竹やぶ (October 1999)
竹やぶ、といっても、これはただの「やぶ」ではなく、人が育てているやぶである。サイクリングしてたところ、あまりにも見事だったので写真におさめた。ちょっと失敗して、垣根の一部が写真の下に写りこんでしまった。ファインダーをのぞいて確認したはずだったが、どうやらファインダーの視角と実際に写る角度が異なっていたようだ。
僕は竹を見ると二つの情景を思い浮かべる。一つは夏の日に風に吹かれて音を立てる竹。もう一つは冬に雪が降って静まり返った竹。動と静、どちらも心が落ち着く。
また、竹の匂いも大好きだ。青い甘い匂い、竹やぶをぶらつくとその匂いが体にしみついて、とてもすがすがしい。
竹は大陸にもあるが、僕にとっては和風のイメージが強い。そのまっすぐな姿、葉がたてる音、甘い匂い。その全てが、僕が生まれるはるか昔の時代からの日本の息吹を感じさせる。
Ryoji Fukabori (2000/02/06)
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