奈良県曽爾高原 (June 1999)
昨年あたりから暇を見て山に行くようになった。親父がカメラと山が好きなので、その影響かもしれない。ときどき人を誘うが、山と聞いて喜んで行く人は少なく、だいたいは気の知れた友人とよく行く。この写真は奈良の曽爾高原から二本ボソに登ったときの写真である。二本ボソは1000m弱で、曽爾高原側から登れば途中までアスファルトの道があり、登山道もかなり整備されている。近畿圏にいる人なら日帰りで登れる山だ。しかし、侮るなかれ、二本ボソの隣にある倶留尊山からのルートは初心者には険しい道だ。
山は人をよせつけない。もしかしたら万物を公平に扱っているため、人をよせつけないのかもしれない。文明社会に保護され、生かされている我々にとって自然に戻る道は険しい。
Ryoji Fukabori (1999/08/15)
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