とは
決算で生じた剰余金を積立て将来の財政需要に備えるもの。住民にとって必要な事業を抑制して過度な蓄積を行いムダな公共事業につぎ込む財源にもなってきた。
2000年度
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23億600万円
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2001
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43億200万円 (+19億96百万円)
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2002
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54億100万円 (+10億99百万円)
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2003
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69億2100万円(+15億2千万円)
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2004
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100億120万円(+30億8千20万円)
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2005年度
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99億円 (▲1億120万円)
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○「財政難」と市民サービスの切り捨て、負担増の連続
2002年度
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ガン検診有料化、粗大ゴミ収集有料化、敬老祝い金削減
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2003年度
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68・69歳医療助成の削減、各種高齢者福祉のカット
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2004年度
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母子等家庭へ手当削減、介護保険利用料助成の削減、火災・交通災害共済の廃止
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2005年度
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老人福祉センター委託、光風みどり園の委託
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2006年度
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公民館使用料(社教団体等)と女性センターの有料化、葬祭業務の縮小、小児慢性特定疾患医療費負担増
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○ まるで国の出先機関
助役は総務省、福祉局長は厚生労働省、建設局長は国土交通省から派遣された官僚を配置し、国いいなりに庶民大増税や介護保険法改悪、障害者福祉の改悪など負担増と福祉の後退をすすめています。
福祉局長 介護ベッドの取り上げ問題で市独自の対策要求に「国の政策に反することはしません」と答弁
合併・政令市移行問題では新たな市民への負担増やサービス後退をまねくことになるので日本共産党は反対ですが、国や県が押しつけるまま近隣市との合併・政令市移行を進めようとしています。
おおもとの原因は国にある東葉高速鉄道の赤字は国や鉄道会社のいわれるままに市が肩代わりして税金投入。
国いいなりに赤字を肩代わりしている東葉高速鉄道
2006年度まで
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62億円
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2007年度〜2016年度
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100億円以上
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平和についても習志野基地からのイラク派兵や同基地へのPAC3(迎撃ミサイル新型パトリオット)配備問題にはだんまり。住基ネットや国民保護計画なども国のいわれるままにすすめています。
3、市民にのしかかる藤代市政の浪費
○2003年に強行した中核市への移行で、千葉県から移譲された事務経費約30億円が補填されないまま毎年市民負担になる。
○今も続く船橋駅南口「フェイスビル」建設事業の赤字補填で、毎年約10億円支出。ビル完成までに134億円も税金を投入した上、177億円の借金が残る。
○本町1丁目22階建て民間マンションの再開発には10億30万円の補助金。
○海老川上流地区区画整理事業、ねらわれる東葉高速鉄道沿線開発。
○高すぎる庁舎の地代(1億1160万円)市長の退職金(1期4年で約3000万円)
○特定工事の高い落札率(05.9リハビリ病院建築工事30億9750万円99.3%、06.9西部公民館立替6億5415万円99.6%)など
4、船橋市議会の自民保守、公明、民主
市長の悪政と二人三脚
庶民増税や福祉切り捨て負担増など市長提案の議案に何でも賛成し、市民を苦しめる悪政を二人三脚ですすめてきたのが自民保守、公明、民主の議員です。
合併・政令市移行や大型開発などの推進役にもなり、市民の切実な要望を冷たく切り捨ててきました。
○市民いじめには○、市民要望には×自・保、公明、民主
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共産
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市ネ
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民主
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公明
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自保
|
無
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結果
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庶民増税の市税条例
老年者控除廃止・年金控除削減
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×
|
×
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○
|
○
|
○
|
○
|
◎
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公民館有料化・利用区分変更条例
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×
|
×
|
○
|
○
|
○
|
×
|
◎
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母子家庭児童養育手当支給条例母子家庭手当カット
|
×
|
×
|
○
|
○
|
○
|
―
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◎
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障害者負担金助成条例(共産党提案)自立支援法の負担増救済
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○
|
○
|
×
|
×
|
×
|
○
|
×
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介護ベッド利用助成条例(共産党提案)
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○
|
○
|
×
|
×
|
×
|
×
|
×
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県立高校定員確保の陳情(旭・西高統廃合関連)
|
○
|
○
|
○
1退
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×
|
×
|
○
|
×
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公民館使用料社教団体減免陳情
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○
|
○
|
×
|
×
|
×
|
―
|
×
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教育基本法改正反対
|
○
|
○
|
○
|
×
|
×
|
―
|
×
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日本共産党8、市民社会ネット3、民主党3、公明党9、自民保守26(自由民主党8・新風8・緑政会6・市清会4)、無所属1(2007、2現在)
○議員一人月8万円、年間96万円が支給されている政務調査費では、目的不明の台湾・韓国、石垣島への視察、カーナビ、DVD購入、品名のない膨大な事務用品費や書籍代など説明のつかない支出が少なくありません。
○議会での質問が年1回未満という議員が9人もいます。
議案質問と一般質問の質問回数ワースト10
議員名(会派)
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回数
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議員名(会派)
|
回数
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W議員(自由民主党)
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0
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O議員(市清会)
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2
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H議員(緑政会)
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0 |
K議員(新風)
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3
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S議員(緑政会)
|
0
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S議員(公明党)
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6
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S議員(自由民主党)
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1
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A議員(自由民主党)
|
6
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T議員(市清会)
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1
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T議員(市清会)
|
6
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S議員(緑政会)
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2
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T議員(民主党)
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6
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A議員(緑政会)
|
2
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5、悪政をただし、市民の願い
実現に奮闘する日本共産党の8議席
○庶民増税悪政の二人三脚となっている市議会の中で、藤代市政の進める市民サービス切り捨て、負担増の道理のなさを明らかにし、浪費、不正を厳しくチェックしただしてきたのが日本共産党議員団です。政務調査費の領収書添付、入札制度の改善と談合防止、庁舎地代の引き下げなど。
○毎年市長提案の予算に修正案を提案したり、暮らしや福祉、住環境を守る条例提案など市民の願いがどうしたら実現できるか具体的に提案してきました。介護保険料の値上げ幅の圧縮、国保料の据え置きなど
○市民の願いを実現するため、市民と力を合わせ、小学校入学前までの子どもの医療費助成、68・69歳医療費助成、中学校給食実施、学童保育の公設公営化、駅のバリアフリー化、身近な道路整備など
○毎週の駅頭宣伝やニュースの発行など議会報告を活発に行ってきました。「あの街この町」「ミニにゅうす」は市政がよく分かると評判です。
○「困ったことがあれば共産党に」と身近な相談相手として頼りにされてきました。
6、今こそ住んでいてよかったと思える船橋市に
庶民増税による収入増3か年で51億6300万円は
市民の暮らしを支えるために使わせましょう。
○暮らし福祉
高すぎる国保料、介護保険料を引き下げ、介護や障害福祉の負担増の軽減
○子ども
子どもの医療費助成を中学卒業までに拡大、保育園・放課後ルームを増設し待機児をなくす
○教育
30人以下学級実現、全国一斉テスト不参加で競争教育を改めいじめを根絶、就学援助制度拡大、障害児への介助員配置、老朽校舎改善と耐震化、公民館利用料の無料化と時間区分見直し
○安心・安全・住みよい街づくり
生活道路整備と歩行者の安全対策、駅のバリアフリー化、市営住宅の増設、マンション居住者支援、耐震化
○ゴミ・環境、地域経済
家庭ゴミ収集有料化や収集の週2回化に反対、三番瀬のラムサール登録と保全、アスベスト対策、地元商店街の振興、地場産農水産物の学校給食利用や地産地消の推進、住宅リフォーム助成実施
○合併・政令市移行
国が押しつける合併・政令市移行は住民サービス低下と負担増をまねくので反対。移行の是非の結論は住民投票で決める
○平和
PAC3(迎撃ミサイル新型パトリオット)配備と習志野基地強化に反対
2007年3月31日岩井友子
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