【Standard Control】


▼HScrollBar▼
 スクロールバーは色々なところで見かけると思いますが、ここで扱っている ものは、ごく簡単なインターフェース的なものです。  今回は、サンプルプログラムとしてコンピューター上で使われている色を、 このスクロールバーを使って表現してみます。


 まず、以下のように横方向のスクロールバー(HScrollBar)3つとTextBox コントロール,Labelコントロール3つを配置して下さい。 Labelコントロールの.Captionプロパティをそれぞれ、R値、G値、B値に変更します。

Form_Load(),HScroll1_Change(),HScroll2_Change(),HScroll3_Change()
プロシージャに以下のように記入して下さい。


Private Sub Form_Load()
    'スクロールバーの変更可能な最大値をプロパティに設定する
    HScroll1.Max = 255
    HScroll2.Max = 255
    HScroll3.Max = 255
End Sub

  

Private Sub HScroll1_Change()
    Text1.BackColor = RGB(HScroll1.Value, HScroll2.Value, HScroll3.Value)
End Sub

Private Sub HScroll2_Change()
    Text1.BackColor = RGB(HScroll1.Value, HScroll2.Value, HScroll3.Value)
End Sub

Private Sub HScroll3_Change()
    Text1.BackColor = RGB(HScroll1.Value, HScroll2.Value, HScroll3.Value)
End Sub

実行して、スクロールバーを操作してみて下さい。TextBoxの バックカラーが変化していくのがわかりましたか?
このプログラムでは、ユーザーがスクロールバーを操作することで、ス クロールバーの値を取得し、RGB関数にその値を参照させることに よって色を得て、それをTextBoxのバックカラーに指定してい ます。
スクロールバーの用途は、実に様々で、このように前回のTextBoxと同様に ユーザーインターフェースの役割もします。
数字だけを指定できるようにしたいときなど、とても使いやすく便利な コントロールです。


関数

数学の三角関数や指数関数のような難しいものではなく、プロシージャ のような、ある一連の動作や命令のことをいいます。
もっと大まかに表現すると、VBでは、関数=プロシージャになるでしょう。
関数には、自分で作るものと標準的にVBに備えられているものがあります。
RGB関数などは、後者の方で、この関数を呼び出すと、 RGBを示す色が返されます。(戻り値
<関数の一般使用例>
・戻り値を必要とする場合
 戻り値 = 関数名(引数1,引数2)
・戻り値を必要としない場合、
 関数名 引数1,引数2 または、
 Call 関数名(引数1,引数2)

戻り値

関数の実行後に、返ってくる値のことをいいます。
戻り値のない関数もあります。

引数

関数を呼び出す際に、セットする値のことです。
そのセットされる値によって、関数の中で処理が行われます。


関数の概念や考え方というのは、ちょっと難しいかもしれませんが、
特に、理解しなくても使っているうちにわかってくるので、あまり
関数のことで深く考えない方がいいでしょう。


Standard Controlインデックス トップページ


Copyright(C)1999 Tomoya. All rights reserved.