The Room of Human

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Boy, Japan (May 1999)

 日曜日に近くの公園で撮らせてもらった。本当は目の前にあやめ(かきつばた?)があり、撮ろうと思いピントを合わせていたところ、突然男の子が横に正座したのだ。どうやら僕が花にカメラを向けているのに興味を持ったらしい。僕はその男の子のほうが面白くなった。

 後ろから男の子のお母さんが声をかける「お兄ちゃんが写真を撮っているから邪魔しないの」。「写真とってもいいですか?」と、お母さんに一言入れてぱちりと撮らせてもらった。男の子はどうしていいのやら、視線をお母さんに向けた。

 ここ最近、休日になると子供を連れているお母さんをよく見かける。どこにいっても、お父さんに連れられている子供は少ない。お母さんは毎日が大変なのに、お父さんはいずこ? 僕は男三兄弟のこともあってか、親父に連れられて遊びに行くことが多かった。

 確かに仕事は大変で、忙しいかもしれない。休日はゆっくりしたいかもしれない。でも、家族ほど大事なものはない。せめて午後からでもいいから子供を連れて遊びにいってはどうであろうか?



Ryoji Fukabori (1999/08/22)

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