第1回目は、画面上(ダイアログ)に文字を表示させる方法を
紹介します。
まず以下のように、Labal1,Label2,Command1ボタンを配置(配置の
仕方は、ツールバーのコントロールを選択してからドラッグアンド
ドロップ操作で配置できます。)して下さい。
そこで、Command1ボタンをダブルクリックしてコードの画面を表示
させます。下のような部分があるはずです。
Private Sub Command1_Click()
End Sub
|
ここに、命令文を書きこみます。次のように記述してみて下さい。
Private Sub Command1_Click()
Label1.Caption = "Hello World"
End Sub
|
そして実行開始ボタンを押して下さい。Command1ボタンをクリックす
ると、Label1の部分がHello Worldとなったと思います。
次に、実行を終了してLabel2のプロパティ
ウインドウを表示させてみて下さい。
ここにCaptionという項目がありますね。
その右側には、Label2と、書かれています。これをHello Worldにして
みて下さい。どうでしょう、画面上の文字もHello Worldになったでし
ょうか。
では最後に、ちょっと応用でメッセージボックスで表示させてみましょう。
先程のCommand1ボタンの
Private Sub Command1_Click()
Label1.Caption = "Hello World"
End Sub
|
この部分を次のようにしてみて下さい。
Private Sub Command1_Click()
Dim msg As String
msg = "Hello World"
MsgBox msg, vbInformation + vbOKOnly
End Sub
|
これで実行して、ボタンをクリックするとメッセージボックスが表示され
ましたね。
日頃使用しているソフトもよく見れば、こういった処理の集まりでできてい
ます。Visual Basicでは、そのような処理をこうも簡単に実現できるので
人気の高い開発ツールとなっています。
プロパティ
プロパティとは、そのコントロールにある要素のことです。例えば、テレ
ビの場合、テレビの高さや幅というのもテレビを構成している要素の1つ
です。VBで使うLabal,Commandコントロールなどもこのテレビのように要素を持
っているわけです。Labalの高さを表す要素はheightであり、幅はwidthです。
Labal.heightとすることでLabalの高さを得られます。
このような要素のことをVB言語では、プロパティというわけです。
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