《ビリ弾放出装置のCG図(その3)》


ビリ弾を移載した後、ローラーを加速回転させてビリ弾を放出する。加速初期には
ラケットが回転運動をする為、あまり加速しすぎるとビリ弾が外へ飛び出してしまう。
また、その後の直線運動時にあまり加速が大きくないと、ビリ弾はラケットに押しつ 
けられずに落下してしまうので、加速制御を細かくしなければならない。         .

 <-- 直線加速時のラケット位置。

ある程度加速されてからラケットを減速すれば、ビリ弾はラケットから放出され、
飛び放つことになる。                                      .

  <-- 減速開始時のラケット位置。

減速時には回生ユニットによって減速エネルギーをバッテリーに戻し、エネルギー
効率を上げる。                                         .

 <-- 減速終了時のラケット位置。

 

ここで問題がひとつある。果たしてコグベルトだけで加速しきれるかどうかが問題。
ラケットのアーム部が折れるかもしれないし、コグベルトにジャダーが生じるかもしれ
ない。ラケット上部にも加速への力を加えられるようにバーを設けて、2本の外周を 
回るように配置したチェーンと接続して、コグベルト側の内周部とチェーン側の外周 
部の両方から力を加えられるようにする方がいいかもしれない。そうなると、直径が 
2.0mものチェーンホイールを作らないといけないなぁ。ちょっと大変かも・・・          .

<チェーンとの同時駆動システム図は現在考案中> 


ラケット、ローラー及びコグベルトの質量を軽くすれば、全体の駆動エネルギーは
ほとんどビリ弾の放出分として利用され、効率が良いと思う。 また、前述の回生
エネルギーをバッテリーへ充電するので効率は更に上がる。            .
                                        

この駆動装置を強固なフレームで固定(角度を可変にできればいいが)し、移載装置
と共にトラック等の荷台に搭載して移動する。ビリ弾は別のトラックで搬送することで
長時間稼働は可能になる。発電器とバッテリーをたくさん積むことになるので重量は
結構なものになりそうだなぁ。                                                                        .

ちなみに投射方向はトラックの後方ということになる。1回投射するごとにトラックを
30cm程度バック移動させる。10回投射すれば、約3m程度後方に移動したことに
なるので、トラックを斜め前に移動させる(横へ80cm、前へ3mの位置)。 その後、
同様の投射を繰り返し、2次元的に地雷埋設領域を攻略していく。           .

 


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